九電消費者株主の会ブログ

2003年から毎年脱原発の議案を株主総会に提出してきました。株主として、消費者として九州電力に働きかけていきましょう。

九電交渉のお知らせ

2016年11月21日 | 株主の会からのお知らせ
ずいぶんと待たされましたが、九電交渉の日程が確定したのでお知らせします。
追加で、27、28を質問しています。
グリーンピースが行っている緊急署名の内容も、27でやり取りしたいと思っています。

日時:11月30日(水)15時
場所:九電本店地下2階会議室

2016年8月25日

九州電力株式会社 代表取締役社長  瓜生 道明 様

川内原発、玄海原発の基準地震動見直し、
及び、核燃料サイクル事業、使用済みMOX燃料の取り扱いに関する公開質問状
九電消費者株主の会代表 木村 京子
脱原発ネットワーク・九州代表 深江  守
反原発・かごしまネット代表 向原 祥隆
脱原発大分ネットワーク代表 河野 近子
地球ファンクラブ代表 井倉 順子
草の根の会・中津代表 梶原得三郎
宮崎の自然と未来を守る会代表 青木 幸雄
原発避難計画を考える水俣の会代表 永野 隆文
原発なしで暮らしたい・長崎の会代表 川原 重信
「イラク判決を活かす会」代表 上西 創造
「曽根九条の会」代表 上西 創造
「風下の会」代表 星隈二三男
たんぽぽとりで代表 山中 陽子
原発知っちょる会代表 山口 輝生
福岡地区合同労働組合代表執行委員 筒井  修
さよなら原発北九州連絡会代表世話人 棚次 奎介

(連絡先) 803-0277 北九州市小倉南区徳吉東1-13-24  深江 守
Tel/Fax 093-452-0665 携帯/ 090-9478-6195 E-メール mfukae@cnc.bbiq.jp

追加質問

27、川内原発1、2号機、玄海原発1、2、3、4号機の日本鋳鍛鋼(JCFC)製原子炉部材に欠陥(炭素偏析)があることがフランス経由で本年9月に発覚しました。この件につき原子力規制委員会により調査・報告を指示され、報告を行っています。
 具体的に調査結果をお知らせください。

28、現在、経済産業省の部会の中で、「全国の原発について、廃炉関連費用の一部を新電力にも負担させる方針」を検討しています。この件について、九州電力の見解をお聞かせください。また、玄海1号機の廃炉不足分は、どのようにして回収する予定でしょうか。決まっていれば、お聞かせください


よろしくお願いします。
深江

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1 コメント

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公開質問状 (歌野(広報担当))
2016-11-21 18:12:41
公開質問状の内容を、コメント欄に掲載します。
長ーいですが!
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2016年8月25日

九州電力株式会社 代表取締役社長  瓜生 道明 様

川内原発、玄海原発の基準地震動見直し、及び、核燃料サイクル事業、使用済みMOX燃料の取り扱いに関する公開質問状

九電消費者株主の会代表 木村 京子
脱原発ネットワーク・九州代表 深江  守
反原発・かごしまネット代表 向原 祥隆
脱原発大分ネットワーク代表 河野 近子
地球ファンクラブ代表 井倉 順子
草の根の会・中津代表 梶原得三郎
宮崎の自然と未来を守る会代表 青木 幸雄
原発避難計画を考える水俣の会代表 永野 隆文
原発なしで暮らしたい・長崎の会代表 川原 重信
「イラク判決を活かす会」代表 上西 創造
「曽根九条の会」代表 上西 創造
「風下の会」代表 星隈二三男
たんぽぽとりで代表 山中 陽子
原発知っちょる会代表 山口 輝生
福岡地区合同労働組合代表執行委員 筒井  修
さよなら原発北九州連絡会代表世話人 棚次 奎介

(連絡先) 803-0277 北九州市小倉南区徳吉東1-13-24  深江 守
Tel/Fax 093-452-0665 携帯/ 090-9478-6195 E-メール mfukae@cnc.bbiq.jp


