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「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

冬に多くなる病気について☆

2012年12月11日 | 日記
最近、日に日に寒さが増しているような気がします

来院された飼い主さんとも、「寒いですね~」が
お決まりのご挨拶になってきました

そんな寒い冬に、特に気をつけたいワンちゃんネコちゃんの病気について、
今日は書かせていただこうと思います

ペット保険会社の「アニコム」さんのデータによると、冬に最も多くなる病気は

   犬…「筋骨格系の疾患」
   猫…「泌尿器系の疾患」

となっています

<筋骨格系の疾患とは…>
   関節炎、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼などが含まれます。
   痛みや運動失調、麻痺などの症状を引き起こします。

  ○冬に多くなる理由
    …気温の低下や気圧の変化などにより体が冷えるため、
     血行が悪くなり、痛みを感じやすくなります。
     また、運動不足になりがちな冬は、肥満気味になったり
     筋肉の衰えから急に走った時に関節を痛めたりします。

  ○気を付けること
    …寒い場所に長時間じっとしていることは避け、運動する際にも
     急に激しい運動をしないように気を付けます。
     お散歩前にマッサージやストレッチをしてあげることも効果的です。
     滑りやすいフローリングにはカーペットや滑り止めを敷くと、
     関節への負担を減らすことができます。
     また、肥満の予防も関節疾患を防ぐためにとても大切なので、
     体重の管理にも気を付けてください


<泌尿器系の疾患とは…>
   膀胱炎、尿石症などが含まれます。
   頻尿、血尿、尿が出ない、排尿痛などの症状を引き起こします。

  ○冬に多くなる理由 
    …寒さから水をあまり飲まなくなるため排尿回数が減り、
     細菌感染や尿中の結晶ができやすくなる傾向が見られます。

  ○気を付けること
    …「飲みたいときに新鮮なお水を飲める環境にする」、
     「排尿しやすい環境を作る」ことが大切です。
     具体的には、水飲み場の数を増やしたり、清潔なトイレを
     温かい場所に置いておく…などです。
     ドライフードをぬるま湯でふやかして水分補給を補助するのも
     良いかもしれません


その他にも冬場は、ストーブによるやけど、ホットカーペットや
こたつによる低温やけどの危険性もありますので、寒さと同時に
お部屋の暖めすぎにもご注意ください