愚者雑記

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魔法科高校の劣等生-エスケープ編<上>-

2018-03-19 | ラノベ

今回も面白かったですよ

くすっと笑ったり、ニヤニヤしたり、まだやってんのっとあきれたり・・・

結構楽しく読めたかなぁ

ではいつものように・・・って今回はちょっとかえて・・・

 

『ディオーネー計画』あたり(孤立編含む)の違和感について

〇違和感其の一

『ディオーネー計画』の要請を受ける=宇宙に即追放される様な印象

・地上から宇宙への移動手段

孤立編76頁14行目~78頁5行目までに解説してあるから「移動手段あり」

と言っても即宇宙行きとはならないと思うのだが・・・

その前に色々と行う事は無いのか?等の疑問がある

エスケープ編184頁16行目「まだ移動手段すら確立されていない」とある

この場合の「移動手段」と孤立編の「移動手段」は同じもの?それとも違うもの?

とよく分からない状態になってしまった

・頑なな要請拒否

ここの所で私の考えと同じなのが孤立編で真由美が言おうとした

『USNA、日本、世界の人々を騙すことになっても従ったフリをする』

これで時間稼ぎにはなると思うのだが・・・

こんなこと達也なら直ぐに思いつく筈なのにそうしないと言う事は

そう出来ないからとしか考えられないよね?それは何か・・・?

その前に、そもそもこの計画は個人による独断かそれとも政府かそれに近い誰かの

了解のもと行われているのかといえば孤立編に描写がある通り政府と軍の一部が結託している

エスケープ編でも『灼熱のハロウィンの魔法師』の排除が描写されている

以上のことから以下のような憶測(妄想)が成り立つ

1)司波達也が受諾すれば政府と軍があらゆる手段を用いてUSNAに来るようにする

2)USNAに来たならばあらゆる口実を設けて軍の監視以下に置く

3)宇宙行きのロケットに乗せて追放する

その際ロケットが爆発しようとも宇宙に追放されるなら問題無いとする

(ロケットが爆発した時に一緒に死んでくれたらなおいい)

これならば一応筋が通るけど描写がまったく無いので妄想の域を出ない

 

〇違和感其の二

何故二択なのか?両方ありではいけないのか?

二つの計画を比較してみた

  ディオーネー計画 エスケイプス計画
・人類飽和状態の解消
・遠大にして壮大なロマン
・国家的事業
・膨大な資金
・100年単位の計画
・資源とエネルギー枯渇の解消
・リアリティある計画
・企業規模の事業
・企業単体の資金で可能
・多分年単位で大丈夫(憶測・妄想)
・敵対魔法師の地球からの追放
主に司波達也
・魔法師の軍(軍務)からの解放
主に司波深雪
その他 英・新ソ連・USNAの陰謀陣営 達也陣営

※どっちの陣営も「呉越同舟or同床異夢」である

本文中にもあるけど先ず『エスケイプス計画』で「魔法恒星炉」の実用性を見極めてから

宇宙空間への転用・応用を論じてもいいと思うけど・・・

なのに『ディオーネー計画』VS『エスケイプス計画』と二択以外ないような描写

この辺りに作者の作為を感じてならない

前回「閑話」でディオーネー計画について書いた通り

『エスケイプス計画』の優位性が無いのに何故かな?と思っていたけどこれで解消された

正直なところ両立で行きましょうとなったら裏の目標が達成できないから両立はなしになる

だからこそ『達也暗殺』が可能になる前提条件が必要という事での二択に落とし込む訳ね

(エスケイプス計画のせいで達也追放が無理だから残る手段は実力行使「暗殺」による排除)

一応は理解できるけど違和感を引きずってしまう書き方はどうなのかなと思う

最初で『拒否』一択しかない(時間的余裕がない)説明を

若しくは描写をしておくべきじゃないかと

私みたいな凡庸の徒には理解できないので・・・ほんとラノベって難しい読み物だなぁ

 

〇本編から『抑止力』『孤独』『示威』についての妄想

・小国を大国の物量から守るための『抑止力』を求められた・・・本編から

抑止:おさえつけて活動などをやめさせること

抑止力:活動をやめさせる力 思いとどまらせる力

孤独:思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと

示威:威力や気勢を他に示すこと デモンストレーション

とりあえず辞書をひいてみたのだけど・・・(君に届けの爽子風に!)

『抑止力』である為には無条件に行使されなければならない

つまり制約があればそれだけ抑止としての威力が落ちる

一般人のいる所では行使できないとなれば一般人を盾に取ることも可能になる

(オーバーロードの聖王国編みたいに人間の盾として)

この様に制約があればそれは最早『抑止』たり得ないのである

であるならば『抑止』たり得るべく『示威』行為を行う必要がある

そうなると自ずとその結果が分かろうというものである

だから八雲師匠が『孤独』に言及するのだが果たして本当に『孤独』になるのか?

甚だ疑問に思えるのだが・・・

戦争を抑止するという意味での『抑止力』であって

「破壊活動や妨害行動」に対する抑止ではない

「破壊活動や妨害行動」は大国のお家芸でもあるから

それらに対応できる部隊がいるのではないのか

安全保障の外部委託(なんかコードギアスを思い出す)みたいになるのかな?

それらに当て嵌まる人材がいるようにおもうのだが・・・達也のまわりに・・・

孤立編でも本編でも「友達」の押し売りみたいな描写が結構あるのだが・・・

(考えすぎ、いや妄想し過ぎかな?)

以前書いたんだけど『分解』でも分解できない「しがらみ」とか「New Order」とか

なんかありそうかなと最近妄想している

あっそうそう、デモンストレーションはまだ先だと思うよ(条件が整っていないから)

 

あと今回は意外と今後を予想させる発言が結構あったかな

なんか『意味深』発言があるよね 今後が気になるよねぇ

それから東道閣下と師匠は深雪が達也を止める最終手段という事を知らないの?

それとも知っていてあの会話をしているのかな?

知っていてあの会話をしているとしたら深雪が役立たずと思っているのか?

まぁ実際達也を止めるどころか達也の為に行動しそうだけどね

 

最後に今回の真夜様には・・・

なんかね「溺愛している息子の為に甲斐甲斐しく働く」ような姿が思い浮かんでしまった

回を追うごとに『デレデレ』になっていってそうな気がするのは私だけなのか?

 

以上おしまい



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