『幸腹グラフィティ』 Blu-ray 第1巻
4/24に『幸腹グラフィティ』のBD第1巻が発売された。第1巻のジャケットを飾るのはもちろん、主人公の町子リョウちゃん。やっぱり『幸腹グラフィティ』の第1巻はこうでなくてはね。幸腹の公式で確認したところ、第2巻はリョウちゃん&きりんとなっていた。ということはやっぱり原作同様、3巻以降も「リョウちゃんと誰か」という組み合わせになるのでしょう。原作と同様なら3巻は椎名さん、4巻は内木ユキちゃん、5巻は露子さんとなるわけだけど、内木ユキちゃんがアニメで本格的に参戦するのはBlu-rayでいうと第5巻(第10話)になるから、露子さんが4巻、内木ユキちゃんが5巻になる可能性もあるかな。そして、6巻は明さんか全員集合絵になると予想。(ここでおばあちゃんが来たら涙腺が崩壊する...。)
以下、特典について。
以前にミラクの感想記事(まんがタイムきららミラク 2015年 3月号 感想)でも触れましたが、アニメ第1話放送後に予約しに行ったので、早期予約特典でポスターが付いてきた。描き下ろしというわけではないですが、3人がそれぞれの料理を美味しそうに頂いているこのイラストには食欲をそそられます...w
お弁当箱にBlu-rayが収納されている...!!!
これぞ、『幸腹グラフィティ』仕様...!!!と言わんばかりのパッケージ。笑顔で鍋を持っているリョウちゃんのジャケットを開けると、そこにあるのはお弁当というね...w
パッケージからこういう遊び心というか、作品らしさを前面に出してくれると本当に嬉しいんですよね。言ってしまえばBlu-rayを購入するのは作品のファン層なわけですから、映像はもちろんこういうパッケージのところまでファンの気持ちに寄り添えるかどうかというのは結構大きいものだと思うんですよ。
まんがタイムきらら系列のアニメのBlu-rayパッケージで他に良かったと思ったのは『きんいろモザイク』のBlu-ray。1つのBOXでいつもどおりの(緑がかった)黒髪シノと金髪お姫様仕様のシノが拝めるという素晴らしすぎるBOXには感動したものです。(1つのBOXでと言っておきながら2つ購入してるのは気にしてはいけない。)
さて、中を覗いてみるとそこにあるのは原作者の川井マコト先生描き下ろしのリョウちゃん&きりん。しかも、裏面には「きりんの!」って書いてあるのよね。Blu-ray第1巻におけるお弁当はリョウちゃんがきりんのために作ったお弁当なのかなと思うと、あぁ......これが『幸せ』というものか...としみじみ思います。第2巻ではどんなお弁当箱になるのか楽しみですね。
原作好きとしては嬉しい川井先生の描き下ろし漫画入り16P特製小冊子。
特典のドラマCDもお蕎麦の話でしたが、描き下ろし漫画でもリョウちゃんや椎名さんの髪の毛がお蕎麦ヘアーになっていて、椎名さんなんて髪に卵乗ってるし、何このカオスな話...wと思っていたらきりんの夢オチで、前日にお蕎麦を食べたからってお蕎麦の夢を見るあたりにきりんの脳内がいかに食べ物のことで構成されているかがわかるオチになっていてさすがだなぁと思いました。「肉バック」のセンスはもはや時代遅れがどうこうというかそんな時代来てないでしょ...w まぁ、きりんらしいけどね。
小冊子には新房監督と川井先生の対談やリョウちゃん役の佐藤利奈さんのキャストインタビューも掲載。アニメの第1話を見たとき、リョウちゃんの部屋がイメージしていたより広いなぁと思っていたんですが、新房監督には「キャラクターにはあまり貧乏な部屋に住ませたくない」というこだわりがあるんですね。新房監督が言及している「ほかの作品だとハードなドラマがあって」というのはおそらく某魔法少女のことだろうけど、キャラクターには「家に帰ったときくらいはほっとして欲しい。」というのは作り手としての親心に似た感情があるのでしょう。
それと、リョウちゃんの性格は原作者の川井先生から来ているというお話も興味深かった。漫画に限らず、クリエイターの想いや主観が一番色濃く反映されるのはやっぱり主人公になるんだろうなぁと。
ひとしなめ(第1話)の複製アフレコ台本も付いてきました。やっぱり食事シーンを中心に読んでいたんですが、画面の様子について細かく書かれているので、映像と見比べながら読むとおもしろいです。
たとえば、きりんがリョウちゃんの部屋に来て一番最初に鍋を食べるこのあたりのシーン。台本では「汁をはふはふ 左手でパタパタ」とか「んっんっんっんっ 胸どんどん」って書かれてますからね...w 食事シーンに使われている擬音語が何ともかわいいです。
Blu-ray第1巻はひとしなめ『ほかほか、じゅわっ。~鍋・きつねうどん・おいなりさん~』、ふたしなめ『ふんわり、ゴガガガッ。~花見弁当・屋台でいろいろ・玉子焼き~』を収録。
メニュー画面はアニメ第1話と第2話の次回予告でも使われていたカット。メニュー画面にしておくと永遠と「しあわせグラフィティ」がリピートされる仕様はいいね!
