
せっかくだから帰る前に観ていくか…、そう簡単に考えていったが、甘かった。
当日チケットを買うために並び、そのチケットをもって並んだ最後尾で70分待ちの予想、
朝は開館前に3千人が並んだという、それに比べれば半分ぐらいの時間になったらしいが…、
頭上には、「水分補給・体温調節」の注意書きが下がる。、
やっとチケットの半券を切り取られても、人・人・人の人波の中で鑑賞。
空いた椅子を見つけて座りこむ、人が少なくなってくるのを待つが、まったく減っていく気配なし。
購入を希望するグッツの支払いをするのにまた並び、
図録もすでに売り切れて増刷中だと、その図録を送付依頼するに送り状を書いてまた並ぶ。
たいしたものだ、これだけの人を呼ぶ若冲は。
美術館から出たとき、上野の山に夕べの鐘の音が響いていた。