酔いのせい。

先日実家に遊びに行った時、父が「居酒屋に『四万十川の鮎の塩焼き』ってポスターが張ってあったから、食べに行こう。」と言い出しました。
夫が「いいですね。鮎好きだから。今度行きましょう。」と安請け合い。
帰ってきてから、「いいの？」と聞くと「忘れちゃうんじゃない？」なんて無責任な事を言っています。

それから３～４日して父から不自由な口で（父は脳出血で２度倒れているので後遺症が口にも出ています。）「鮎、忘れてへんやろな・・・。」と電話がありました。
「覚えてるよ。大丈夫。連絡するよ。」と言うとガチャンと切れました。

そして昨日、こちらから誘う形で居酒屋へ。と言っても、夫がその後予定があるので一時間半ほどしか飲めませんが。
父は店に入ったとたんキョロキョロして落ち着かない。
どうしたのかと思っていると「鮎の塩焼きのポスターがない・・・。」
どうやら、そのメニューは終了してしまったようで、父が申し訳なさそうにしています。
「鮎がなくても、楽しく飲めればいいじゃない。」
父「おお。おお。」

父は歯も悪いのでなかなか物が食べられませんが、それでも嬉しそうにして、何かもごもご喋っては母から「まわりがにぎやかだから、あんたが何喋ってるか全然わからへん。」などと言われて。

そして帰るときバス乗り場までの道を、足も弱っている父と腕を組みながら歩きます。
ふと、幼い頃手をつないだ事や、胡坐の足の間にすっぽり入って歌を歌った事はあるけど、腕を組むのは初めてだなあと思いました。
初めて腕を組むのが、父の体を支えるためなのか・・・。

バスに乗り込む父と母を見送ったら、何でだか涙がポロポロでて止まらなくなりました。
意味が不明ですわ。

そして家で一人で飲んで悪酔いしました。

「テロリストのパラソル」読みました。

藤原伊織著。'95 江戸川乱歩賞、直木賞受賞作。

うらぶれたバーのアル中バーテンダー「島村」が遭遇した中央公園爆破事件。
「島村」には22年間、車爆破事件の容疑者として逃げ回って生きてきたという過去があった。
かつての恋人と友がその爆破で犠牲になるという偶然。自分の身に降りかかる黒い影。
容疑者として指名手配されながら、知性派やくざ「浅井」、かつての恋人の娘塔子と真実に迫る「島村」こと「菊地」。

面白かった！！
菊地俊彦は、長い逃亡生活でくたびれたアル中になってしまっているけど、根がスクッとたった大木のような人。
すさんだ生活の中でも人を思いやる心を持ち続けている。
やくざの浅井志郎は、やくざになりきれない心を持った、温かい色の鉱石のような感じかな。この人物像はかなり好きです。
この２人がなかなかいいコンビで。

結末は・・・
人は変わってしまう。。。。なんて単純な事じゃないなあ。
だって桑野が爆弾の作製方法を喋っていたとき、すでに壊れている感じがしたもの。
コンプレックスと屈辱と莫大な金を与えれば誰でも人は変わるかもしれない。
でも手に入らないものは破壊するという思考は誰にでも持てる思考じゃない。
結局桑野は変わるべくして変わった。
どんな過程を経てもあの結末に辿り着いたんじゃないかな。

読み始めると面白くて一気読みしました。
残念ながらこの作者は今年の５月に亡くなってしまいました。
他の作品も是非読んでみようと思います。

「めがね」見てきました。

夫が昨日までお休みだったので、「めがね」を観にいってきました。
立川シネマシティ。

映画の内容は・・・・。

これは内容をどうのこうの言うような映画ではないです。
どうぞ、癒されてください。

与論島のとても綺麗な海。
何もしない贅沢。
もたいまさこさんの笑顔。(これは時々怖かったりして。笑)
潮風に吹かれながらを飲みたくなることうけあいです。

６年ほど前に家族で与論に行った事がありますが、小さな島で、観光といってもたいしたものは無く、(いくつかありましたよ。ユンヌ楽園とか。蚊に刺されてものすごく腫れて大変だったなあ・・・)　ただ海と空を楽しみました。
ホテルのビーチのごく浅瀬で色鮮やかな魚に指を噛まれ、びっくりしました。
バナナボートで沖まで出てシュノーケリングをした時には、すごい魚の群れに大興奮しましたが、今度は次男が指を噛まれ、おおげさな彼の事、大騒ぎになりました。

