北京オリンピックが開幕、連日、各競技の選手たちの熱闘が伝えられている。
6日は、スキージャンプ 男子ノーマルヒルで小林選手の1972年札幌オリンピック 笠谷選手以来の金メダル獲得に沸いた。女子アイスホッケー 日本代表の活躍も興味深い。
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一方で、期待の女子ノーマルヒルの高梨沙羅選手がまたも悲劇に襲われてしまった。
個人戦では、風の影響や緊張のためか4位に終わっていた。
気持ちを入れ替えて臨んだ団体混合戦。1本目のジャンプに成功、笑顔がよみがえった・・・と思いきや、競技後の検査でスーツの違反により失格となってしまった。責任を感じ、泣き崩れる高梨選手。
きっと、日本中が見ていられなかったろう。
気を取り直して挑んだ2本目は、K点を超えた98.5mの素晴らしいジャンプ。(しかし、ランディングの後、うずくまってしまった。)
そして、日本のエース小林陵侑選手。日本中のモヤモヤを吹き飛ばす106mの大ジャンプだった。結果、順位を4位にまで押し上げたが、メダルには届かなかった。
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競技後のスーツの検査は抜き打ちで実施されるとのこと。もし、高梨選手の1本目が単なる不調であれば、結果は変わっていたのではないだろうか。失格ではなく、それなりの点が入っていたはずだ、そうすれば、メダルの獲得もあったのでは・・・と考えるのは無能な男だけだろうか。
いずれにしても、メダルを有望視される日本女子選手にとっては、オリンピックには、まさに魔物が潜んでいるとしかいいようがない。
今回の高梨選手、そして、バンクーバーでは銀メダルに終り、リベンジを期して臨んだソチではメダルを逸した浅田真央選手、さらには、モーグルで連続出場を果たしながらあと一歩メダルにたどり着けなかった上村愛子選手。村上さんにあっては今大会のモーグルの解説の際、自分と同種目の川村あんり選手が、やはり有望視されながら5位に終わったことを受けて、自分のときのことを思い出したかのように、目を潤ませていたのが印象的だった。
それぞれ、実力があったのは間違いない。ほんのちょっと条件が違っていれば金メダルだった。それでも、勝負は時の運。オリンピックというスポーツの世界では最高のひのき舞台で、運を味方につけるためにはどうすればいいのか。
凡人の世界でもそうかもしれない。運を味方につけるために、日ごろから心がけよう。
(2022.2.7の出来事)
2/7 日本の新型コロナ感染者数 68,039人(東京 12,211人 大阪8,308人)