来年1月、東近江市の新成人を祝う「20畳敷大凧」が12月5日完成した。
大きさは縦5m、横4・8m。絵と文字を組み合わせて意味をもたせる判じ文は、「翔べ!未来へ」。その年の干支を絵柄に取り込むのが慣例で、来年の干支「巳」(み)と稲妻模様(雷、らい)の絵、「翔」の漢字を描き、無限の可能性のある未来へ羽ばたいてほしい、というメッセージが込められている。
制作は、新成人で構成する成人式実行委員会(11人)が、東近江大凧保存会の協力を得て11月9日から開始。延べ約330人が19日間かけて制作した。
この日は、完成した大凧を披露したあと、実行委員会のメンバーが裏面に願い札250枚を貼り付けた。願い札は、東近江市内の新成人から募ったもので、将来の夢や家族の健康を願うもの、世界情勢を反映して平和への祈りなど様々。
委員長で消防士の岡田真貴さん(五個荘山本町)は「大空に舞うのが楽しみ。みんなで協力して成人式の式典と大凧飛揚を無事に成功させたい」と意気込みを語っていた。
尚、びわ湖大津プリンスホテルで12月31日~来年1月6日に展示された後、 1月12日(日)の成人式典後(八日市文芸会館)の14:00頃から、聖徳中学校グラウンドで新成人によって揚げられる。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>