そしてそして、なぜだろう？　与論で食べたものは、ホテルの食事はもちろん、町中で食べたグラタン、ラーメン、鶏飯。海の家で食べたクッパ、焼きそば、カレー、その他に至るまで　全て美味しかった
なんか不思議な島でした。

また行きたいなあ・・・。

幼友達とは四十年近いお付き合い。

昨日は小学生の時に亡くなったお友達のお墓参りへ。
幼友達３人と一緒です。
もう３０年以上続けているお墓参り。
私達はすっかり中年おばちゃんだけど、お墓の下で眠っているＮちゃんだけは11才のまんまだね。

そしてお定まりの

暑い夏を乗り切って生き延びてこられた事に感謝して「乾杯！」

近況報告から雑談、しょーもない話まで尽きることなく喋り続けます。

そんな中、Ｍの妹さんの２１になる娘さんが「若年性膠原病」を発症してしまったと聞き、驚き、さぞ心配であろうとご家族とお嬢さんの気持ちを思います。
原因の分からない難病だから治療というより、対処療法しかなく完治はむずかしいらしい。
この医学の発展著しい現代なのに、まだまだこういう病気で苦しんでいる方々がいるというのが不思議で理不尽で・・・。

その後、久しぶりの。
懐かしい曲達と、ほんの少しの今の曲を歌いまくり楽しみます。
「あの、南沙織の曲で大好きなのがあるんだけど、えっと・・・。どうもカラオケにないみたいで・・・。ああ、思い出せない！　なんか雨が降ってて、お茶を飲んでて・・・。」という私に「ああ、あったね。その曲私も好きだったよ。」とみな口々に言うけれど、だれもチラともメロディを思い出せない。
なんかノドに小骨が刺さったような感じでお開きとなりました。

そして今日突然思い出しました
♪いつも雨降りなの　2人して待ち合わすとき～♪・・・・♪あの恋の初めの日を誰かここに連れてきて欲しいの～♪だわ！
でも曲名が・・・・。

今も小さな小骨がノドにつっかかっています。

先祖供養。

お彼岸なので、例によってお墓参りのはしご。三ヶ所。
子供達は忙しくて、夫婦２人でお参りです。

慌てて出かけたのでお米を忘れちゃいました。

遠いお墓からでかけ、「すいません。おなか空いているでしょうに・・・。お米忘れちゃいました。お水をたんとあがってください。」と言い訳しながらのお墓参りです。
特に２箇所目のお祖父さんお祖母さんおじさんの眠っているお墓は、三柱同じ苗字のお墓が並んでいて、前回は間違えて隣のお墓にお参りしちゃった。
「毎度、そそっかしくてすみません。」と夫婦揃って頭を下げます。

そして夜は最後の先祖供養・・・ではなくて親孝行。
久～しぶりに私の実家に夫婦で行き、一泊します。
私が泊まるのは本当にいつぶりだろう。
という事は、いつも車で行っているので、もう何年も実家でお酒を飲んでいないという事です。

前もって「食べるものは買って持って行くから。何も用意しないで。たまにはラクしよう。お酒も持って行くし。」と言ってあったのに、「お料理用意してあるから、何も買ってこなくていいよ。お金使う事ないよ。」と電話がありました。
これじゃ、孝行にならないね。と私が言うと、夫が、「喜んでくれてる証拠だからご馳走になりましょう。」

