なんちゃって

仕事が早めに終わったのでフラフラと病院に。

次第に母の足は感覚こそないものの、原型をとりとめてきとるので
おいらはもういかん。

ホームセンターで安いブリーチを買いに出掛けた。

夜からコソコソと脱色と襟足をまた青に染めた。

またまたお馬鹿なヘアースタイルになっちゃった。

目が見えんので上手く染まらんかったが、それもよし。

いいんだって、べつに、誰に笑われようが指を指されようが。

おいらはオシャレでもなんでもございませんし、誰かの物まねなんて
できるほどおりこうじゃない。

世間一般では、おそらく負けとるのであろう。

服のブランド等、ひとつもわからん、携帯電話の使い方等、されどわからん。

ずっと思っとった事がある

なんでテレビや雑誌にあわせないかん。
めんどくさくてやっとれんだろ。

オンナにもてる為か、褒められたいだけか、
はたまた、誰かに尊敬されたいのか

よくわからんが、めんどくさくないのか。

んでもな、ほんとのところ、誰にも負けんのはあるよ。

それでいいんじゃないの。ほんとに

最高である為に必要なものって、意外に身近にあるもんで。

意外に誰も気付いとらんもので。

心とかそういう目に見えんものは信じ難いんだけど、
やっぱりその辺が一番重要な事で。


ほらほら、そこの嫌われとるおねーさん。

おいらにゃ君が光って見えるよ


なんちゃって




まどわされるな、誘拐されるな、心は絶対、他人にくれてやるな

やくそくだよ