4月14日21時26分、マグニチュード6.5の地震(前震)があり、熊本県益城町で震度7を観測しました。その28時間後の16日1時25分にはマグニチュード7.3の地震(本震)があり、益城町と西原村でまたもや震度7を観測するという、前代未聞の大地震が発生しました。
 建築構造物は、地震に耐えられるよう耐震設計をして造ります。揺れを想定して、その揺れに耐えられるように設計をするのですが、想定する揺れは一回のみです。大きな揺れが何回も繰り返すことは想定していません。川内原発、玄海原発の基準地震動策定に当たっても、今回のような短時間に大きな地震が繰り返し原発を襲うことを考慮していないのではないでしょうか。
 この問題について、今年の第92回定時株主総会において九州電力の見解を問い質しました。担当取締役からの回答はなかったので、再質問をしたところ瓜生社長が直々に、「この累積疲労係数というのがよく分からないのですけど、針金を何回も繰り返し曲げていると最後は折れてしまうことを言っているのかとも思いますが、いずれにしても原発は裕度をもって造っておりますので、壊れることはありません」という、きわめていい加減で無責任な回答でした。再質問ができなかったため、そのままになってしまいましたが、この問題も含めていくつかの重要な問題を公開質問状として提出します。公益企業体としての九州電力の誠意ある回答をお願いします。
 尚、回答の場を10月中に設定していただくよう合わせて申し入れます。

一、熊本地震、基準地震動の見直しに関して

1、九州電力が平成27年7月13日に原子力規制委員会に提出した「川内原子力発電所1号炉の高経年化技術評価」(耐震・耐津波安全性評価結果について)によれば、伸縮式配管貫通部(主蒸気系統)の疲労割れに対する評価内容として、疲労累積係数許容値1以下に対して、評価地震動Ss‐1の時、通常運転時0.020、地震時0.944、合計0.964。また、Ss‐2の時、通常運転時0.020、地震時0.582、合計0.602となっています。
 この評価は、運転開始後60年時点における評価とのことですが、現時点、もしくは40年時点での評価はどうなっていますか。

2、60年時点の評価で、Ss‐2の時、地震時0.582となっていますが、どうしてこのような結果になるのでしょうか。

3、主蒸気及び主給水系配管の劣化を考慮した耐震安全性評価では、主給水系配管の場合、疲労累積係数許容値1以下に対して、評価地震動Ss‐1の時0.858、Ss‐2の時0.991となっています。現時点、もしくは40年時点での評価はどうなっていますか。

4、川内原発、玄海原発の基準時振動策定に当たっては、今回の熊本地震のような短時間に大きな地震が繰り返し原発を襲うことを考慮して策定していますか。

5、何度も繰り返し大きな地震に襲われる場合、「累積疲労係数」という指標が重要になります。熊本地震のように地震が何度も起これば、そのたびに震動回数が累積され、それだけ累積疲労係数が増加していきます。その許容限度は1です。川内原発、玄海原発では、熊本地震のように震度7程度の地震が二回も連続して起こると累積疲労係数は許容限度を超えるのではないでしょうか。九州電力の評価を教えてください。

6、今回の一連の地震は、日本最長の活断層である中央構造線が動いた地震でした。中央構造線は紀伊半島から四国北部を通り九州に上陸しますが、上陸後は別府・万年山断層帯-布田川・日奈久断層帯と続き、八代海―長島から阿久根市沖を通り甑海峡へ抜けていると思われます。川内原発は、この中央構造線に連なるとみられる甑断層、甑海峡中央断層、そして甑海峡中央断層にぶつかる市来断層に囲まれています。
甑断層、甑海峡中央断層、市来断層の3つの断層が連動して動くことは想定できませんか。

7、M6.5震度7を記録した4月14日の熊本地震では、地表1,580ガル、鉛直1,399ガル、地下260ガルという激しい揺れを記録しました。川内原発直下もしくは周辺で起きていたら、川内原発は崩壊していた可能性があります。そうした可能性は想定できませんか。

8、熊本地震では、家屋の倒壊が相次ぎ、崖崩れ、山崩れ、橋の崩落などで交通網はズタズタになりました。原発事故が重なる複合災害では地域住民は逃げられず、避難計画や地域防災計画は絵に描いた餅であることが明らかになりました。避難計画等が整わなくても原発の運転は続けられるつもりですか。

9、九州電力が想定している過酷事故対策は、地震被害を想定していますか。想定していないのならば、再度やり直すべきではありませんか。

10、川内原発では、重大事故時の対応拠点として当初免震重要棟を新設するとして再稼働審査をパスしました。しかし、再稼働後に新設計画を撤回し耐震構造で対応とのことですが、地震が原因で重大事故になった時に対応できないのではないですか。

11、基準地震動の見直しについて、原子力規制委員会の前委員長代理であった島崎邦彦氏は、震源の断層面積から地震規模を算出する「入倉・三宅式」では過小評価になる可能性があり、「入倉・三宅式」を使った基準地震動については見直すべきであると、提言しています。川内原発、玄海原発の基準地震動の策定に当たっては、どの計算式を使ったかを明らかにしてください。
 また、「入倉・三宅式」を使っているのであれば、見直しが必要と思われますが、いかがですか。

