スリランカ津波災害への支援

津波によるスリランカへの災害に関する情報を記載し、支援の輪を広げる事が目的。

1月11日

2005-01-16 13:01:22 | Weblog
4日ぶりに南の都市ゴールを訪れた。
道路の清掃はかなり進んでいるようであり、全く問題なく車は走れる。
ただ、道路の両脇を見るとそこには瓦礫の山が散乱している。
生ゴミなどのせいか結構な悪臭が漂っている。

ある、障害者施設を訪れた。以前協力隊員が活動をしていたというその施設も26日波をかぶっている。
60人以上の入所者が命を落としたとのこと。寝たきりの人や足に障がいをもった人などが逃げ遅れたらしい。
やはり、『弱い』人が犠牲になってしまったようだ。
現在、入所者達は近くのお寺などに避難中。施設をいち早く使えるようNGOのメンバーとボランティアが、
懸命に掃除をしているとこであった。

NGOが教育省の要請に答え14校の再建を一昨日引き受けていた。
まずは学校の現状調査をする必要ありと言う事で、いくつかの学校を我々が担当した。

いち早く学校を始めて少しでも子どもたちの精神的ストレスを解放したいという思いがある。
家もなく、だべるものも充分ではなく、家族などを亡くした子どもが果たして学校へ来るのか疑問ではあるが、
一人で悶々としているよりは、学校へ行き友人・先生らと会う事はやはり重要なことであろう。

学校が全壊のところは短期間で授業を再開するのは難しい。
また、あまりにも海に近い学校では、子ども達がおびえてしまい(トラウマ)逆にストレスを与えてしまう。
その辺の状況をチェックしながらゴールからコロンボへと戻ってきた。

全く無傷のだ学校もあれば、海から少し距離があるにもかかわらず、完全に破壊されている学校もあった。
その現場をみるといかに津波がすごかったのがわかる。
そして、津波がどのように押し寄せたのかは想像するのも難しい。
というのは、海側にある建物が残っているのにもかかわらず、その裏側にある建物が全壊であったり、
海から少し入った土地が急にえぐられてたりしているからだ。

何人かの話を聞くと、津波は普通の『波』としてきたのではなく、
竜巻のように回転が加わりながら来た様だ。
だから、それぞれ破壊度がちがうのであろう。

ひとまず、1月20日に学校を再開すると言う目標をたて活動をしている。
建物を完全になおすのは難しいと思うが、必要なものを揃え、掃除を行い、壁の色を塗り替え・・・
子ども達が学校へ戻れるようみんながんばっている。


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