山口瞳通信６

30日、『山口瞳通信』6号が届きました。

出色は、『洋酒天国』編集者だった小玉武さんの「『洋酒天国』と山本周五郎」。

『洋酒天国』編集の様子と、小玉さんが山本周五郎にエッセイを依頼し、書いてもらうまでの様子が書かれています。

小玉さんは『東京春秋』８号でも同様の文章を書いていらっしゃいますが、今回の文章のほうがより詳細です。

小玉さんは筑摩書房から『「洋酒天国」とその時代』という本を出されるそうです。

今回の『山口瞳通信』６号は、アサキチさんという方の追悼号になっています。山口瞳の会の運営に尽力なさった方です。

発売延期

１２月１３日に河出書房新社から刊行される予定だった山口瞳の短篇集『父の晩年』は、来年１月１２日に発売が延期となったようです。

文学周遊

今週の「文学周遊」４４（日経新聞１２月９日土曜夕刊）は、山口瞳「血族」でした。山口瞳が眠る顕正寺の住職押田孝雄氏に取材しています。