スリランカ津波災害への支援

津波によるスリランカへの災害に関する情報を記載し、支援の輪を広げる事が目的。

1月13日

2005-01-16 13:02:16 | Weblog
様々なところか想像を超えるほどの救援物資・義援金等が送られてきている。
飛行場では、物資の仕分け作業等が追いついていないようである。
災害発生後17日間が過ぎた現在でもまだまだ物資は到着しているようである。
この通信でも以前触れたが、本当に必要なものが来ているのかが非常に疑問である。

日本の友人の話では、日本の報道の仕方では
「スリランカには何もなく、早く手を差し伸べないといけない」と
とらえてしまっても仕方ないとのこと。
個人的に色々なものを集め送ってくださる方も多いとは思うが、
現在この国において多くのものは豊富にある。
少なくとも、飛行場の倉庫と、関係機関の倉庫の中には。
ある記事では、諸外国からの援助を全てあわせると、
スリランカ全国民に10万ルピー(約10万円)渡せるほどだとか。

では、そのお金は一体どこにあるのか?どのように使われようとしているのか?
政府は何のプランも持っていない。
コロンボで山済みになっている救援物資がちゃんと配る事さえ出来ない政府が、
果たしてとてつもない額のお金をマネージメントする事が可能なのだろうか?
誰もが思う疑問である。それなのに政府は各国に更なる援助を要請している・・・。

被災地での選挙活動!?
NGOがある学校を掃除していると、ある政党のメンバーが来て、
「この学校を掃除するのはやめろ!」といったそうだ。
彼らがこれからやるから、彼らがやったという事人々に見せ付けたいから、『票』が欲しいから・・・。

緊急援助、誰が一番?
緊急援助はまさに一刻を争う判断と決断が求められる。
「これは、被災者のため?」なんてばかげた質問を以前の私だったらするわけはない。
当然、被災者のためであるべきはずだが、その真相はいまいち不明である。
私の感じるところでは、誰が一番に援助をするかというのは、
自国またはそれぞれの機関にとって今後のイニシアチブを握る上で、
また国際関係上非常に重要な事であるようだ。
ポリティカルゲームの何ものでもない・・・。
そのゲームのもと『忘れられた人々』が多くいる事を考えるべきである。
各機関や各国がもっと連携して事を進めるべきなのだが、『一番』が欲しいのでそれはなかなか難しい・・・。
有名なNGO、国連機関、国際機関、政府機関果たしてどこが『本当の援助』をしているのか?
じっくり見据える必要がある。
ユニセフだから、赤十字だからよい事をしているのだろうと思い込むのは少し危険かもしれない・・・。

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