1978年、世界的に有名なタンザニアのサファリパークである「セレンゲティ」と「ンゴロンゴロ」国立公園に出かけたことがる。このサファリパークの広さは併せて九州くらいの面積だったと思う。
【セレンゲティ国立公園】
「セレンゲティ」とはマサイの言葉で「果てしなく広がる平原」を意味する。その名前の通り、セレンゲティ国立公園の面積は1万4763k㎡もあり、日本の四国と同じくらいの広大なサバンナが広がる。
ゾウ、キリン、バッファローといった大型動物がみられるチャンスが高いのもセレンゲティの特徴だ。ヌーやシマウマの大移動もここから始まります。
【ンゴロンゴロ保全地域】
【ンゴロンゴロ保全地域】
ンゴロンゴロはセレンゲティ国立公園に隣接しており、世界で6番目に大きいと言われているカルデラ(火口原)でである。数100年前の大噴火とその地殻変動でできた山手線内側ほどの巨大なクレーターの中に、約2万5000頭の動物達が生息している。動物が生息できるカルデラは世界的にも珍しく、絶滅危惧種であるクロサイも観察できる貴重なサファリエリアである。
もう約50年ほど前のことになり行った場所の記憶が薄くなっているが、湖と大量のフラミンゴを見ているので「マニヤラ湖国立公園」も廻ったと思われる・
【マニヤラ湖国立公園】マニヤラ湖国立公園は大地溝帯(グレートリフトバレー)に位置しています。大地溝帯の底にある湖だからか、フラミンゴがよく集まるソーダ性水質の湖である。流水が豊富に流れているため多くの草木が生い茂り、他のサファリエリアと比べると、サバンナというよりはジャングルという表現があっているかもしれない。ここでは多くの野鳥が観られる。
今日、アフリカの自然動物とサファリパークでは「セレンゲティ」と「ンゴロンゴロ」国立公園が余りにも有名である。
この時のサファリパークツアーは1週間程度だったと思うがキリマンジェロ近くの町、アリューシャから外国人相乗りのサファリ専用マイクロバスで広大なサバンナの自然公園を動物を求めてロッジに宿泊しながら各地を廻った。ライオンなど動物の直ぐ近くまで寄るので期間中、案内兼レンジャーがガンを準備して同乗していた。
雄大な自然と各種の異なる動物の営みは動物園で見る匿われた姿とは全く違い錯覚を覚える。地平線に落ちるアフリカの大地と自然動物たちの姿は正に絵になる。これこそ自然での動物・生物の営みが見られるのである。
動物は季節によって移動する。動物には国境がない。よってタンザニアから隣国のケニアにも移動するのである。
今日ではTVなどでこれらの広大なサファリパークを放映されることが多い。約50年前にも日本からサファリパークでの動物見学ツアーに来る人も結構いた。
その時、私はタンザン鉄道(タンザニア・ザンビア鉄道)で片道1800km程度、ザンビアからタンザニアに出かけた。
私は当時(1977年から1979年)、隣国のザンビアにいたからこそ簡単に行けたがサファリパークツアー目的だけで行くのはそれなりに費用が大変だったのではないだろうか。サファリパークツアーの費用(宿泊、食事含む)はどの程度だったか覚えていないが5万円以下だっただろうか。。。
1週間間ほどのサファリパークツアーだったが今でもその時の模様、動物たちの営みを鮮明に覚えている。
アフリカ大地の鉄道の長旅とサファリパークツアーは良き思い出である。