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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

過去TOP記事 2011年10月 ジョブズ氏 、逝去

2011-10-20 04:49:14 | ABOUT this blog

( 2011/10/06~10/20 まで、TOP記事 “ ジョブズ氏 、逝去 ” としてUP。 )
 
本日 10月6日、昼のニュースにて、ジョブズ氏逝去の訃報を聞いたのが、初めて。
―― 衝撃でした。

10月5日( 米、現地時間 )、スティーヴ・ジョブズ氏、逝去。

ほんとうに ジョブズ氏が亡くなられた。
とても、衝撃を受けました。

けして、アップル・ユーザーだと いうわけではない。
ただ、ジョブズ氏のモノの考え方には、共感するところもあり、それなりに リスペクトは していました。
その程度の、私にして、この衝撃。

コアな アップル・ユーザーの方々ならば、その衝撃、心痛、いかばかりか…。

いくら、8月の退任メッセージが、事実上のラスト・レターだと覚悟していても。
いったい、誰が、ジョブズ氏の 死が、こんなに早く来ることを覚悟していたでしょう。
以前に 帰って来たように、「 必ず、帰って来る 」 と、多くの人々が願っていたと思うのです。

ツイッタでも、

 “ ジョブズさん、三日後に復活して
  「 急な死亡もバックアップを取っておけば安心。そう、iCloudならね。」
   ってPRするんですよね? ”


―― そう、イエスの復活とかけた、ジョブズ氏の帰還を希う つぶやきも見られます。
亡くなるには、早すぎる お人でした。

アップルHPも、ジョブズ氏への追悼文を掲載。
世界各地のアップル・ストアでも、死を悼む人々から、献花や ラスト・メッセージが 寄せられているとのこと。
ほんとうに、悲しむべきことです。


オバマ米大統領も、ホワイトハウス公式ブログにて、ジョブズ氏を追悼して、

“ スティーヴは、アメリカの革新的な人々の中で、最たる人間だった。
  他者とは違う考えを持つことを 恐れず、世界を変えられると信じ、そして それを成し遂げるに十分の才能があった。 ”

  Steve was among the greatest of American innovators - brave enough to think differently, bold enough to believe he could change the world, and talented enough to do it.”

―― との声明を発表。 原語の全文は、 October 05, 2011 at 09:15 PM


職場の上司などは、訃報が 話題になった時に、「 アップルも終わりやね 」 などと、不謹慎 極まりない失言をしていました。
およそ、良識を疑う。 憎しみで、人が殺せるなら、ジョブズ氏の代わりにしてやりたいものです。

氏が亡くなっても、彼の理念は、信念は、きっと アップルの中に遺され、継いでいかれるものだと 信じます。

クックCEOも、社内メールで、

“ 私たちの スティーヴの死への悲しみ、そして、彼とともに働けたことへの 感謝の気持ちを、言葉で言い尽すことは出来ない。
  スティーヴが 深く愛した仕事を、我たちが やりつづけることで、彼の死を悼もう。”

  No words can adequately express our sadness at Steve’s death or our gratitude for the opportunity to work with him.
  We will honor his memory by dedicating ourselves to continuing the work he loved so much.

 原語の全文は、October 5, 2011


私も、氏の死を 悼むことに、最適の言葉を選ぶことは出来ません。
せめても、アップルへの尊敬と恋慕にも似た 感情を込めて、北原白秋の短歌を。

 “ 君かへす 朝の敷石 さくさくと 雪よ林檎の 香のごとくふれ ”

本来は、恋歌ですけれど、―― 私たちを置いて 独り 道を 先に行ってしまう ジョブズ氏。
私たちは、彼といっしょには行けないけれど、せめても 白い雪だけでも 彼に寄り添って。
そして、その雪は、林檎の香りのように、清冽であってほしい。
朝ごとに、世界は新しくなるとはいえ、どうか 林檎の香りよ、彼のことを、いましばらく 偲ばさせて ほしいのです。

哀悼の意を、心より、表します。

    ***

“ 先に逝きし者たちの平安が、残された者たちの悲しみを 癒すことはない。 ”
                  J.W.エリソン         2011/10/06-10/20 TOP  
 
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