Odekoでのんびり

嫁とH19年生まれとH21年生まれとH24年4月生まれの三姉妹との生活をのんびり綴り、静岡県中部の情報や感想も。

「結局は金持ち優遇の相続税増税でいいのか」と最近読んだ「ダイスをころがせ!」

2008-07-16 10:58:20 |  読み終えた本
経済アナリスト 森永 卓郎氏の記事を読んでこの本が頭に浮かびました。
最近の政治家(政治屋?)や官僚の不祥事(本人たちは不祥事とは思っていないのでしょうが)や民意が全く反映されていない政治に対してのぶつけようのない(ぶつけ先が分からない)怒りを抱えてイライラするだけ。

選挙には欠かさず投票に行きますが、1票の重さが感じられないイライラ。

政治家のように、自分たちの給与や労働環境を自分で決められるんだったらサラリーマンもいいんだけど…。


「人生は公平ではない、それに慣れよ」
(チャールズ・J・サイクスの著書よりビル・ゲイツがスピーチで引用)
ということなのでしょうか


この本は読んで良かったです。

<あらすじ>
事業失敗の責任を押しつけられ嫌気がさし、総合商社を辞した駒井健一郎。元中央新聞記者で、故郷・静岡県秋浦市からの衆院選立候補を決意した、健一郎の高校陸上部での親友にして恋敵・天知達彦。二人は、理想と、ある目的とを胸に、徒手空拳でコンビを組んだ。夢と情熱にほだされて、応援に立ち上がった同級生たち。私たちが手にしているダイスを、今こそころがそう―この国を変えるために。そして自分を変えるために。1999‐2000年、宙ぶらりんだった「34歳」たちが、衆院選を舞台に“第二の青春”を燃やし尽くそうとしていた…。



中古で新書版を購入したのですが読み応えがありました。エンディングに賛否が分かれているようですが、特に若い読者に考えさせるように、夢を描かせるようにという著者の意図があるのではないでしょうか。

それにしても、リアルワールドでは経済対策など明日の生活を本気で考える政治家がいないような気がします。来年1月解散なんてのん気なこと言ってないで即、解散総選挙して立て直してもらいたいなぁ…。


内容には関係ありませんが、文庫版の表紙よりも新書の方が購入意欲が湧くなぁ…。





定価:1890円 (税込)
発行年月:2002年01月
発売元:毎日新聞社

ですが・・・文庫では新潮文庫から出版されているようですね。
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