月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

冬をかむかむ・・・

2007年02月06日 | 野菜…葉茎菜類

いまだ2月ながら、暖冬のなか、
今週も心地よい寒さが続きます。

ひたすらに、冬ならではの定番野菜を、
美味しく味わう、今日この頃…。
そろそろ春の足音に連なって、
個性的なお野菜たちとも、また出会えるのでしょうか。

この季節に歯ざわりを楽しむなら、やはり『水菜』。

以前に、友人からいただいた「京水菜」は、
まるでカブのような巨大な株張りに感動したものです。

少しくらいの加熱では失われることのない、
元気のよいシャキシャキ感は、
食べるにつけ、明るい気持ちにさせてくれる、
とっても前向きなお野菜、ですね。

以前に書いたレシピを少々アレンジした、大根の水菜汁


我が家では、気さくな定番メニューですが、
ある場所でご紹介したところ、
思いのほかに、ご好評をいただいた一品。

仕上げにゴマ油を少々加えると、
とても馴染みやすい味になります。

季節の魚を使い、手軽な水菜の混ぜご飯にしました。

本日の夕飯レシピ
【水菜とブリのまぜご飯】

(材料)2人分
・水菜…3株
・ブリ(腹)…1切れ
・白米…1合
・だし汁…180cc
・酒…大1
・塩…適宜
・白ゴマ…適宜
(作り方)
1.ブリは火が通る程度に軽くグリルし、粗くほぐす。
 水菜は3cm程度に切っておく。
2.白米は研いで、だし汁を加えて時間をおき、
 通常に炊き上げる。
3.(2)の炊き上がり後、素早く(1)を加えてから蒸らし、
 さくっと混ぜあわせれば、できあがり。
 白ゴマなどをかけていただく。
※ブリは、時間がなければトースターを使い、
 表裏を返し各3~5分かければ、手早く焼けます。
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折衷美食の地 其の2・・・

2007年02月04日 | お茶とお食事

節分の折は、ふたたび神楽坂でランチ。
友人とフレンチの『ラ・トゥーエル』を訪れました。

「ラ・トゥーエル」:
http://www.tourelle.jp/

神楽坂の通りを、少し歩いて角を曲がった、
静かで上品な佇まいの住宅街のなかにふと現れるお店。
通りに向けてフランス国旗が掲げられているのが目印です。

お洒落な田舎風家屋の外側にそなわる小さな階段を、
くねくね上がった2階が、そのレストラン。

いくら暖冬とはいえ2月の寒いなかを、
ウェイターさんが1階の階段口に立っていて、
訪れるお客を出迎えてくれる、とても温かな心遣い。

魚介とお肉がたっぷりのコースをいただきました

小さな前菜には、フォアグラのロワイヤル。
岐阜ワインとハチミツを隠し味にしたクリーミーな仕上がりで、
濃厚ながらも、優しくまろやかな味わいです。

飾りに添えられた葉葱も、爽やかさを加えて好相性。
パンにもつけていただきました。

そして前菜は、毛蟹と茄子のテリーヌ(※上の写真)。
甲殻類の冷製ソースと、ウニを添えて。

これは毛蟹と茄子が、驚くほどによく合うんですね。
それぞれは個性的なのに、メニューではまとまってひとつの味に…。
海の香りが存分に味わえます。

お魚料理は、ヒラスズキのポワレ。
香ばしい白身魚の下には、五穀米のリゾットが敷きつめられ、
お野菜の効いただし汁のソースで、ヘルシーな雰囲気です。


チキンコンソメをカプチーノ仕立てにした、口直しの一品。


お肉料理には、和牛ほほ肉をチョイス。
トリュフと野菜をあわせ、ブレゼ(蒸し煮)にしたもの。

牛肉のやわらかさはいうもでもなく、
シメジやインゲン、オクラなど風味のよいお野菜もたっぷりです。

食後に、
アイスクリームとグレープフルーツのデザートムースと、
コーヒーをいただいて、賞味2時間半のランチタイムは終了。


贅沢な食材を、さらに贅沢なメニューで楽しめて大満足でした。

    

ランチ後は、神楽坂を散歩がてら毘沙門天(善国寺)へ立ち寄り、
お寺での豆まき行事を初体験。


歌や踊りの余興のあとに、檀家さんと思われる方々が、
升を片手に、境内の見物人へ豆袋を撒いてくれるのですが、
そこは豆を得たい群集心理で、もうもみくちゃに…

みんなの熱気に押され、しばし寒さを忘れたひとときです。

    

その後、さらに神楽坂を進んで、
赤城神社の中にある『赤城カフェ』でお茶。


「赤城カフェ」:
http://www.akagijinja.or.jp/shrine/cafe.html

神社にカフェ、は面白い組み合わせ。
境内の会館の一部を拝借し、昨年4月から2年間の限定営業なのだとか。

店員さんはいかにも音楽好きのいでたちで、
お店の中にも、ピアノやアンプ、スピーカーなどが配置され、
毎夜、ライブなどのイベントが行われているそうです。

読書がてらにお茶だけでも、ライブを聞きながらのお食事にも、
レトロな和洋コラボに浸りつつ、思い思いに過ごせる空間に。


オープンテラスに見立てた、
外の席からは、素敵な夕焼けも臨めます。

    

本日のお土産は、
かの山田五十鈴さんもご愛用だったという、和菓子屋の『五十鈴』にて。

数々の銘菓に悩みつつ、「わらび餅」と三色最中の「華車」。
三色…大納言に栗と柚子の美味しさがとっても上品です。


「五十鈴」参考サイト:
http://shinjukuku-kushouren.net/itten/isuzu/

そして、肉まんの『五十番』では、
鹿児島県黒豚と野菜の「特製肉まん」と「エビシュウマイ」を購入。

肉まんのサイズの大きさもさることながら、
シュウマイも高さ、直径ともに4cmほどもあり食べごたえ十分。
ショートケーキのごとく、中にもプリプリの海老が入っています。

「五十番」:
http://www.50ban.com/

その他、
ドイツパンのお店『ベッカー』で、
プレッツェルとフォカッチャを購入。
岩塩を使ったプレッツェルの塩味と歯ごたえはクセになります。

「ベッカー」(参考サイト):
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13021569/

お茶の『楽山(らくざん)』では、
美味しい緑茶をご馳走になりつつ、
普段使いに、黒豆入りの玄米茶も購入しました。

「楽山」:
http://www.rakuzan.co.jp/

    

節分の、福豆の争奪戦には敗れたものの、
今年も美食の福には恵まれるのでは…と感じられる、
神楽坂にて、そんな一日でした
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