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王朝時代の聖域巡拝儀式を再現「百人御物参」…首里城公園

2014-01-27 | 観光

 1月26日(日)曇りときどき霧雨。首里城公園に行きました。同公園で、新たに「黄金御殿・寄満・近習詰所、奥書院」が開館し、記念の「首里城公園 百人御物参(再現儀式)」が行われたのです。木曳門を通り「下の御庭」に着いたのは、午後2時45分頃でした。雨のため、午前中の催しは中止されたそうです。午後は、3時開始予定です。

0126-1445-01 木曳き門

0126-1519-01 首里森御嶽

 会場整理のスタッフの話では、「正殿」前広場の「御庭」から始まり、「下の御庭」に来るのは3時20分頃だそうです。配布された資料(首里城管理センター)には、以下(抜粋)のように記されています。

「新施設は、正殿裏手『御内原』の一部にあたり、城内の住居空間であるとともに、年中行事の際には、御殿や建物内の火の神をまつる祭祀が行われていました。」

「百人御物参とは、神女たちが首里城及び周辺の聖域をお参りする行事であり、類似の行事を含めると、年間に6回程度行われていました。御嶽では国王の長寿とその子孫の繁栄、航海安全、国土の安全、五穀の豊穣を祈願していました。御嶽や聖域巡拝する行事は、首里城だけでなく、琉球全土で行われていました。」

「百人御物参(再現儀式)の流れ…第1場:諸官入場~正殿への拝礼(御庭)  第2場:神女入場~御嶽巡拝へ出発(御庭)  第3場:首里森御嶽拝礼(下の御庭)  第4場:京の内巡拝(京の内)  第5場:首里森御嶽拝礼(下の御庭)  一連の祈願を終えた一行は木曳門から退場します。」

「クェーナ、おたかべ(儀式のBGM)…神女たちは、クェーナと呼ばれる祭祀歌謡を謡いながら移動します。百人御物参のときにどのようなクェーナが謡われたのかは、残念ながらわかっていません。今回は「道ぐわいにや」というクェーナを使用しています。首里森御嶽に到着した神女たちは、拝礼に続いて「おたかべ」と呼ばれる祈りの言葉を捧げました。おたかべは、国王の長寿とその子孫の繁栄、航海安全、国土の安全、五穀の豊穣を祈願する内容を独特の言葉で唱えます。」(首里城公園管理センター)

 神女たちが「下の御庭」に現れたのは15:35頃でした。「首里森御嶽」に、米と酒を入れた「御籠飯」と「御玉敷」を供え、おたかべを唱えながら、拝礼しました。「首里森御嶽拝礼」後、「京の内」に向かいます。ここからは、男子禁制です。同行してきた諸官は、「下の御庭」で待機します。

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0126-1536-0312 米と酒を供える

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 神女の一行は、「京の内」にある4ヵ所の御嶽を拝みます。御嶽には、ガジュマルクロツグが植えられていました。

0126-1538-0000 京の内に入る

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0126-1544-01 拝所

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0126-1549-02 拝所

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 京の内」から戻った神女たちを諸官が出迎え、再度「首里森御嶽」を拝み、その後、「木曳門」から退場しました。

0126-1558-0025 首里森御嶽拝礼

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0126-1604-03 木曳門へ

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 公園スタッフに規制されながら、神女の後を大勢の観光客が、ぞろぞろついて廻ることになりました。再現行事とはいえ、本来の姿からすると、なんとも妙な感じです。デジカメを手にした客が多く見られました。行事終了後、「木曳門」の外で、観光客に頼まれ、神女(役)たちが記念撮影に応じていました。それを見ながら、「カミンチュがピースすると、何とも妙な感じだ」とつぶやいている人がいました。


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