東区丘珠空港エリア散策12月13日実施 その3(最終回)
日没が早い冬の札幌。
丘珠(おかだま)空港(東区)で、かなりの時間を割いて見学を行ったため、空港を出た時はもうかなり暗くなっていました。
そのため、1回、仕切りなおすことにしました。
再び出かけたのは、12月に入ってから。
雪が降ったり、融けたりを繰り返して、ちょっと歩道のコンディションが悪い時期。
札幌市営地下鉄東豊線「新道東」駅から北海道中央バス「東76」に乗って、「丘珠神社」で下車し、丘珠神社より再スタートしております。
なお、散策マップは特に「スタート」、「ゴール」地点を設けておりません。
丘珠神社のバス停からバスに乗れば、どこかの駅に向かうことができます。
ただし、行き先には駅名が入っていることをご確認ください。
<散策マップ>
- 丘珠空港へ行く途中には大きなスーパーなどがあるので、お手洗いなど、困ることはないと思います。
- 飲食店もあります。
- 空港にも飲食店や売店があります。
<散策の見どころ>
4.丘珠神社
1870年(明治3年)、入植者による伊勢講を起点として、明治15年に祠を建立したのが始まりという丘珠神社。
最初は丘珠村十四番地にありましたが、1911年(明治44年)、現在の地に移転しました。
こちらの社宝は、「丘珠獅子舞」。
富山県東礪波(ひがしとなみ)郡福野町安居(やつすい)に由来すると言われ、札幌市の無形文化財となっています。
昭和20年頃、社務所は札幌飛行場(丘珠空港のあるところ)の通信隊員の宿舎として利用されていたそうです。
有形の文化財は数多くある札幌。
しかし、無形は多くありません。
非常に貴重と言えます。
ムカデ獅子舞の一種で、獅子を8人がかりで操るのだそうです。
後継者不足のため、いったん途絶えましたが、1965年(昭和40年)、「丘珠獅子舞保存会」が結成され、保存と伝承に努めています。
9月に行われる「丘珠獅子舞」。
今年も諸事が重なって見に行くことができませんでした。(汗)
来年も札幌に住むことができたら、今度こそ見に行こうと思います。
(来年はどこに住んでいるのだろう?)
5.伏籠川
札幌の街の基盤となっている創成川は、大友亀太郎が築いた「大友堀」が前身となっており、この「大友堀」について調べると、必ず伏籠(ふしこ)川が出てきます。
遠くに見える「モエレ山」は東区唯一の山。人口の山でモエレ沼公園にあります。
その伏籠川が丘珠神社のそばを流れていると知りました。
ぜひ拝見しておこうと思いました。
川の名前の由来はアイヌ語の「フシコ・ペッ」(古い川)から来ています。
冬の風情漂う伏籠川。
今年も残すところわずかとなりました。
寒さ厳しい北海道。
しかし、冬景色には心惹かれるものがあります。
橋を渡ると、広大な玉ネギ畑が広がっていました。
食用玉ネギ栽培発祥の地である札幌。
玉ネギ栽培はかつて街を大いに潤しましたが、現在は限られた場所でのみの栽培となっています。
丘珠地区は札幌の貴重な玉ネギ栽培地。
ずっと残ってほしいと思いました。
夏になれば、玉ネギの葉で覆われた大地となるのでしょうね。
見てみたいなぁと思いました。
もし丘珠地区の玉ネギを食べてみたい方は、丘珠空港にある「丘珠キッチン」にて、特産品「札幌黄」を使った「丘珠ラーメン」がおススメです。
<参考資料>
- ウィキペディア「丘珠神社」、「伏籠川」
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