九電前ひろばのメールより転載です。
都合よく数字の操作ばかりしようとする九電にとって、「企業努力」とは何であるのか、首をかしげます。
「ひろば」主催で料金値上げに関する申し入れも予定されています。
末尾をご覧ください。
--
★ 中西正之 さんから:
青柳行信さま
<九州電力の電気料金値上げ申請に付いて思う事①を 報告します>
毎日新聞に掲載された九電値上げ資料によると、九電は石炭火力の原価は
4.20円/kwH、石油火力の原価は16.59円/kwH、LNG火力は
12.14円/kwHと発表されていました。石炭火力の場合は少し安すぎるよ
うに思われましたが、石油火力、LNG火力は妥当な発電原価と納得しました。
ところが、2012年12月26日の”平和とくらしを守る福岡県革新懇談会”の
九電交渉に参加して九電の説明を聞いていると、この数値は発電原価ではなくて
燃料原価だということが判りました。
この事が判って、九電の火力発電用燃料があまりにも高価になっていることに驚
きました。以前に仕事の関係で大阪ガスはLNGを自社の専用船で買い付けに行
き、LNGを安価に購入するよう大変な努力をしていると聞いていたので、他の
企業の実情をインターネットで調査してみました。
“オーストラリア・パシフィックLNG社とのLNG売買契約書の締結および
LNG輸送に関する長期専用船の導入について”
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/0629-3j.html
“LNG専用船の概要”
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/0629-3_2j.html
添付資料によると、関西電力はオーストラリア・パシフィックLNG社との間
で、LNG売買契約書を締結している。プロジェクトは、クイーンズランド州内
のスラット盆地・ボーウェン盆地中心の石炭層に存在する天然ガス「コール・
ベッド・メタン(Coal
Bed Methane)」を、グラッドストーン港でLNGに加工して出荷するもので、
2016年から20年間、年間100万トン程度のLNGを購入する予定だそう
です。
また、プロジェクトを含むLNGを自社向けに輸送することを目的に、商船三
井との間で、長期専用船として省エネ型のLNG新造船2隻の長期傭船契約を締
結したそうです。
大阪ガスと東京ガスはLNG調達用の専用船をそれぞれ6隻運航しているよう
です。東京電力は4隻、関西電力は1隻、九州電力も1隻、専用船を運航してい
るようです。
大飯原発を2基再稼動した関西電力でも、LNGを安価に買い付けるための計
画は進めているようです。しかし、九電は直ぐに玄海と川内の原発が再稼動する
ので、LNGの調達量の増大はつなぎの為であり、LNGの調達価格を安くする
必要は無いと考えているように思われます。
“北極海航路で日本にLNG輸送成功 ロシア企業、世界初”
http://www.asahi.com/international/update/1206/TKY201212060463.html
ただ、添付資料のように、地球温暖化の影響で、北極海の氷がかなり溶けて、ノ
ルウェー産のLNGが北極海航路で日本まで運ばれてきて、北九州の戸畑に到着
したとのニュースが有りますが、九電に新しい調達先ができて、皮肉な結果と
なっています。
○-----集会等のお知らせ-----○
● 九州電力の電気料金の値上げに対して九電への申入回答要請 ●
日時;1月28日(月)午後1時30分
午後1時15分に九電前ひろば・テント集合。
どなたでも参加できます。
呼びかけ:さよなら原発!福岡 080-6420-6211(青柳)
都合よく数字の操作ばかりしようとする九電にとって、「企業努力」とは何であるのか、首をかしげます。
「ひろば」主催で料金値上げに関する申し入れも予定されています。
末尾をご覧ください。
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★ 中西正之 さんから:
青柳行信さま
<九州電力の電気料金値上げ申請に付いて思う事①を 報告します>
毎日新聞に掲載された九電値上げ資料によると、九電は石炭火力の原価は
4.20円/kwH、石油火力の原価は16.59円/kwH、LNG火力は
12.14円/kwHと発表されていました。石炭火力の場合は少し安すぎるよ
