Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

瀬戸内国際芸術祭2016 メギってオギって その1

2016-11-06 21:06:21 | 瀬戸芸


2016年の瀬戸芸が終わろうとしているこの週末、最後に女木島と男木島に行ってきました。

5日の土曜日、高松港から午前10時発の女木島行きフェリーに乗ろうと思い、ちょっと早めに行った方が良かろうと9時に港へ着いたところ、その時点でもう切符売り場に長蛇の列、2桁後半くらいの人が並んでいました。私も慌てて並びましたが、その後に倍以上の人が並んでいて、他の島に行く船に乗る人も合わせて、もう港はすごいことになっていました。こんなに人が乗ったら、船が沈むんじゃないのー?って。

で、私を乗せた船は当然ながら沈むことなく女木島に着きました。女木島に着いた時、次の男木島に行く船の時間まで2時間強あったのですが、この分だと男木島に行く船も超満員間違いないので、早めに港に戻らなくてはいけません。毎度のことですが、またしても時間との戦いです。ひー。

最初に行ったのは、カオスラウンジの「鬼の家」の第3会場です。第3会場とあるように、ここの他に第1と第2の階上があるのですが、港から近い順に廻って行こうということで、第3会場から行きました。ちなみに第1会場はバスに乗らないといけない遠い場所というか山のてっぺんにあったので、時間がなくて残念ながらパスしました。今回の瀬戸芸はこういうケースが多いなあ。

「鬼の家」第3会場の庭。



船が置いてあったり、庭の地下に石室みたいなのがあってそこを覗くことができたり、屋外だけでもワンダーです。もちろん、同じ敷地内にある古い民家にも、絵画の作品がありました。敷地の入口に石でできた低い門みたいなのがあって、そこをくぐらないと中に入れないようになっているのですが、例によってうっかりさんの私はくぐるときに頭頂部を門にぶつけてしまいました。「女木島についてすぐにこれかよー」とトホホな気分になりましたが、気にせず先に進みましょう。時間ないから。

次に行ったのは、行武治美さんの「均衡」。前回から引き続き展示されています。



薄暗い納屋の中に入ったら、正面にこれが。



その横。暗いのでボヤボヤです。

2階に上って、下から見下ろすこともできます。



吸い込まれそう…というか落っこちそう。危ない危ない。

次に行ったのはさっきの「鬼の家」の第2会場です。スタッフの方が作品について詳しく説明してくれました。女木島は作品紹介のレジュメを貸してくれたり、いろいろ親切です。



古い民家の中にある、「忠魂碑」。近づいてみると…



はい、紙を積み上げてできたものに、文字を彫ったものでした。この紙は持ち帰りOKです。



布で出来た鳥居。男木島にある、豊玉姫神社の鳥居を意味しているのだとか。鳥居がまたがっているのは、男木島…いや、爬虫類?



こちらは、フェルトで出来た女木島。角が生えてます。



庭から撮った写真。縁側に「民宿 竜宮」がありました。経営してるのは乙姫様?浦ちゃんはこの民宿でもボラれてるんでしょうかね。

「鬼の家」第2会場は、第3会場よりわかりやすくて面白かったです。第1会場はどんな感じなんだろう。

第2会場を出ると、時計は午前11時を指していました。うん、そろそろ何かつまむ時間です。

レアンドロ・エルリッヒさんの「不在の存在」と同じ場所にある、「レストラン・イアラ 女木島」でランチにしました。このレストランは今回の瀬戸芸の目玉の一つで、地元テレビ局のPR番組でも紹介されていました。



瀬戸前寿司と女木島キュイジーヌ。炙ったさわらのお寿司とオリーブ牛の押し寿司、穴子の白焼き、秋野菜のグラタン、イノシシとキノコの…なんだったっけ。あとお魚のポタージュも。お値段は1500円なり。

見た目でわかる通り、さっぱりあっさりしたお味でした。物足りないと感じる人もいるかもしれません。特に美味しいと思ったのは、秋野菜にかかっている鯛のホワイトソース。野菜を食べた後も、皿に残ったソースを箸で必死にこそげ取って食べました。他に人がいなかったら指で掬い取ってたのに。

「不在の存在」はこれまでの瀬戸芸で見ているので新鮮味はなかったのですが、たまたま私と同じ時に見に来た若いカップルが初めてだったらしく、いたく感動していたのが眩しかったです。ええ、作品に感動している姿が初々しくて。けして、カップルのリア充ぶりにあてられたわけじゃなくて!(涙目)

お腹がふくれたら、女木島後半戦に突入です。1人でも楽しむぞ!えいえいおー!


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