直島へ行ってきました。いつもなら高松を経由してフェリーを乗り継がないといけないのですが、
瀬戸芸期間中は小豆島から直行便が出ているので、今回はそれを利用しました。
午前9時30分に土庄東港発の高速艇に乗って焼く30分で、直島の本村港へ到着。片道1400円しますが、
高松を経由してフェリーで行くと同じくらいの値段で4倍の時間がかかるのでお得です。
本村港近くのバス停から、町営バスでつつじ荘バス亭まで移動。まずはベネッセハウスエリアに展示されている
アート作品を鑑賞しました。ちなみに、このベネッセハウスエリアに展示されている作品は瀬戸芸参加作品ではなく、
直島に常設されているアート作品です。
まずは、直島と言えばこれ、草間彌生の「南瓜」。
波止場の先端に、でんと居座って海を見つめている南瓜。1994年の作品です。発表されてからもう20年近くになるんですね。
カレル・アペルの「かえると猫」。猫はともかく、かえるはタイトル見るまでわからなかった…。
ニキ・ド・サンファールの「猫」。観葉植物を飾るにはもってこいの植木鉢です(違う)。
同じくニキ・ド・サンファールの「らくだ」。顔を見たとき、蛇と間違えました。蛇には足がないっちゅーの。
これもサンファールの「象」。サイケです。
同じくサンファールで「会話」。椅子だと思って座っている人が何人もいました。一応触ってはいけないことに
なっているのですが、これは座ったほうが作者の意図を理解できる作品だと思います。
サンファールはこれが最後、「腰掛」。何を読んでるんでしょうね。
この他に、写真は撮れなかったけどダン・グラハムの「平面によって2分割された円筒」という、一風変わった
作品もありました。これは一見、内部が半透明の板で仕切られている円筒があるだけに見えるのですが、中にあっと驚く
仕掛けが施されています。詳しいことは癒えませんが、一度は体験してみる価値があります。
上記の作品は、ベネッセハウスのホテルの前に広がる砂浜の上に展示されています。ホテルの宿泊客は、夜や早朝にも
これらをゆったり見ることができるんですね。ワイングラス片手にバスローブ姿で…ってどんな妄想や。
砂浜を離れて、ベネッセハウスミュージアムへ行く途中にある小高い丘へ。
ジョージ・リッキーの「3枚の正方形」。正方形の板が3枚、不安定な状態で立っています。しかし実はこの板、
手で押すと動くし風にもなびきます。風に揺れる銀色の板がSFチックで、眼下に広がる瀬戸内海の風景と組み合わせると
過去と未来が混在しているようで、不思議な感じでした。
片瀬和夫の「茶のめ」。青い巨大な茶碗が、海に向かって置いてあります。誰が飲むの?
正面から撮ってみる。茶碗がでかい。海に「のめ」と迫ってるんでしょうか。
丘を下りると、砂浜に大竹伸朗の作品がありました。
「シップヤード・ワークス 船尾と穴」。船の底に穴をあけて立ててあります。穴があきすぎです。
反対側から。こちらから見たほうが船っぽい?
「シップヤード・ワークス 切断された船首」。砂に埋まってます。
またも反対側から見る。なぜか宇宙戦艦ヤマトを思い出しました。
切断された船首の向こう側から見た図。奥に見えるキスチョコみたいな島はどこだろう。
この他にも、この周りには作品が置いてあったのですが、時間がなくて見に行けませんでした。
そのかわりに、ベネッセハウスミュージアムで「国吉康雄展」を鑑賞。一人の同じ画家の絵が、時代を経るごとに
変わっていくのが面白かったです。ベネッセハウスは建物自体が芸術作品なので、中を歩き回ってるだけでも
楽しめるのもいいです。
ベネッセハウスのホテル入り口近くにある、アンソニー・カロの「Final Call」。
何がどうFainalでCallなのかわかりません。タイトルを気にせずに見たら面白い彫刻だなあと感心して
終われるんですが。
この後、海に面したテラスハウスで食事をして、家プロジェクトが集まる本村地区に移動しました。
長くなったので続きは後編に…
おまけ:岩場にいた鳥。あまりに長いこと岩場にいるので、本物の鳥じゃないんじゃないかという説が出ました。
実際はどうなんだろう?