映像の方で、とりわけ気になったところは1話と2話のEDの映像がアニメ放送時から変更されていなかった点。てっきり、Blu-rayでは完成したED映像verに変わるものだと思っていたけれど。
『幸腹グラフィティ』のアニメ放送はひとまず終わってしまいましが、アニメに関しては大満足の出来でした。人と人とのつながりのあたたかさを持ち味にしている原作の雰囲気をきちんと押さえながら、アニメオリジナルの要素を上手く取り入れることで綺麗に30分のアニメとしてまとまっていたのではないかと感じました。
大切な誰かを想って作るごはん、誰かと一緒にごはんを食べる幸せ、一見すると当たり前に思えるようなことだけれど、この当たり前なことってとても素晴らしいことなんですよね。『幸腹グラフィティ』の根底にある「食事がつなぐ家族や友達との絆」というテーマがアニメでもあたたかく描れていたと思います。まんがタイムきらら系列誌の中でも1,2を争うほど好きな作品なので思い入れがあるというのはありますが、きらら原作のアニメで最も良いアニメ化だったと心からそう思います。
4/24に『幸腹グラフィティ』のBD第1巻が発売された。第1巻のジャケットを飾るのはもちろん、主人公の町子リョウちゃん。やっぱり『幸腹グラフィティ』の第1巻はこうでなくてはね。幸腹の公式で確認したところ、第2巻はリョウちゃん&きりんとなっていた。ということはやっぱり原作同様、3巻以降も「リョウちゃんと誰か」という組み合わせになるのでしょう。原作と同様なら3巻は椎名さん、4巻は内木ユキちゃん、5巻は露子さんとなるわけだけど、内木ユキちゃんがアニメで本格的に参戦するのはBlu-rayでいうと第5巻(第10話)になるから、露子さんが4巻、内木ユキちゃんが5巻になる可能性もあるかな。そして、6巻は明さんか全員集合絵になると予想。(ここでおばあちゃんが来たら涙腺が崩壊する...。)
以下、特典について。
以前にミラクの感想記事(まんがタイムきららミラク 2015年 3月号 感想)でも触れましたが、アニメ第1話放送後に予約しに行ったので、早期予約特典でポスターが付いてきた。描き下ろしというわけではないですが、3人がそれぞれの料理を美味しそうに頂いているこのイラストには食欲をそそられます...w
お弁当箱にBlu-rayが収納されている...!!!
