例年は温泉で暖まってから寝ると、20時頃からでも熟睡出来るのだが、今回はなかなかうまくいかなかった。
花火の音に気付き、時計を見ると丁度0時。新年を知らせるものだった。
2:20のアラームの瞬間はびくっと来た記憶があるので、その頃は眠れていたようだ。
厚手のジオライン上下に着がえ、車内で山ウェア上着を着れば良いだけにして、2:30過ぎに下へ。ペアレントは今日も笑顔で見送りに来て下さった。
玄関前に停めたタントでエンジンをかける前にハクキンカイロにベンジンを注入した。登山口ですることは少ない方がイイのだ。 車移動10分程で20号のすき家へ。60代位の男性店員は去年と同じ人、今年もチーマー風の若者達。そして、キムチ牛丼ミニとサラダを注文。これもほぼ毎年同じパターンだよね。
国道140号まで走り、途中のセブンでトイレを借り、スッキリした。コーヒーのLを注文し、テルモスへ。これもほぼ毎年同じパターンだ( ̄。 ̄;)
交通量の殆ど無い358号を進む。古関地区では災害復旧工事をしており、係員が赤色灯を振っていた。
調べてみると、昨年9月の台風によるもの(こちら参照)らしい。道志道と同じだ。
工期は3月まで。こうして年末年始関係無く、工事を続けている人達に頭が下がる思いだ。
さて、今回はいつもの駐車場では無く、根原側から登り、一気に山頂を目指すことを考えていた。
丁度昨年の元日、ヨッシーさんが撮ったアースシャドウの南アルプスを見てみたかったのだ。
この根原の登山口は29年の11月、雨ヶ岳からのダイヤを狙う際に利用している。
到着すると1台も停まっていない。一旦前回と同じ倉庫前に停め、足下を確認した。前回はグチャグチャだったが、今は大丈夫だったので、安心してエンジンを切った。
先ずはハクキンカイロに点火し、ポケットに入れた。これで午前中は大丈夫。 車内で山ウエアに着替え、ネックウォーマーにニット帽、さらに耳当ても着けた。これで歩く際の寒さ対策はバッチリだ。
4:37出発。クマは活動していないと思いたいが、心配なのでラジオをスピーカーにして歩いた。内容は覚えていない。
数十m歩いた所で忘れ物に気付き、引き返した。やれやれ新年早々やらかしたよ。
さらに前回歩いた方向はこっちだというおぼろげな記憶により、道間違い( ̄。 ̄;)
元来た道を戻り、この分岐に戻ったのが5:07。これで10分程?のロス。新年早々2回目のやらかしだ。(T-T)
この先の樹林帯、涸れた沢(?)辺りでルートを外れていないか自信が無く、その度に山と高原地図アプリを確認しながら進んだ。
それでもどうにか東海自然歩道との合流地点に着いたのが5:37。つまり駐車場から1時間かかったわけだ。CTでは駐車場からここまで40分の筈なのに・・・前回の反省が活かされていないよね。
ここからは峠道。緩やかにジグザグ道を上った。
6:00 端足峠に到着。
先ずは途中で暑くなり外していたネックウォーマーを着けて寒さ対策。そして、テルモスのホットコーヒーで身体の内部から温めた。
さ~て、富士は・・・
(O_O) 全然見えてないじゃん! ※ コンデジをポケット三脚に固定して撮影。
いやダイヤタイム7:40まであと100分ある。今の段階で絶望したって仕方ないってもんだね。
こんなことをやっているとやや太め(失礼)のソロ男性が到着した。大汗をかいているが、ジーンズにチェックの街着。そして懐中電灯。本栖湖側のメインルートならいかにも居そうだが、ここで出会うはずの無い格好だった。
初めてかと尋ねると、去年も来たという。確か去年の元日は樹氷が出来たときなのだが、無鉄砲というか、あり得ないというか・・・
6:11 竜ヶ岳に向けてリスタート
ここを通るのはなんと平成16年12月以来だ。アノ時は本栖湖畔からメインルートで初めて竜ヶ岳に登った。その後端足峠まで降りてきて、雨ヶ岳をピストンしている。まだ30代前半。元気だったな~
その頃の記憶なんて殆ど無かったが、苦手な土止めを見て、わずかだが思い出したかな。
途中で耳あてが無いことに気付いた。先ほど暑くなってニット帽をずらし、耳を出したときに落としたのだろう。でも、まだ暗いので探すのは難しい。数時間後に戻るときに見つければ良いと割り切って先へ進んだ。やらかし3回目ってか( ̄。 ̄;)
6:35 大分明るくなってきたと感じた頃、左手に南アルプスが見えた。デジイチを使いたい衝動を抑え、コンデジでパチリ。
その数分後、どうやらこれ以上の登りは無さそうだ。アプリを見てかなり頂上の近くまで来ていることを確認した。
右側はこの通り。富士は裾野が辛うじて見えるだけ( ̄。 ̄;)
丁度この頃、山頂方向からやって来たソロ男性と出会った。彼は十数回来ているが、今回が一番悪いとのこと。
その後、山頂方向からやってきた数人を見かけるようになった。富士が見えないので、こちらを撮りに来たのかな。
左側の南アルプスを早く撮りたいが、ササが高くて三脚を出すのは難しい。もう少し先まで行くことにした。
この標柱は一昨年の1月2日ヨッシーさんと割れるダイヤを撮ろうと彼についていったところだ。
紅南アルプスが始まっている。標柱の少し先でササが低くなったところを発見した。三脚をセットする時間も無いので、手持ちでデジイチタイム!(6:52)
※ 補正していません
赤石と悪沢
その左に白嶺三山
大分左に八ヶ岳
振り返ると富士の山頂が見えた。期待してイイかも!
そのずっと上には月齢24の月(トリミングしています)
こうしている間に南アルプスの色合いが強くなってきた。こりゃ~たまりません!
悪沢ズーム
白嶺三山
ずっと左側。印象的な上河内岳の模様、笊ヶ岳と聖岳は頭だけ
そして、お目当てがもう一つ・・・
よ~し、影富士ゲット
続く