東近江市小田苅町でドローンスクールを運営する「ライズ」が、滋賀県内の施設で初となる「ドローンレース」を相次いで開いている。
屋外で密を避けられることから、感染症の時代に対応する新しいイベントとして、地域のにぎわいづくりに一役買うことを目指す。

↑写真:中日新聞より
「ブーン、ブーン」。10月16日、東近江市伊庭町の親水公園「能登川水車とカヌーランド」の向かいのグラウンドには、獲物を狙うタカのようにドローンが飛んだ。グラウンド上に設置されたのぼり旗を避けてカーブを描いたり、急降下してアーチをくぐり抜けたり。時速は最速で100km近くなり、迫力満点だ。
ゴールにはQRコードが貼り出され、ドローンに搭載されたカメラで読み取ることで、正確なタイムが計れる。カメラからの映像は、操縦者のゴーグルや会場のモニターにリアルタイムで流れ、観客も空を飛んだような気分を味わえる。
施設管理者らから利活用の依頼を受け、計4回企画した同公園のほか、3日に東近江市内の旧政所小学校体育館、10日に大津市の滋賀県武道館で開催し、24日は甲賀市のゴルフ場でも開く。
将来的には、子どもたちにドローンに関連する仕事を伝える「空フェスタ」を催す構想もある。操縦して楽しむだけでなく、災害対応や鳥獣駆除などの役割、ヘリコプターや軽飛行機といった他の機材も紹介し、空に親しんでもらう。
<中日新聞より>