一人でお泊り 前編

先日、急に息子が
「おばあちゃんの家に行きたい」と言い出した。
しかし、他に用事があったので
「また今度ね」
と他の用事を済まして、夕方自宅に帰ってきた。

しかし、帰宅してからもおばあちゃんの家というキーワードを
忘れなかったようで
「あそびにいきたい。泊まる。」を連呼していた。

実は我が息子、以前いとこの家から帰らないと言い出し
そのまま泊めてもらったが、
窓の外の木が揺れているのが怖くなったと
夜中に帰ってくるという経歴の持ち主。

それに懲りてか「泊まっていくかい？」の言葉には
すぐさま「帰る」と言うようになった。

しかし、今回の「おばあちゃんの家に泊まりたい」は
かなりしつこかった。
・お母さんはいない
・泣いても迎えにいけない
とこちらもしつこいほど言い聞かせたが、それでも返事は
「行く」
と言うことなので行かせることにしたのだった。
（おばあちゃんの家までは夫同行）
おばあちゃんの家は何度か皆で泊まったこともあるので大丈夫かなと。
おばあちゃんも喜ぶだろうし。


でも母は知っていた。
なぜ息子が急におばあちゃんの家に行きたいと言い出したのか。
彼は飴が食べたかったのだ。
数日前から私は飴禁止令を息子に発令していた。
（虫歯らしきものを発見したため）
おばあちゃんの家には飴がたくさんある。
やつの狙いはそれだ！

自転車（後部座席）で元気に出発した息子。
母にあっさり「ばいば～い」と言って出て行った息子。

あまりにあっさり出て行ったので、私はちょっぴり寂しくなり
おばあちゃんへメールをした。
虫歯なので飴は絶対に与えないで下さい

さて今回はどうなることやら。


つづく