プリシラ物語

☆☆☆

母よ、あなたは強すぎる。

2004-11-24 23:12:42 | Weblog
今日はある物を探しながら色々な場所の整理をしていた。何だか、色んな場所から、色んな物が発掘される。私の小さい頃の写真がどうゆう訳か出てきて、小さい頃私は、名古屋章という俳優に似ていると姉に良く言われていた。ケンカした時など「アキラに似ているんじゃねぇよ」という姉の心ない言葉に傷ついていた頃もある。今は多分、全く似ていないと思うのだが、今日、しみじみと見てみると小さい頃は確かに「名古屋章」だ。いいじゃん!俳優顔って事じゃん??それから、古臭い母子手帳が出てきた。これは、年代物だ!ページを捲ると、父と母の名が記入されている。当たり前だが・・・やっぱり、私の親は放任主義のあの親だ・・・。次のページは「母となるまでの心がまえ」だが・・・そのページから妊娠初期のページまでが、見事なほど綺麗だ!落書きひとつない。読まなかったんだな!この時点で放任主義の子育てが始まっていたんだな!・・・・・本当にこの母子手帳・・・自分のじゃなかったら、全国の皆様に公開したい位・・・ふざけている・・・『笑える母子手帳」だ・・・。そして母からも聞かされていたが・・・私はへその緒を首に巻きつけて仮死状態で生まれてきたそうだ。母子手帳にも、仮死~蘇生に丸印がしてある。お腹を痛めて生んだ我が子が産声を上げず仮死状態で生まれてきた。母の心の痛みは想像を絶するものだっただろう・・・。目頭が熱くなった・・・。先程、母に電話をし、母子手帳の事を話した。助産婦さんが、足を逆さにして、お尻をパンパンと30分位叩き続けてくれたそうだ。「私が産声を上げるまで生きた心地がしなかったでしょう?」私は聞いた。・・・・「それどころじゃなかったよ、出産は体力いるし、痛いのなんの・・苦しかったんだから・・・」って・・・おいおい、母よ・・私が産声を上げた時の感動はなかったのかい?「うんうん、泣いたな~って思ったよ」って・・・子は親を選べない・・・どうして、この親から、私みたいな立派な子が生まれてきたのだろう。今日だけは、そう自負させてほしい。明日からはまた、オチャメなプリシラに戻るから・・・。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする