≪前回の続き
🐤散策こぼれ話
ウォーキングマップを見ると、コースは約 6.5 kmで、まあまあの距離となっているのですが、実際には「岩見澤神社」にも立ち寄ったりしていて、もっと歩いております。
ウォーキングが好きなので楽しかったのですが、誤算だったのはそれがために時間がかかりすぎて、立ち寄りたかったお店に全く行けなかったことでした。 パン屋さんに寄って、ご当地パン「岩見沢 キタノカオリ カレーパン」を食べてみたかったなぁ。
当ブログは、ウォーキングテーマとして「風景印の旅」がありますので、その時にぜひ伺わせていただきたいと思います。
【見どころ】
4.そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター 石蔵
空知に残る有形・無形の多くの炭鉱の記録を過去の遺産として未来へ受け継ぐとともに、未来を占う貴重な素材として活用し、地域の再生に役立てたいと活動する NPO 法人「炭鉱(やま)の記憶推進事業団」が、平成21年(2009年)8月に開設したビジターセンター。
地域内外の人々と「炭鉱の記憶」の場と結ぶ拠点としている。
昭和2年(1927年)に建てられた石造りの建物には、資料コーナーやカフェ、 お土産コーナーの他に展示室もあり、企画展などを行っている。
こちらは日本遺産「炭鉄港」の構成文化財となっている石蔵。
タバコや塩などを保管していたそうです。
私がかかった時は、ちょうど企画展「解体立坑(たてこう)」が行われていました。(現在は終了しています。)
石炭の発掘は、最初は横穴を掘り進めていくという方法もあったのだそうですが、近代の石炭発掘は石炭層に向かって地面から垂直に掘って行き、採炭の場所が決まると、横に広がって掘り進めていきました。
上写真の模型はその様子を表しています。
立坑はエレベーターのような機械で、人や石炭などの運搬に用いられました。
地上の立坑に対し、地下の広大なこと。
スケールの大きさに驚きます。
立坑は時が進むにつれ、改良が加えられていくため、年代によって色々なものがあり、故に「炭鉄港」の見所の一つがこの「立坑」で、各所の立坑がどの年代に属し、どのような改良や進化が見られるのか、チェックするところにあります。
(立坑マニアの方もいらっしゃるらしい。)
残念ながら、すでに解体されてしまったものもあるため、現存する立坑はとても貴重な文化財だと言えるでしょう。
「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」には、「炭鉄港」に関する資料が豊富にあり、今後の街歩きのため、是非立ち寄ることをおススメします。
5.旧北海道炭鑛鉄道岩見沢工場(岩見沢レールセンター)
道内で唯一、現役で稼働する鉄道レールの工場であり、「炭鉄港」構成文化財一つ。
明治32年(1899年)に建設され、道内 JR 路線に使用されるレールの検査・ 補修・加工などを一手に引き受けている。
青函トンネルのロングレール(全長52km)製造にも携わっている。
歴史的にも建築学的にも価値の高い建物であり、近代化産業遺産や準鉄道記念物などに認定されている。
建物壁面にある五稜星のマークは、旧・北海道炭鑛鉄道(=北炭)の社章。
コバルト色の円の中に赤い星であった。
外観のみ見学可。
6.岩見沢操車場跡
「炭鉄港」の構成文化財の1つ。
大正11年(1922年)に建設が始まり、大正15年(1926年)に完成した5線群からなる貨車操車場。
かつては東北以北最大の操車場と言われていたが、石炭貨物輸送と電気機関車 牽引列車の廃止により、1994年(平成6年)に廃止された。
所在地は岩見沢市にの公式HPによれば、大和1条1丁目~8丁目、大和2条2丁目、大和3条3丁目、大和4条4丁目、大和4条7丁目となっている。
(上地図の赤いマークの所)
ただ、大和3条3丁目、大和4条4丁目と7丁目辺りは岩見沢ー志文貫間を走っていた旧・室蘭本線の線路があった所だったようで、現在は「室蘭本線跡地緑地」として整備されている。
非常に綺麗な緑地で遊具や車止めは鉄道関係のものでまとめられている。
JR 岩見沢駅からはちょっと離れているが、是非ウォーキングコースに取り入れてみたい。
よって実際には大和1条1丁目~8丁目が辺りが操車場だったのではないかと思われる。
では、この辺りに操車場であった痕跡を見つけられるかというと、今の時点では難しい。
(どなたか見つけたら、SNSなどで発表してください。)
しかし、全くないわけではなく、駅の東側にある「イベントホール赤れんが」のそばの跨線橋の上から、廃線となった線路を見ることができる。
この線路が操車場に続いていた。
跨線橋は2つあるので、余裕があれば両方から見ると良いでしょう。
🐤おみやげ「かおる石蔵」(そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター)
日本遺産「炭鉄港」構成文化財の1つである「石蔵」をモチーフにしたもの。
アロマオイル付き。
なんと、「札幌軟石」でできています。
北海道のご当地石の1つである札幌軟石グッズは岩見沢かつ北海道のお土産として、とても良いものだと思います。
そんなに重たくもなく、マニアではなくても気軽に石を楽しむことができます。
私にとっては初めての「札幌軟石」グッズであります。(喜)
なお、「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」は、「立坑」を描いた手ぬぐいを以前、販売されていましたが、好評で売り切れており、只今、タオルの販売を検討中のこと。
このデザインがとてもナイスで、もし、販売されることになったら、そちらも良いお土産になると思います。
初めて訪れた岩見沢。
いつも一応真面目に計画を立てていくのですが、必ずやり残してしまうことがあって、「また行かなくちゃ」と思います。
しかし、「また行かなくちゃ」と思う街は良い街であります。
1回のウォーキングでは、その魅力を知り尽くすことができないくらい良いところがいっぱいあるからであります。
岩見沢も「また行かなくちゃ」と思いました。
札幌からローカル線で40~50分ぐらいで行けるので、気軽に足を運ぶことができます。
往復で約1800円かかるところが玉に瑕。
もうちょっと安くなるとなぁ。
岩見沢周辺の街にも足を伸ばしてみたいです。
<参考資料>
- リーフレット「炭鉄港・岩見沢 歴史をめぐる旅物語」
- ウィキペディア「岩見沢レールセンター」
- 岩見沢市公式HP「日本遺産・炭鉄港」
おわり
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