北海道札幌市中島公園散策(平成31年1月11日・16日実施) その2
散策地図
- 冬季は冬靴が必須であります。
- 防寒を心掛け、お出かけください。
散策開始!
4.護国神社と多賀神社
街歩きをしていると、大抵、神社の前を通ります。
すごく信心深いわけではないのですが、1回は神様にごあいさつしようと決めております。
(たくさん神社がある場合は、お辞儀だけして通り過ぎます。すみません。あとたまにお寺の時もあります。)
今回の散策では護国神社と多賀神社をお参りしました。
というのも、恥ずかしい話ですが、「多賀神社」とはてっきり、宮城県多賀城市にしかない神社と勝手に思っていたので、
「札幌にもあるの!?」とビックリしたのです。
(滋賀県に多賀大社があることを忘れておりました。本当にすみません。)
調べますと、全国各所にある神社だったのですね。申し訳ありませんでした。
そんな訳で、これも何かのご縁と思い、伺うことにしました。
(札幌)多賀神社は札幌護国神社内にあり、ご祭神は伊邪那岐大神と伊邪那美大神。
また旧・山鼻神社も合わせてお祀りしていることから天照大御神、大山祗大神、天満宮大神、
耳早立雄(之)大神(みみはやの おの おほかみ)となっています。
冬は雪深い札幌。ご挨拶する所は引き戸の奥にあり、戸を開けて中に入ります。
初めてだったので、恐る恐る開けて中に入り、ご挨拶しました。
ところで、冬の北海道では凍結を防ぐため、手水舎の水は止められており、口をすすぐことができません。
ご挨拶の前に、ハンカチで手を拭けば良いそうです。「どさんこワイド179」で紹介されておりました。
こちらは護国神社。創建は明治12年(1879)、西南戦争で戦没した屯田兵の霊を祀るために建立されました。
以後、各戦争における戦死者の霊を合祀し、現在は殉難された警察官や消防士も祀られているそうです。
真面目にご挨拶させていただきました。多賀城市の多賀神社は「散策!多賀城(4) 陸奥総社宮と荒脛巾神社をお参りする」をご覧ください。
この時の散策もとても楽しいものでした。
5.札幌コンサートホールKitaraと札幌市天文台
神社でのお参りを終えると、再び中島公園内に入り、「札幌コンサートホールKitara」に向かいました。
Kitaraは北海道内初の音楽専用ホールとして1997年に開館。
「優良ホール100選」に選定されています。
Kitaraという名前はギリシャ神話の芸術の神・アポロンの楽器「キタラー」と方位の「北」の意味が込められています。
札幌交響楽団が活動拠点にしているほか、『パシフィック・ミュージック・フェスティバル』 や『北海道吹奏楽コンクール』も
こちらで行われます。
大ホールにはパイプオルガンが備え付けられていますが、
そちらはフランス・ストラスブールでオルガンの伝統的なスタイルを守るアルフレッド・ケルン社が、
Kitaraのために2年の歳月をかけて製作したものなのだそうです。
Kitaraのパイプオルガン、聴いてみたいなぁ。
なお、Kitaraのパイプオルガンには専属のオルガにストがいらっしゃり、CDも販売されています。
札幌市天文台はKitaraのすぐそばに位置しており、昼間は太陽を、夜は季節の星を観望します。
天候によっては観望できない時もあるのですが、その時はビデオ等で天文学に関する時事ネタや星のお話をして下さるので、
宇宙に興味のある方は足を運んでみると良いと思います。
ただし、公開時間がちょっと変わっています。行く前に確認しておくことをおすすめします。
札幌市天文台公式HP:https://www.ssc.slp.or.jp/planet/sapporo-obs
6.渡辺淳一文学館
文学が苦手と言っておきながら、また文学館に立ち寄りました。
今度は「渡辺淳一文学館」。北海道を代表する人気作家の秘蔵品や直筆原稿、写真等が拝見できる資料館です。
今回は特に渡辺氏の略歴が記されたパネルをじっくり拝見。
昔は略歴を見てもよく分からなかったのに、最近は、「この時はさぞ辛かっただろうなぁ」とか、
「そういう時ってどんな気持ちになるのだろう?」など考えながら見ております。
それなりに人生経験を積んだからでしょうか。私も年をとったなぁ、と思いました。(笑)
展示の1つに渡辺氏の名言を集めたコーナーがあり、とても面白いと思いました。
一人の男性との恋がダメになるとき、天と地もこれで終わるんじゃないか、
もう生きる意味がない、と絶望的になる。
でも人間はまた新しい恋や仕事ができるようになる。
人間にはそんなたくましい部分と忘れていく強さみたいなものがあると思うんです。
こちらの1階には喫茶コーナーがあります。
中島公園の散策で一休みしたい時は、こちらがおすすめです。
参考資料
- ウィキペディア「札幌護国神社」、「札幌コンサートホールKitara」、「渡辺淳一」
- 札幌コンサートホールKitara公式HP
- ようこそSAPPORO「渡辺淳一文学館」
つづく≫