美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。
「ロイズ」と言えば、「生チョコレート」が大ヒットし、一躍、北海道を代表する菓子メーカーとなりました。
札幌を中心に、当別町(とうべつちょう)や江別(えべつ)市などに直営店を持ち、お店によっては「ロイズローズガーデン」を併設しています。
「ローズガーデン」というぐらいですので、園内にはたくさんのバラが植えられており、6月中旬頃から見頃を迎えるそうです。
(入園は無料。)

ウォーキングをしに、「あいの里」(札幌市北区)を訪れた時、ロイズあいの里公園店の「ローズガーデン」(実際にはロイズ本社敷地内)にも立ち寄り、見学しました。

「ロイズ」の中で一番大きいガーデン。
バラ 500種類以上、宿根草(しゅっこんそう) 約3000種が植えられているそうです。

訪問日は10月上旬 。
あともう少しでオフシーズンに入る「ローズガーデン」。
咲いているバラの数はとても少なくなっていましたが、それでもきれいな花々が出迎えてくれました。

ちょこっと見ていくつもりだったのに、初めて見かける花も少なくなく、じっくり観察することになって、こちらの花を発見しました。

「カリガネソウ」であります。
シソ科カリガネソウ属。
東アジアに分布し、日本では北海道、本州、四国、九州の山地に自生するそうです。

名前の由来は、花の形状が「雁」に似ている草であることから。
別名「帆掛草(ほかけそう)」とも言うそうです。

この花の特徴で興味を引くのは、花の形状の理由。
ハナバチなどの花粉を媒介する虫が花を訪れると、左右の花弁に脚をかけるようにして留まるが、花に虫の重みが加わると花序が垂れ下がって花が首をもたげるように角度を変え、虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉する仕掛けになっているというのです。
何も言わずに黙って生命の営みを行う植物ですが、時々びっくりするような戦略を持っていることがあり、感心させられます。
「カリガネソウ」の戦略も面白いですね。

オフシーズン直前の「ロイズローズガーデン」に足を運んで、とても良かったです。
楽しかったです。
<参考資料>
- ウィキペディア「カリガネソウ」
- ロイズ公式HP

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