Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

瀬戸内国際芸術祭2016 本島&高見島編 その1

2016-11-01 20:09:16 | 瀬戸芸


先週の土曜日、瀬戸内国際芸術祭の秋会期でにぎわう本島と高見島に行ってきました。会期は残りあとわずか、いわゆる駆け込みです。

朝6時半のフェリーで小豆島を出て、電車に揺られて丸亀へ。そこからフェリーで本島へ渡り、作品を鑑賞した後瀬戸芸会期中のみ運行している高速艇で高見島へ、高見島からは高速艇で多度津に渡り、多度津から電車で高松へ帰る、というコース。船の時間と電車の時間、鑑賞コースなど事前に下調べをしたものの、いざ行ってみるとなかなか予定通りにはいかなくて大変でした。まあ、いつものことだけど。



本島に行くフェリーの中にあった、村尾かずこさんの「漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト」のひとつ。フェリーを降りる前に急いで撮ったのでブレブレです。

本島に着いたら、港にレンタサイクルがあるはずなのですが、私たちが行った時にはもう全部出払っていました。ひええ。私たちと同じフェリーに、ツアーの団体さんがいたので、そのせいかもしれません。まあ、時間の都合上、自転車に乗って遠くにある作品を見に行く予定ではなかったのですが(負け惜しみ)。

港から西に向かって海辺を歩いていたら、見つかりました。五十嵐靖晃さんの「そらあみ」です。



沙弥島でも見ましたが、これは沙弥島に展示してあったものに更に本島でのワークショップで作ったものをつなげたものだそうです。
満ち潮だったのか、網の下の方が海に浸かっていて、水面にそらあみの色が映っています。

この後、点在する「漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト」の作品を見て回り、「シーボルトガーデン」と沙弥島でも見た「12島の物語回遊式アニメーション」を見てから、たどり着いたのは




真壁陸二さんの「咸臨の家」です。この外壁だけ見ると「男木島でも見たやつやーん」で終わってしまうのですが、この建物の中には



床に水が張ってあって、壁面に描かれた絵が映っています。窓から差し込む陽光が、明るくなったり暗くなったりするたびに、目の前の景色が変わっていきました。静かで、華やかで、また厳かでもありました。こんな素晴らしい作品が、秋会期のみの展示というのはもったいない気もしますが、長期間もたせるのは難しそうなので、仕方ありません。

西側の作品を見たので、次は東側。港まで戻る途中で、見落としていた石井章さんの「Vertrek『出航』」を発見。



前回の瀬戸芸からずっと展示してあるんでしょうか。まさかねー。錆びるよねー。

東側の作品を見る前、小腹がすいたので漁協のお店でタコ入りコロッケを買って食べました。揚げたてなので超美味しい。他にもたこ飯とか鯛カツ丼とかありました。食べたかったけど次の高見島でランチをしたかったのでガマンしました…いや、やっぱ食べればよかったかなー。

しかし、東側の作品は港から結構遠くて、バスに乗ろうにもタイミングが合わず、結局前回の瀬戸芸でもあった齋藤正×塩飽大工衆の「善根湯×版築プロジェクト」しか見られませんでした。しかも港に向かう帰り道は、小雨がぱらつく始末。本島に着いてすぐの頃は、日差しが強くて暑いくらいだったのに、本島を出るころには寒さに震えていました。なんなのでしょう。私が一体何をしたというのでしょうか(真顔)。

納得がいかないまま、高速艇に乗って高見島へ向かいました。小さな船はたくさんの乗客を乗せて、どんぶらこっこと高見島へ。そこで私たちを待っていたものとは…?


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