これぞ、『幸腹グラフィティ』仕様...!!!と言わんばかりのパッケージ。笑顔で鍋を持っているリョウちゃんのジャケットを開けると、そこにあるのはお弁当というね...w
パッケージからこういう遊び心というか、作品らしさを前面に出してくれると本当に嬉しいんですよね。言ってしまえばBlu-rayを購入するのは作品のファン層なわけですから、映像はもちろんこういうパッケージのところまでファンの気持ちに寄り添えるかどうかというのは結構大きいものだと思うんですよ。
まんがタイムきらら系列のアニメのBlu-rayパッケージで他に良かったと思ったのは『きんいろモザイク』のBlu-ray。1つのBOXでいつもどおりの(緑がかった)黒髪シノと金髪お姫様仕様のシノが拝めるという素晴らしすぎるBOXには感動したものです。(1つのBOXでと言っておきながら2つ購入してるのは気にしてはいけない。)
さて、中を覗いてみるとそこにあるのは原作者の川井マコト先生描き下ろしのリョウちゃん&きりん。しかも、裏面には「きりんの!」って書いてあるのよね。Blu-ray第1巻におけるお弁当はリョウちゃんがきりんのために作ったお弁当なのかなと思うと、あぁ......これが『幸せ』というものか...としみじみ思います。第2巻ではどんなお弁当箱になるのか楽しみですね。
原作好きとしては嬉しい川井先生の描き下ろし漫画入り16P特製小冊子。
特典のドラマCDもお蕎麦の話でしたが、描き下ろし漫画でもリョウちゃんや椎名さんの髪の毛がお蕎麦ヘアーになっていて、椎名さんなんて髪に卵乗ってるし、何このカオスな話...wと思っていたらきりんの夢オチで、前日にお蕎麦を食べたからってお蕎麦の夢を見るあたりにきりんの脳内がいかに食べ物のことで構成されているかがわかるオチになっていてさすがだなぁと思いました。「肉バック」のセンスはもはや時代遅れがどうこうというかそんな時代来てないでしょ...w まぁ、きりんらしいけどね。
小冊子には新房監督と川井先生の対談やリョウちゃん役の佐藤利奈さんのキャストインタビューも掲載。アニメの第1話を見たとき、リョウちゃんの部屋がイメージしていたより広いなぁと思っていたんですが、新房監督には「キャラクターにはあまり貧乏な部屋に住ませたくない」というこだわりがあるんですね。新房監督が言及している「ほかの作品だとハードなドラマがあって」というのはおそらく某魔法少女のことだろうけど、キャラクターには「家に帰ったときくらいはほっとして欲しい。」というのは作り手としての親心に似た感情があるのでしょう。
それと、リョウちゃんの性格は原作者の川井先生から来ているというお話も興味深かった。漫画に限らず、クリエイターの想いや主観が一番色濃く反映されるのはやっぱり主人公になるんだろうなぁと。
ひとしなめ(第1話)の複製アフレコ台本も付いてきました。やっぱり食事シーンを中心に読んでいたんですが、画面の様子について細かく書かれているので、映像と見比べながら読むとおもしろいです。
たとえば、きりんがリョウちゃんの部屋に来て一番最初に鍋を食べるこのあたりのシーン。台本では「汁をはふはふ 左手でパタパタ」とか「んっんっんっんっ 胸どんどん」って書かれてますからね...w 食事シーンに使われている擬音語が何ともかわいいです。
Blu-ray第1巻はひとしなめ『ほかほか、じゅわっ。~鍋・きつねうどん・おいなりさん~』、ふたしなめ『ふんわり、ゴガガガッ。~花見弁当・屋台でいろいろ・玉子焼き~』を収録。
メニュー画面はアニメ第1話と第2話の次回予告でも使われていたカット。メニュー画面にしておくと永遠と「しあわせグラフィティ」がリピートされる仕様はいいね!
映像の方で、とりわけ気になったところは1話と2話のEDの映像がアニメ放送時から変更されていなかった点。てっきり、Blu-rayでは完成したED映像verに変わるものだと思っていたけれど。
『幸腹グラフィティ』のアニメ放送はひとまず終わってしまいましが、アニメに関しては大満足の出来でした。人と人とのつながりのあたたかさを持ち味にしている原作の雰囲気をきちんと押さえながら、アニメオリジナルの要素を上手く取り入れることで綺麗に30分のアニメとしてまとまっていたのではないかと感じました。
大切な誰かを想って作るごはん、誰かと一緒にごはんを食べる幸せ、一見すると当たり前に思えるようなことだけれど、この当たり前なことってとても素晴らしいことなんですよね。『幸腹グラフィティ』の根底にある「食事がつなぐ家族や友達との絆」というテーマがアニメでもあたたかく描れていたと思います。まんがタイムきらら系列誌の中でも1,2を争うほど好きな作品なので思い入れがあるというのはありますが、きらら原作のアニメで最も良いアニメ化だったと心からそう思います。
賛否の多い食事シーンも見事に原作に負けない作画。表現力。
個人的には見事なアニメ化だったと思います。
原作のあたたかい雰囲気をきちんとおさえた本当に素晴らしいアニメ化でしたね~。アニメで続編は難しいかもしれませんが、原作は続いていきますし、これからも応援していきたいですね。