おばら犬猫病院  03-3752-9119

「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

ノミ対策

2012年06月17日 | 日記
「体を痒がっているけど、ノミがいるのかな?」と心配になったことはないですか?
ノミは、「身近だけど、よく知らない」ものの一つだと思います

とくに春~秋にかけて感染する機会が多くなるので、
今日は、ノミのプロフィールをご紹介してみたいと思います


  名 前:ノミ
     (犬や猫に寄生するノミのほとんどは、「ネコノミ」という種類のノミです。)

  外 見:体長1-3mm。黒褐色。
      脚力がとても強く、30cmほどもジャンプできる。

  住まい:暖かくて、犬や猫の通るところ。
      成虫は犬や猫のからだ(特に背中やしっぽのつけ根など犬・猫の手の届かないところ)
      幼虫は犬や猫の寝床やお家のカーペット、畳、ソファなど。

  ライフサイクル:(バイエル薬品さんの資料より)
      

  ノミによる影響
      ノミは犬・猫だけでなく、人からも吸血をし、痒みを引き起こします。
      また、ノミの唾液によってアレルギー症状を起こす場合もあります。
      ノミによって犬・猫や人間に運ばれる病気もあります。

感染する機会は、ノミの寄生したワンちゃん・ネコちゃんとの接触ももちろんですが、
お散歩の途中に付着したり、人間が外からノミを持ち帰ってしまうというケースもあります。
おうちの中で飼っている子でも、ノミが寄生する可能性があるのです

もしワンちゃん・ネコちゃんが体を痒がっている場合、
寝床などをよく見てみてください
黒くて小さな砂粒のようなものがたくさん落ちていていませんか?
それを濡らしたティッシュの上に乗せてこすったときに、
そのまわりが赤くにじんできたら、ノミの糞です


ノミが寄生してしまった場合は、お薬で駆除することができます。
しかし、卵・幼虫・さなぎ・成虫のすべてに効くお薬がないため、
すでにおうちの中での繁殖が始まっている場合、
それが成虫になって再びワンちゃん・ネコちゃんに寄生してしまうことがあります

こまめなお掃除でお家の中からノミの子供たちを排除することや、
定期的にノミの予防を行うことが大切です

待合室の本棚には、絵をたくさん使ってわかりやすく説明されている
フリップも置いてあります。
興味のある方は是非ご覧ください                                       

                                                   小原真理子