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バルブヘッドメンテナンス



チョイノリ再生再び。

他の車両が落ち着いたのでストックしてたチョイノリのOHを再開しました。フルスロットルした際、スピードの頭打ちは吹けない事と同時であった車両です。

キャブのOH・タペットの調整・カムギアの交換までしたのに解決せず、あとはエンジン本体とふんだところで保留してました。取り敢えずシリンダーヘッドを見てみますと非道い有様です。しかし「へっへっへ、ヤッター! 汚れてる、汚れてるよ~」と、見えた再生の萌しにちょっとニンマリ。

しっかし酷い。スラッジはまともにはこそげ取る事も出来ず、マフラーの目詰まりを救ってくれた記憶も新しいパイプ洗剤に浸けてみます。今回はパイプマン。それでもかなり苦労しました。シリンダーやバルブヘッドもうそうですが、特に吸排気ポートの煤がなかなかとれません。割り箸に布きれを巻いて、とにかく根気よくホジホジしました。格闘の為に、キレイになった写真を撮り忘れた程。



交換後3km程度しか走ってないオイルですが、即真っ黒になってた事を思い出し再び交換しました。この煤じゃあねぇ。元通り組んで始動すると、以前は吹け上がりの頭打ちもかなりの波があったんですが大分一定に落ち着いて来ました。それでも結局吹けない。ただ、今度のこの感覚は燃料供給が追いついてないような気がして、またキャブをチェックしました。ディオの時、一度清掃したのに詰まった事実もありましたからね。



ジェットは新品を奢った筈なのに、目視でもニードルジェットとパイロットジェット、それからパイロットジェットを差すポートにゴミが認められました。コレはビンゴか?

再始動後、より安定はするんですがどうしても30km/h辺りで吹けなくなります。どーやってもストールはしませんし、25km/h辺りをキープして走ればなんら問題ないんですけど。フューエルフィルターも外してみましたがキレイなもんです。

ちょっと走り回っていましたら、オーバーヒートや熱だれに似た傾向があるようです。25km/hキープでは全く問題ないけど、それを越えて走った時。実用上問題ない仕上がりにはなりましたが、ここから先はピストンリングか? 以下雑感。

チョイノリはオイル交換をマメにやる男性でも「最高速アタック」等と称して回す傾向がありますよね。「俺のは下りで50km/hでた」なんてのは無理させてる典型ですよ。そりゃあカムも削れるわ。
対して女性は飛ばす人も希ですからカムの摩耗もそう心配しなくて良いんでしょうけど、オイル交換を怠ってこのようにシリンダー周りにダメージを与えてしまうと。300km毎のオイル交換と、スピードはせいぜい35km/hまで。それを守らなきゃダメだし、それを守れない人はチョイノリをチョイスしちゃいけないんだと
思います。

追記:吸気がイマイチだった様で、エアクリ再洗浄で問題クリアでした。
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