臍曲がりの独り言

行動記録と私見

別冊・正論・Extra.01

2006年02月05日 | 感想
この雑誌は1月22日の朝の番組「報道2001」というフジTVで竹村健一氏が紹介されたもので、一時売り切れになってたのですが、28日東京駅の売店で見つけ購入したものです。
表題が「軍拡中国との対決・徹底特集」となっていて、歴代の首相が取ってきた宥和政策が我が国の国益を損なってきて、小泉首相が、我が国の内政問題に対しとやかく言うのは理解に苦しむと、最近頓に顕在化された中国の反日攻勢に対し、初めて我が国の首相として反論したことで、マスコミに大いに取り上げられ、中国の不当性について多くの論客の主張を集めて出版されたものです。
戦後60年を経て、政治家を含めて今の著名人の多くが殆ど自分の国の歴史についてさえ知らないことが多いい事から、中韓から歴史、歴史といわれて少しも反駁できない現状について、本当に情けなく思います。保守政党と自認してる自民党の中に結構媚中派が多く、呆れて物も言えない連中が結構いて、例えば自民党総務会で「創氏改名は朝鮮人が望んだ」と発言した麻生太郎を吊し上げた野中広務にたいし、当時奥野誠亮が「野中君、麻生君の言うことは100%正解で、創氏改名に踏み切って判子ついた内務官僚が、この私なんだよ」と言ったら、野中は中座して出て行ってまったそうで、相変わらずTVに出てる有名人でもかくの通りです。
現下の中国は一党独裁でソ連とは少し違うが、ソ連にはまだ資源が豊富にあるけれど中国には殆ど無く、そのソ連でさえ共産主義が崩壊したくらいで、中国は将来同じような存在になりつつあり、限界が来るのは時間の問題だと思われます。
又、中国は、侵略戦争を指導した「A級戦犯」が祀られていることを非難の焦点に据えているが、日本を侵略国と決めつけたものは東京裁判しかなく、政治家はその裁判の判決を講和条約で受け入れているから、仕方ないと認識してるようですが、その東京裁判そのものが国際法を無視したものであった事を、もう少し声高に主張しても良いのではないか思いますが如何なものでしょう。
「中国人とは何か」 一つは「文字が読める人」一億人、二つめが「文字もろくに読めない人々」十二億人と分類でき、中国共産党の幹部が「十三億人の民意」と言うが十三億人の中国人というのは存在しないと解説してる人もおります。朝青龍のモンゴル、ダライ・ラマのチベット等皆中国に征服されたもので、正確なこれらの歴史について承知する日本人は少ないと思います。
何れにしろこの雑誌は、種々の方面から見た中国について解説されてる参考になる本だと思います。
一読をお勧めします。

追記:東京大学初の女性の教授で文化勲章を授与された中根千枝さん(社会人類学者)が以前学士会の夕食会での講演で、日本人と中国、韓国の人とは顔かたちは似ているけれども、人類学的には全く異質で、日本人はむしろインドネシア人に似ているという話を聞いたことがあります。
動物一般(人間を含めて)大便と小便は別々に排泄されるが、日本人と中韓の人々は一緒に排泄できるという肉体的特質を持っているそうですが、性善説の日本人に対し彼らは性悪説なのではと思います。