“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

市根井孝悦氏が切り取った大雪山

2022-08-16 | 日記

山友のMotoさんから貴重な写真集をお借りしました。

 

一番上の1冊は、どこで手に入れたのか忘れたけれど、同じものをToshiも所有していました。

 

それは、山岳写真家の市根井孝悦(いちねい・こうえつ)氏の大雪山を中心に

長年撮り続けた作品です。

1冊1冊、すべてに市根井孝悦氏が梅沢俊氏に宛てた直筆のサインが入って

います。(左下のみ後藤昌美氏の作品)

梅沢俊氏は、北海道新聞社が発行している北海道夏山ガイドの著者として、登山が

好きな人なら誰でも知っている有名な方なので、二人の接点は過去に数々あったの

でしょう。そのサインに書き込まれている言葉には山を愛するもの同士の「友情」

を感じ取ることができます。

 

化雲岳を飾る花ばな

 

市根井氏は1938年(昭和13年)生まれですから、今年84歳になる山岳

写真家さんです。

特に大雪山、十勝連峰の四季折々の写真集は写真がデジタルに置き換わる

以前から撮り続けられたものばかりで、その一枚一枚が瞬時に景色が変わ

る大雪山中に、年間を通して居続けた人にしか撮影し得ない貴重なもの

ばかりです。

 

(左)北沼のウコンウツギ (右)エゾキスゲ咲く化雲平

 

一番多く切り取られている写真はトムラウシではないでしょうか。

ページを捲っていくと、同じ100名山の旭岳が大雪の中心なのではなく、

やはりトムラウシ山が主役なのだと感じます。

 

トムラウシ山の朝焼け

 

一冊、4,000円前後の重厚な写真集はパソコン画面では発見できない

繊細な光の明暗も観察することができて素晴らしい


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