老いて、何かぼそぼそと喋っては、私達の返す冗談に「ホッホッ」と実に嬉しそうに笑う父。あんなに自分のことばかり主張して頑固だったのに・・。
そしてすぐベッドで横になってテレビを見ては、夫の好きな野球の経過を教えに来てくれます。
ヒザの痛みが取れずにいる母も「私が動くからいいよ。」と言うのに、何くれと忙しそうに働いています。
軟骨にいいという「コンドロイチン」を買って持っていってあげたのですが、本当に申し訳なさそうに、「お金いいの？悪いね。」を繰り返します。

他人から「何があっても親は親だから。」などと言われると「私達親子の何が分かるの？！」と反発を覚えてしまう私ですが、老いた両親を目の当たりにするとまさにその言葉を思ってしまいます。
全てを水に流すのは難しいけど、今は気持ちのまま接していこうと思っています。

ミステリーは好き。歴史は苦手。ここがリンクすればなあ。

坂本竜馬を暗殺したのは誰だったのか・・・？
先日放映していた「本当にあった日本史サスペンス劇場」も面白かったけど。
なんか後半はサスペンスじゃなかったような。
でもスキだよ。こうゆーの。

そして今日・・・。
「新説！？みのもんたの日本ミステリー！・・・」
夫も私も実はこの司会者がとても好きではなくて、夫から見る事を拒否されてしまった。　だけどこの司会者の歌番組はみてたじゃん

そして夫が９時すぎに寝てからやっと見られました。
と言ってもミステリー好きなだけで、歴史に詳しくないので、すぐ内容は忘れちゃうんだけどね。

怨霊の代表格みたいな平将門が東京を守ってるって言うのもいいですね。この場合、悪霊をもってもっと強い悪から守るみたいな感覚ですかね。
信玄と家康は親子だったのか！？なかなか面白い説が披露されていましたが、「ほぉ～！」と思っても歴史に弱い私の事。多分根拠など忘れていて、生半可な知識を披露して笑われるのがオチか・・・。

一番驚いたのは、この現代の日本で、一般人立ち入り禁止、女人禁制、ここであったことは口外してはならない、などなどの不文律がまだ守られている島が存在していたこと

島の20％を調査した時点で八万点もの国宝が見つかり、未だ国宝になりえる物がむき出しでごろごろしている。
そこは「宗像大社」という社の神官が一人で守っていると言う。

驚きじゃありませんか？
それとも皆さんご存知でした？
海神なんて言葉も始めて聞きましたし。

それにしても女人禁制では、私は絶対足を踏み入れることが出来ないんだなあ。
入島の儀式で裸で禊をしなきゃいけないのも二の足を踏むけど・・・。

まだまだ日本でも不思議発見できそうですね。

ワンニャン、漁夫の利

ここのところ風邪気味のせいか、血圧が上がっているようで、肩凝りがひどく、後頭部がやけに思い。
それでも寝込むほどではないので、朝晩飲んでいる血圧の薬、実は精神安定剤の「デパス」を昼も飲んでいます。
これがとても眠くなっちゃうのよね。

特に一昨日は出かけて疲れていた上に、次男の帰宅が遅く睡眠時間が少なかったので、昨日のお昼寝はぐっすり眠りすぎ、長男が出かけたのも気づかなかったほど。

そして今日の早朝、一旦はワンコ散歩ので長男に起こされたのですが、その後またぐっすり
その間に長男がワンニャンに朝ご飯をあげたこと、起きてきた夫がまたワンニャンにご飯を上げていることを全然気づきませんでした。
つまり、ワンニャンは２度も朝ごはんをたべたわけで・・・。

長男には「シャワーするなら一言お父さんにメモしとけばよかったのに！」
夫には「えさ皿が洗ってなかったんだから、ご飯あげたってことでしょ！」
ワンニャンには「さっき頂きましたよ。太るから遠慮しますよ。くらい言いなさい！」(←これは無理か・・・。)

