市民でつくる東近江創作ミュージカル「七人の侍ガールズ~便利屋が行く!」の公演が2月23、24の両日、各日2回計4回、東近江市立八日市文芸会館であり、1600人以上が来場した。
「七人の侍ガールズ」こと7人の女性が、得意分野を生かして起業した「便利屋」を通じて自ら輝き、やがてまちを元気にするハートフルコメディ。
この事業は、八日市文芸会館と市民がともにオリジナルのミュージカルをつくることで、東近江を魅力的なまちにするアートプロジェクト。プロは、脚本演出の中村暁さん(宝塚歌劇団演出家)、作曲の大町達人さん、振付の村川知佐さんのみ。
今回は、東近江市を中心に8歳~75歳の老若男女の総勢57人(出演者、スタッフ)が集まった。参加者は昨年5月から延べ約40日間にわたって、基礎レッスンから始め、歌やダンス、演技などの稽古を積み上げてきた。
舞台では出演者が、華やかな照明やリズミカルなミュージカルナンバーに彩られ、それぞれの見せ場を生き生きとコミカルに熱演し、観客席から惜しみない拍手が送られていた。幕が降りてからも、観客席からのカーテンコールは鳴りやまず、ミュージカルナンバーに合わせたダンスや歌、演奏などが再び披露されていた。
主人公の「和子」を演じた東近江市職員の深田有香さんは、「お客さんから温かく見守って貰い、今日まで頑張って来て良かったと感じました。皆さんが明日から元気になれるよう、自分自身が楽しく演じました」と息を弾ませていた。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>