コツコツ歩き隊!

散策!多賀城(4) 陸奥総社宮と荒脛巾神社をお参りする

宮城県多賀城市史跡めぐりレポート その3 (2017年3月28日実施 最終回)

ウォーキング開始!

6.多賀城神社

多賀城跡の見学を終えると、当初の予定通り、神社参拝をすることにしました。
散策の開始時に降っていた雨も止み、良い天気となりました。

大通りに向かって歩いていくと、神明系の鳥居を見つけました。
「多賀城神社」です。

境内にある石碑の文字を見ますと「後村上天皇」とあります。気になりまして、神社の説明板に目を通します。

こちらは後村上天皇を始め北畠親房、北畠顕家、結城宗広ら南朝の忠臣を祀った神社。
足利尊氏を牽制するために、南北朝時代において多賀城は南朝の拠点となっていたという史実から、
創建された神社であることが分かりました。
多賀城市で一番新しい神社だそうです。

7.多賀神社

多賀城神社でのご挨拶を終えると、車道に出ました。

陸奥総社宮へ続く道の景色は非常に良く、ウォーキングの喜びを噛みしめる程でした。
そう言えば、ここ数年、3月・4月は引越しでウォーキングを楽しむことができませんでした。
今年は歩くぞ、と決意を新たにしました。椿の花がとても可愛いです。

久しぶりにご当地マンホール(右)を発見しました。多賀城碑・覆堂が描かれています。
テンションが上がりました。(喜)

しばらく行くと六月坂の遺跡エリアへ。その中に何とも不思議な魅力を持った神社があります。

「多賀神社」です。滋賀県にある多賀神社の分霊を勧請したと伝えられています。
延命長寿の神様が祀られており、年の数だけ竹の箍(たが)を納めて祈願するのが習わしだそうです。
結構ボロボロなんですが、味わいのある神社です。

8.陸奥総社宮

多賀神社の前の道をそのまま進むと、また史跡のあるエリアに出ます。
それもそのはず。多賀城跡エリアの中を歩いているので不思議はありません。

大畑地区の史跡の様子。役所群北門のあった所です。

平安時代の道路の様子。

広いなぁ、と思いながら、さらに進むと「陸奥総社宮(むつそうしゃのみや)」の前に出ます。

平安時代中期ごろ、陸奥国府に赴任した国司が巡礼を一カ所で行うため、
陸奥国にあった100の神社を合祀して創建されたと言われています。

塩竈神社に参拝するには、まずこちらの神社を参拝してからでないとご加護がないのだそうです。

今年の4月は塩竈神社の桜を見に行く予定なので、きちんとお参りをいたしました。

9.荒脛巾神社

総社宮の参拝を済ませると、今回の参拝予定最後の神社に向かいます。
「荒脛巾神社(あらはばきじんじゃ)」です。

塩竈神社の末社の1つに数えられている神社です。

腰から下の病気に霊験があると言われています。

社名にある脛巾とは、旅に出る時に脛(すね)に巻き付けた布のことであり、
かつては祈願成就の際に奉納されていたそうです。

現在は靴が奉納されています。
旅の安全を祈願する人々の信仰があるということで、私もお参りさせていただきました。
今年もぎっくり腰にならず、元気に歩けますように。

無事参拝を終えると、帰路に就くことにしました。

10.国府多賀城駅へ


帰りはのんびり、街の雰囲気を楽しみながら行きます。
どうも1回、塩竃市内に入ったようです。

遠回りをしたようですが、駅に到着。仙台に向かうのでした。

散策マップ

参考資料

  • るるぶ特別編集「多賀城」
  • 「特別史跡多賀城案内」(東北歴史博物館 発行)
  • 「史都 多賀城」(多賀城市観光協会)
  • 多賀城神社の境内にある説明板
  • 多賀神社に設置された説明板
  • 荒脛巾神社に設置された説明板
  • ウィキペディア「多賀城神社」
  • 多賀城市観光協会公式HP

おわり


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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