Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

瀬戸内国際芸術祭2016 沙弥島&坂出アート編 その2

2016-03-26 23:25:37 | 瀬戸芸


海水浴場から歩いて7分、旧沙弥小中学校に着きました。



神戸芸術工科大学の学生さんの作品、「赤い鯉のぼり」です。いいタイミングで風が吹いてくれたので、うまいこと写真が撮れました。



中山玲佳さんの「Las islas ~しま・しま~」。大作!
メッシュシートの上に、アクリル絵の具で描かれています。なので、建物の中から見ると、絵の向こう側に海や瀬戸大橋が透けて見えます。



さくま はなさんの「完熟の唄 海原に浮かぶ瀬戸の太陽」です。地元の名産、金時みかんの果汁を使って、あぶり出しの要領で描かれています。あぶり出し、小学生の頃によくやったけど、絵を描いてるときはちゃんと描けてるかわからなくて、いざあぶり出したら失敗した福笑いみたいな絵になってたことがよくありました。もっとも、あぶり出しじゃなくても私の絵心なんて…(遠い目)。



瀬戸芸をPRするローカルニュースでよく見かけた、かわいひろゆきさんの「ハレの日、金時への道」です。
教室いっぱいにしきつめた塩の上に、地元の親子と育てた金時人参で作ったピクルスを詰めた瓶を展示しています。塩は金時人参の畑をイメージしているそう。塩の白と金時人参の赤のコントラストがかわいいくて素敵です。こういうアート作品で、実物より宣材写真のほうが見た目が良いことはままありますが、この作品は逆でした。実際に見たら、ニュースや写真で見は伝わらない良さがありました。くー!!



子供たち。



作品を見るときは、専用の長靴(というかお風呂掃除のときに履くビニール製の長靴)を履きます。でも靴を履いていても、隙間から塩が入ってくるので要注意。



人参畑の次は、戸矢崎満雄さんの「空飛ぶ赤いボタン」。タイトル通りそのまんま、天井から赤いボタンがハート形に浮かんでいます。



床の上には白いボタンが。よくこれだけ集めたなぁと思ったら、地元坂出だけでなく、全国からボタンを届けてもらったんだそうです。




赤いボタンのアップ。大きさも形もバラバラ。ボタンの配置にも何か意味があるのかな?

お次は、漫画家のしりあがり寿さんの「赤いネジ」。



教室の床と机の上で、赤いネジが回っております。



教室の床には本が散乱。図書室にあったものでしょうか。小学生が読みそうな本がたくさんあります。懐かしい…。でも小学生は「Yの悲劇」読むかな?

校舎の中の作品を見終わったら、またしても小腹が。前回同様、併設のカフェであん餅雑煮をいただきました。



真ん中の黄色いのは、ホットみかんジュースです。かきたま汁ではありません。湯呑以外の食器は、神戸芸術工科大学の先生の作品だそうです。前回は発泡スチロールの使い捨てだったのに…エコだわ。洗うの大変だろうけど。

メニューの説明は黒板にありました。



あん餅雑煮は我が家でも正月に食べるのですが、この日食べたのは格別に美味しかったです。特にだしが。あまりの美味しさに、味噌汁だけでも水筒に詰めて持って帰りたくなりました。(できません)



カフェのテーブルは、前回の瀬戸芸と同じく、沙弥島の形にくりぬかれていました。というか同じテーブル?3年間取ってあったのね。

校舎を出て、ナカンダ浜に行くと、藤山哲朗さんの「赤い窓の回廊」があります。これも赤がテーマです。



窓の向こうに瀬戸大橋が見えます。スタッフの人は自由に開け閉めしていいと言ってましたが、近寄ると「作品には触れないで」とありました。どっちやねん。



もう一つあります。色つきのサッシ越しに見る、瀬戸内海と瀬戸大橋…さて、私はここまで何回「瀬戸大橋」と書いたでしょう?自分でもわかりません。

以上で、沙弥島にある瀬戸芸作品の鑑賞は終了。しかし私にはまだカロリー消費というミッションが残っています。さあ旅立とういますぐに、沙弥島の先端、長崎鼻へ!!ドンセイグッバ~イ♪


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