Bullet Butlers 感想

九対十万…流石は神代の英雄達ですなぁ♪なんだかこの設定だけでも小説一本書けそうな、ヒロイックファンタジーです。本編は剣と魔法ならぬ、銃と魔法の世界になってますけどね。ネタ的には「ストレイト・ジャケット」と、ドワーフとエルフの刑事凸凹コンビが活躍する（いや、あまりしてないかな？）小説に良く似ています。確か川崎康宏さんの「銃と魔法」（続編あり）だったかな？特にオークやリザードマンなどモンスターとされる亜人が一緒に生活している街なのはソックリ。オークの子沢山とかエルフの年金問題とか、せちがらい話題が面白かったです。ガラとプーキーの会話なんかその小説の雰囲気そのままって感じでした。少々話しが横道にそれましたが主人公の執事の拳銃、面白いですね。インテリジェンス・ソード（知性を持った剣）ならぬインテリジェンス・ガン（粗野で頭悪そうですが）ときましたか…好い感じにアレンジしてます。

さて本編ですが、ガンアクションは勿論ですが、なにより主と執事の日常が良すぎます！貴族の優雅な生活といった感じが良く出てます…まあ執事と主人の恋愛ってのはアレですが、有りかな？（女性に受けそうですが）こーゆうのを見てるとメイドが欲しくなったりしますね。もちろん御手付きは厳禁の方向で…使用人は大切な家具を扱うようにするのが紳士の嗜みってやつですね。まあそうでも言わないと手を出しちゃうんでしょうね、つい。しかし道化屍の襲撃が終わってOPムービーまでが長い！蒼天のセレナリアぐらい長かったかな？

☆セルマ
美しい真紅の翼を持つ継承者…好いが足りない。邪妖精の心の中にはリュミスベルンが君臨しているので…彼女もかなりのレベルには達していますが、惜しいっ！って感じです。ただセルマには未熟な主人が、従者の力を借りつつ共に成長するという魅力があるので侮れません。ホープをいぢめる？（小首を傾げつつ）のが堂に入っている割には主人公に対して扱いが、感情を抑えた小娘なのが納得いきません！ちょっとだけ…本当は物凄く！ホープが羨ましく思ったりはしてません…多分orz

☆ヴァレリア
如何にもマジックユーザー（魔法使い）然としたエルフの少女（少女は微妙に抵抗があるが…お嬢様と同い年ぐらいらしい）モスグリーンのローブと帽子が物凄く好い！帽子を使った表情がスペシャルに好い！！でも室内では脱いで欲しいと思いました…特に帽子を取った差分がないのがとっても残念。

☆雪
ご主人様、萌えぇ～～♪な困った女性執事…メイドでも好かったと思う。まあ職分の違いと、ヒロインの一人である為とは思いましたが…なんだろう？何となく女性受けを狙っているような希ガス。まあリザードマンを父とした…どっかで見た設定、ライターさん「聖刻」な小説のファン？それとも「錆びない鋼のアルマジロ」ファン？ちなみに邪妖精は両方とも大好きです。

☆ホープ
恋のライバルが「朴念仁あめんぼう」だったり…妊娠してるワケではないですが…意中の人がSだったりと、いろいろ大変な有能だけど御曹司。気遣いに長け、機微に聡いのに思いが届かない哀れな人。なんとなくM臭かったり演出過剰なのが原因か？明らかに能ある鷹は爪を隠すタイプのサブキャラ、扱いは酷いけど（T皿T）…邪妖精は彼が大好きです。彼に関する描写や、エピソードには懐かしいネタとかが多いので…ピクルスとか、チェシャ猫とかベタなのが好い。彼が敵にならない事を祈りたいです。