二、核燃料サイクル事業について

東海再処理工場は31年間運転し、1140トンの使用済燃料を再処理しました。1年間に37トン、年間稼働率にしてわずか20%という惨憺たる実績になりますが、2014年12月に再処理業務は停止となりました。しかし、再処理業務が停止となった今でも430立方メートルもの高レベル廃液がそのまま残っています。今後、20~30年かけてガラス固化していく計画だそうです。この件に関連していくつか質問します。

12、九州電力は東海再処理施設に使用済燃料を累計で何体(何トン)搬出しましたか。また、再処理して何トンの核分裂性プルトニウムを回収できましたか。

13、東海再処理施設への再処理支払額は現時点で総額いくらになりますか。

14、東海再処理施設は再処理事業を停止しましたが、いまだにガラス固化できていない高レベル廃液が430立方メートルも存在します。九電由来のガラス固化体は何体できていますか。また、いまだガラス固化できていない廃液は何立方メートル残っていますか。

15、今後、30年ほどかけてガラス固化する計画らしいですが、その費用負担はどうなっていますか。

16、九州電力は六ヶ所再処理工場に累計で何体(何トン)の使用済燃料を搬出していますか。その内、再処理されたのは何体(何トン)で、回収された核分裂性プルトニウムは何トンですか。

17、九州電力がこれまで日本原燃に支払った再処理前払い金の総額を明らかにして下さい。

三、プルサーマル、使用済みMOX燃料の取り扱いについて

18、九州電力が、平成20年12月末時点で保有する回収プルトニウムの量は、核分裂性プルトニウム量で、海外(英仏)に約1.9トン、国内に約0.3トン、合計で約2.1トンとなっています。H21年に実施された玄海3号プルサーマルでは、フランスで回収された約1.3トンのプルトニウムからMOX燃料が製造されています。約1.3トンのプルトニウムからは46体のMOX燃料が製造可能ですが、すでに46体のMOX燃料は完成していますか。また、そのMOX燃料は現在どのような状態で存在しますか。

19、玄海3号プルサーマルはH21年の第12回定期検査終了時にMOX燃料16体を装荷して開始されました。第13回定期検査終了時には、新たに何体のMOX燃料を装荷する予定でしょうか。

20、一回目に装荷された16体のMOX燃料は、装荷からすでに7年が経過しています。燃料の健全性はどのように確認されましたか。

21、佐賀県が「了解」したプルサーマル計画は、毎年実施される定期検査で新たなMOX燃料を16体装荷し、3回目には48体(総プルトニウムで約2トンのプルトニウム)のMOX燃料を装荷する計画だったと思います。一回目の装荷からすでに7年が経過するという事態は、当初の計画にはなかった事であり、もし今後もプルサーマル運転を実施する予定なら、新たな計画を佐賀県に「了解」してもらうべきだと思いますが、その必要はありませんか。

22、イギリスに保管されている0.8トンのプルトニウムをMOX燃料に加工する予定はありますか。

23、使用済MOX燃料は発熱量が高く、使用済ウラン燃料を再処理して作った高レベルガラス固化体と同じ温度に下がるまでに500年かかることが分かっています。使用済MOX燃料の処分方法についてお聞かせください。

四、九州電力は玄海、川内原発敷地内に中間貯蔵施設を作ることを明らかにしていますが、この件についていくつか質問します。

24、中間貯蔵施設の構造等、具体的な計画は決まっていますか。中間とは、どの程度の時間の長さを言っているのでしょうか。100年でしょうか。200年でしょうか。

25、原発を建設するとき、使用済燃料の中間貯蔵施設を併設することを玄海町や佐賀県、薩摩川内市や鹿児島県に了解を取っていましたか。取っていないとすれば、どのような手続きを経て貯蔵施設を建設する予定でしょうか。

26、中間貯蔵施設は玄海原発、川内原発の敷地内で十分対応可能であるとお考えでしょうか。





追加質問

27、川内原発1、2号機、玄海原発1、2、3、4号機の日本鋳鍛鋼(JCFC)製原子炉部材に欠陥(炭素偏析)があることがフランス経由で本年9月に発覚しました。この件につき原子力規制委員会により調査・報告を指示され、報告を行っています。
 具体的に調査結果をお知らせください。

28、現在、経済産業省の部会の中で、「全国の原発について、廃炉関連費用の一部を新電力にも負担させる方針」を検討しています。この件について、九州電力の見解をお聞かせください。また、玄海1号機の廃炉不足分は、どのようにして回収する予定でしょうか。決まっていれば、お聞かせください
以上
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