晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

先祖供養。

2007年09月23日 12時55分44秒 | 日記
お彼岸なので、例によってお墓参りのはしご。三ヶ所。
子供達は忙しくて、夫婦2人でお参りです。

慌てて出かけたのでお米を忘れちゃいました。

遠いお墓からでかけ、「すいません。おなか空いているでしょうに・・・。お米忘れちゃいました。お水をたんとあがってください。」と言い訳しながらのお墓参りです。
特に2箇所目のお祖父さんお祖母さんおじさんの眠っているお墓は、三柱同じ苗字のお墓が並んでいて、前回は間違えて隣のお墓にお参りしちゃった。
「毎度、そそっかしくてすみません。」と夫婦揃って頭を下げます。

そして夜は最後の先祖供養・・・ではなくて親孝行。
久~しぶりに私の実家に夫婦で行き、一泊します。
私が泊まるのは本当にいつぶりだろう。
という事は、いつも車で行っているので、もう何年も実家でお酒を飲んでいないという事です。

前もって「食べるものは買って持って行くから。何も用意しないで。たまにはラクしよう。お酒も持って行くし。」と言ってあったのに、「お料理用意してあるから、何も買ってこなくていいよ。お金使う事ないよ。」と電話がありました。
これじゃ、孝行にならないね。と私が言うと、夫が、「喜んでくれてる証拠だからご馳走になりましょう。」

老いて、何かぼそぼそと喋っては、私達の返す冗談に「ホッホッ」と実に嬉しそうに笑う父。あんなに自分のことばかり主張して頑固だったのに・・。
そしてすぐベッドで横になってテレビを見ては、夫の好きな野球の経過を教えに来てくれます。
ヒザの痛みが取れずにいる母も「私が動くからいいよ。」と言うのに、何くれと忙しそうに働いています。
軟骨にいいという「コンドロイチン」を買って持っていってあげたのですが、本当に申し訳なさそうに、「お金いいの?悪いね。」を繰り返します。

他人から「何があっても親は親だから。」などと言われると「私達親子の何が分かるの?!」と反発を覚えてしまう私ですが、老いた両親を目の当たりにするとまさにその言葉を思ってしまいます。
全てを水に流すのは難しいけど、今は気持ちのまま接していこうと思っています。