うに思われましたが、石油火力、LNG火力は妥当な発電原価と納得しました。
ところが、2012年12月26日の”平和とくらしを守る福岡県革新懇談会”の
九電交渉に参加して九電の説明を聞いていると、この数値は発電原価ではなくて
燃料原価だということが判りました。
この事が判って、九電の火力発電用燃料があまりにも高価になっていることに驚
きました。以前に仕事の関係で大阪ガスはLNGを自社の専用船で買い付けに行
き、LNGを安価に購入するよう大変な努力をしていると聞いていたので、他の
企業の実情をインターネットで調査してみました。
“オーストラリア・パシフィックLNG社とのLNG売買契約書の締結および
LNG輸送に関する長期専用船の導入について”
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/0629-3j.html
“LNG専用船の概要”
http://www.kepco.co.jp/pressre/2012/0629-3_2j.html
添付資料によると、関西電力はオーストラリア・パシフィックLNG社との間
で、LNG売買契約書を締結している。プロジェクトは、クイーンズランド州内
のスラット盆地・ボーウェン盆地中心の石炭層に存在する天然ガス「コール・
ベッド・メタン(Coal
Bed Methane)」を、グラッドストーン港でLNGに加工して出荷するもので、
2016年から20年間、年間100万トン程度のLNGを購入する予定だそう
です。
また、プロジェクトを含むLNGを自社向けに輸送することを目的に、商船三
井との間で、長期専用船として省エネ型のLNG新造船2隻の長期傭船契約を締
結したそうです。
大阪ガスと東京ガスはLNG調達用の専用船をそれぞれ6隻運航しているよう
です。東京電力は4隻、関西電力は1隻、九州電力も1隻、専用船を運航してい
るようです。
大飯原発を2基再稼動した関西電力でも、LNGを安価に買い付けるための計
画は進めているようです。しかし、九電は直ぐに玄海と川内の原発が再稼動する
ので、LNGの調達量の増大はつなぎの為であり、LNGの調達価格を安くする
必要は無いと考えているように思われます。
“北極海航路で日本にLNG輸送成功 ロシア企業、世界初”
http://www.asahi.com/international/update/1206/TKY201212060463.html
ただ、添付資料のように、地球温暖化の影響で、北極海の氷がかなり溶けて、ノ
ルウェー産のLNGが北極海航路で日本まで運ばれてきて、北九州の戸畑に到着
したとのニュースが有りますが、九電に新しい調達先ができて、皮肉な結果と
なっています。
○-----集会等のお知らせ-----○
● 九州電力の電気料金の値上げに対して九電への申入回答要請 ●
日時;1月28日(月)午後1時30分
午後1時15分に九電前ひろば・テント集合。
どなたでも参加できます。
呼びかけ:さよなら原発!福岡 080-6420-6211(青柳)
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九電への申し入れ。 いつものことながら いつまでも安全神話に乗っかっている彼らに 非哀感が付きまとっていたようです。
西山さんや 三好さんの発言が心に残りました。
ユズリンさんの 動画がアップされたら是非見ていただきたいです。
あんくるトム工房
値上げするな 稼働するな http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2255
★ 白垣詔男 さんから:
夕刻のRKBテレビニュースで、九電に対して「電気料金値上げ反対の要請書」
を渡しておられる
青柳さんの姿が出ていました。
心強い限りです。
九電は「値上げ」の前に、もっと身を切る努力をしなければ、どの面下げて消費者に「値上げ」を言えるのでしょうか。
役員も増やしておいて…「利用者ががお客さま」という意識はないようです。
内部留保を取り崩してでも、値上げしない努力をする必要があると思っています。
厳冬真っ最中です、ご自愛ください。まずはお礼まで。
★ 藤野 さんから:
原発再稼働を前提にした電気料金値上げ計画の撤回を求める九電との交渉
日時 1月28日午後1時半から3時過ぎ