以前はちょっとした物音でもすぐ目が覚めたのに、これは薬のせいか年のせいか・・。

一日分の量の朝ご飯を食べたはずのワンニャンは、夕方になるとやっぱりお腹が空いたらしく、にゃ～にゃ～とおねだり。
すこーしだけ少な目のご飯をあげました。

でも昼食代と喫茶店代は自分で払ったよ。

お義姉さんから急に「買い物でも行かない？」とお誘いがありました。
出かけてみると、引越しのお手伝いのお礼がしたいと言う。
「お金は受け取ってもらえないだろうから、洋服でもプレゼントさせて。」

そんなつもりで手伝ったわけではないので、おおいに困ります。
「じゃあ、お昼ご飯をおごって。」と言ったけど、それだけではすまなそう。
こんな場合、私が遠慮していると、勝手に選んだ服を買ってくれてしまうので、それも困る。
んん～～。
それでは、何か一つ買ってもらう事にしましょう。

選びに選んで、少し長めのシャツを買ってもらいます。
感じのいいサラサラとした素材で着心地もいい。
試着をしている隙に、そのほかにＴシャツ(？)二枚も会計されていました。
たいした仕事をしたわけでもないのに、かえってスイマセンねえ。

そしてプラプラとあちこちの店を覗き、アジアンテイストの座椅子が安かったのでそれも買ってもらい、大枚を使わせてしまった。

困っている時はお互い様だし、私も暇してるんだから気にしなくていいのに。
妙に律儀なお義姉さんなのでした。

とても嬉しい一日でした♪

一週間ほど前次男に「誕生日の、なにがいい？」と聞かれて、しばし考えたけれど「特に欲しい物ってないなあ・・・。」と答えました。
欲しい物がないわけないけど、プレゼントして欲しい物が浮かばなかったんです。

結果、お誕生日家族飲み会の費用、子供達が5000円づつ、残りを夫が出すという事になりました。
なんか夫が得するだけみたいな感もあるけど・・・まっ、いっか。楽しく過ごせれば。

でも、「そうだ！私、帽子が欲しかったんだ。今のはもう使い込んで汚れてきたし型も崩れてきたし・・・。」

夫と長男にそう言うと「時すでに遅し。」と取り合ってもらえませんでした。
次男に言ってみると・・・
「いっよ～。帽子くらい買ってあげるよん。」となんともお優しいお言葉
嬉しいのだ

そして昨日の誕生日当日、2人で帽子を買いに。
欲しいのは夏物なので、もうあんまり売っていません。
３店舗くらい回り、次男のお薦めの帽子を買ってもらいました。
ちょっと私には可愛すぎる気がするけど・・・。気持ちはありがたく受け取って。
通りがかった千円ショップで、ワンコのお散歩用にいい靴があったので見ていたら「それも買ってあげるよ。千円だし。」
またまたありがとうございます。
持つべきものは独身貴族の息子だね。

そして夜は家族で
近くに新しく出来た「はなの舞」という居酒屋さんへ。
私は始めてだけど、海鮮が美味しいと言うので楽しみにしていました。
たしかに、お刺身美味しかった
鯨もいろいろあり、大好きな私は大満足
朝・昼ごはんも抜いてこれにかけていた長男は食べる！食べる！そして飲む
久しぶりに家族４人で楽しい夜を過ごしました

みんな、ありがとうございました

のぞむところさ。

三連休の初日だというのに、夫は友人とウォーキング＆飲み会へ。
長男は、結婚した友人の新居に遊びに。
次男は、バイクでブンブン「富士山まで行ってくるぜい！」

私はうちでワンニャンとのんびりするからいいもん。
ちょうど風邪気味だから、うるさいのがいなくて、ゆっくり養生できるってもんさ。
淋しくなんかないもんね
思う存分お昼ねしてやる～


あ、そうそう。
どうしても解けなかった「数独HARD」、夕べ次男がチョイチョイと解いちゃった。
ええ～！悔しい！
だから、今日はプリントアウトしてもう一度チャレンジ！
時間かかったけど、「できた！！」
まだまだあんたには負けないからね！