Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

瀬戸内国際芸術祭2016 メギってオギって その2

2016-11-07 17:58:09 | 瀬戸芸


レストラン・イアラを出たら、次は依田洋一朗さんの「ISLAND THEATRE MEGI 『女木島 名画座』」へ行きました。

遠くから見ると工場か倉庫のような建物ですが、近づいてみると



手作り感満載なところが、離島の娯楽施設っぽくて親しみが持てました。



売店もあります。



壁には映画スターがずらり。でも私にはチャップリンとジャック・ニコルソン以外はわからない…。



階段を上って中に入ると、ポスター風の絵があちこちにありました。何の映画かわからない、というかそもそもポスターの元になる映画があるのかな?



スクリーンと客席。ヨーロッパの歌劇場みたいです。2つくらいしか行ったことないけど。



この椅子には座ることができます。この椅子だけ見たら、うちの島の公民館の椅子よりも立派だわー。

ノスタルジックな異空間を抜け出し、お次は旧女木小学校にある、大竹伸朗さんの「女根/めこん」へ。前回の瀬戸芸にもありましたが、前よりも規模を縮小して、その分濃くなっていました。

何が濃いのかというと、



正面玄関から入ってすぐのところにある、美尻。前回もこの美尻はありましたが、健在で喜ばしい限りです。



中庭のこれもまだありました。3年間維持するのは大変だったんじゃないでしょうか。



植物と廃棄物で構成された、カオスな建物。中には入れません。

この作品には多肉植物とか様々な植物で出来ているので、植物好きな人は楽しめそうです。ところで多肉植物ってなんかエロチックですね。

植物と言えば、女木島には盆栽をテーマにした作品もありました。平尾成志×瀬トうち工芸ズ/香川県盆栽生産振興協議会による、「feel feel BONSAI」です。海辺の落ち着いたたたずまいの日本家屋の中に、



こんなのがあったり、庭を見ると



こんな感じで盆栽が展示されていました。入口で借りたパンフを見たら、中には樹齢100年のものもありました。買うといくらするんだろう…(下世話)。

じわじわと男木島行きの船の時刻が迫ってくるので、港に戻らなくてはいけません。その前に、愛知県立芸術大学 瀬戸内アートプロジェクトチームの「MEGI HOUSE」へ。ここは前回も行きましたが、内容は新しくなっていました。個人的には前の方が良かったかな。



庭にあった謎の煙突。白い人形が仰向けに寝転がって頭を突っ込んでいたので、私も真似して反対側から頭を突っ込みました。そこから見えたのは…普通に青空でした。いや、別に期待してたわけじゃないけど。

港に戻ってきました。禿鷹墳上さんの「20世紀の回想」です。1回目からずっとある作品ですが、瀬戸芸の会期が終わったら片づけるんでしょうか。錆びちゃいそうだし。このピアノは鍵盤を叩かなくても音が出ます。



女木島名物、カモメの駐車場。瀬戸芸が回を重ねるごとに、その数が増えているような。たまに本物が混じってるかも。



12時20分の男木島行きのフェリーは、予定より少し遅れて到着しました。私が港に着いたのは12時くらいでしたが、なんとかフェリーの客室内にスペースを確保して、体を休めることができてラッキーでした。船の中より、デッキに出て景色を眺めるとかしたほうが旅情があっていいのかもしれないけど、ここでこれ以上体力を失うわけにはいかないしな…。

さあ、次は男木島!坂道が俺を待ってるぜ!!



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