場所 九電本店会議室
参加者 約30人
「さよなら原発!福岡」は28日、電気料金の値上げを計画している九電に対し、計画を撤回するよう求めて交渉を行った。
「さよなら原発!福岡」は1月10日付けで、瓜生道明・九電社長あてに「原発再稼働を前提にした電気料金の値上げ計画の撤回を求める要請書」を提出し、18日までに文書での回答を求めていた。
しかし、九電側は文書での回答を拒否したため、この日の対九電交渉となった。
「さよなら原発!福岡」の青柳行信代表が「福島第一原発の事故以来1年10カ月経つが、いまだ事故原因は解明されず、16万人以上の人々が故郷を追われ、多くの人々が放射能汚染に怯えながら避難生活を余儀なくされている。私たちは原発の速やかな廃炉を求めるとともに、貴社が原発の再稼働を前提にして、市民に新たな負担を強いる電気料金値上げを計画していることに怒るとともに、値上げ計画を撤回する事を強く求める」と述べ、九電側に回答を求めた。
九電側は広報グループ長やお客様本部グループ長ら7人が対応したが、「さよなら原発!福岡」が出していた質問には明確な回答がなかった。
このため「さよなら原発!福岡」は改めて文書での回答を求めるとともに、文書での回答がない場合は瓜生社長が交渉の場に出席する事を強く求めた。
「さよなら原発!福岡」が提出していた質問は
①原発再稼働を前提にしているが市民・国民の安全をどのように考えているか
②営業利益の59%は家庭用の料金であり、その上で業務用の安い料金と会社全体の利益を得ている。情報を公開すべきだ
③九電が地域や諸分野への対策として使った費用は多岐にわたる。金額は合計300億円以上になり、他の電力会社と比べても突出して多い。全容を明らかにせよ、
など7項目。
これに対して九電側は「エネルギー供給として原子力は一定以上は必要と考えており、7月の再稼働会を前提に試算した」「再稼働をする場合は絶対に事故を起こさない決意をした上で実施する」「寄付については相手がある事であり、明らかには出来ない」「法律に則りのっとって決定している」「燃料費の調達についても厳しく交渉している」などと、誠意のない回答に終始した。
こうした九電側の態度に、西山進さん(85)は「私は長崎の被爆者です。やはり被曝した友人が九電に入社した。とても優秀で立派な人物だったが、被曝の影響が出て若くして死んだ。放射能の怖さをあなた方は知っているはずだ。
九電社員である前に妻や子供を抱える家庭人です。人としての心を取り戻して下さい。私たちはあなた方と敵対しているのではない」と諄々と説いた。
感想を求められた九電の社員はしばらく言葉を発する事が出来なかった。
福島原発事故の教訓から、原発リスクを考慮すべきではないのか、の問には答えられませんでした。
九電は、今日の内容や文書での回答の申し入れを社長に伝え、後日回答する、と答えました。
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昨日、九電の電気料金問題の交渉(九電前ひろば主催)では今年一月作成の「電気料均値上げについて」という15pの資料が出ました。
HPに出ているかもしれません。
時間的にもタイトだったので、私は細かな内容に入らず、
角度を変えて
①燃料費を口実にした値上げは、原発依存の経営の失敗。
②正当な理由がある値上げには反対しない。「再稼働か値上げか」というお決まりの二者択一はおかしい。
③再稼働した場合の「リスク」=福島並みの事故を想定をせざるを得ないので、料金的にも莫大になる。再稼働リスクをどう考えているのか。
(これには、「そんなことを考えたことがないという回答でした、新しい種々の規制・指針で大丈夫な原発になるのだそうです。)
④既に、燃料費調整制度で値上げは月々されている。そのデータ下さい。
> (HPに載せている)
⑤「安全安心」というが、安全は技術的な問題かもしれないが「安心」は電力会社等が一方的に押し付けるものではなく私たち一人一人が獲得し確立していくものだ。情報公開をすべき。
等を言いました。
⑥広報のYさんと立ち話をしました。
公聴会には社長が出るが、とにかく経産省から何も言ってきてないので詳細は不明。東電のHPにある料金問題公聴会を見たら、15分の陳述時間枠の中で陳述が終われば、電力会社も答えている、そうなるのだろうか?と何ともゆるい反応。
ちなみに28日は関電の公聴会。連絡取りあっているのでしょうね。