気が付けば、いつの間にか、早や、梅雨に入っていた。
日々慌ただしく過ごしていると、時の流れが速く感じる。
ガーデンの木や花たちも週替わりで主役が交代していて
週末に訪れるたびに、それぞれが存在を主張してくる。
今、いちばん目に飛び込んでくるのがこのスモークツリー。
グレースという品種で、背丈は5m以上もあるだろうか‥
緑の中でただ一つ、赤銅色の葉とピンク色の花をつけて
ガーデンのシンボルツリーとして強烈な個性を放っている。
名前の由来のとおり、まるでモクモクと煙のように見える。
バラも次々に美しい花を咲かせていて今が盛りなのだが
ウッドデッキの黄色いつるバラは今年は花の数が少ない。
優しいピンク色のカップ咲きはピエール・ドゥ・ロンサール。
クイーン・オブ・スウェーデンは今年もたくさんの花をつけた。
木洩れ日の中に浮かび上がる淡いピンク色がとても美しい。
昨年新苗で植えた〇〇〇もずいぶんたくましくなってきて
今年初めてこんなに美しいピンク色の花をたくさん咲かせた。
昨年日当たりの良い場所に植え替えたシャリファ・アスマ。
今年はお日様をしっかりと浴びて、伸び伸びと咲いている。
毎年お馴染みの最古参のスベニール・ドゥ・アンネフランク。
咲き始めはこんなに鮮やかな黄色だが、時が経つにつれ
ほんのりと赤みが差してきて、少しずつ色が変わっていく。
そして散る間際には、こんなふうに色濃くピンクが広がって
咲き始めの花とは全く別の花のように見えるのが面白い。
これは別の場所に植えている小さい方のアンネフランク。
他にも名前のわからない黄色い大輪のオールドローズや
同じく名前のわからない濃いピンク色のバラも咲いている。
そして、毎年ゴージャスな大輪の花を咲かせるシャクヤク。
今年は2輪だけしか咲かなかったが、そのぶん花が大きい。
せっかくキレイに咲いた花たちも、すぐに枯れてしまうので
切り花にして家の中で花瓶に活けて楽しむことにしている。