今年は12月からずいぶんコンスタントに雪が降り続き、例年にない積雪量に
なってます。
記憶にある豪雪だった年は「56豪雪」、、、昭和56年です。
その時は、水源地が雪崩で埋まったりして近くの湧水に天秤棒で水を汲みに
いってもらったりしました。
今年はそんなことはないのですが、まわりにうず高く積み上げられた雪の山は
巨大なピラミッドとなって家の周り中に積みあがっています。
昨日これをいったんほぐす作業が業者により行われました。
こうすると解けるのが早いのです。
56年より違うことはあちこちに、雪の重みに耐えかねて折れ曲がったり、
傷んだりしている屋根を見かけることです。
56年より屋根の雪おろしなどをできる人が少なくなったということではないか
と思います。
昔はどこの家にも私たち団塊の世代の後継者がいました。
その世代の次の後継者は村にいない人が多いです。
女性の一人暮らしやお年寄りの一人暮らしは雪おろしが難しいです。
業者や請け負ってくれるところはありますが、どこの家にも平均に降りますので
需要が高まり、どうしても他人の家は後回しになります。
お金もかかるのでなかなか何回も頼むのは大変です。
雪おろしを円滑にしていないとついには屋根が折れてしまうのです。
屋根に上ってただ下におろせばいいという問題ではありません。
下に落ちた雪を遠くにどかさないと3~4メートルの積雪はすぐ軒に届く位の量に
なりますから、詰まってしまうと次の雪が下せません。
雪は何回も降りますのでこの繰り返しです。
下の雪をどかすのはもはや人力では無理でしょう。
ずっと気になっていた I 様の別荘、西側から重機が下の雪をほぐしましたら
倉庫の屋根の大きな雪の塊がやっと落ちました。本当にホッとしました。
こちら母屋もまあまあ安心です。↓
あとはここが何とかなればいいがと案じていますが、今のところ屋根は曲がっても
いないようです。
春になれば消えてしまう自然現象に大変なお金と人手ががかかっているものです。