故郷は遠きにありて

降って湧いた問題にゆれる故郷を思う日々

おばあちゃんだって昔は

2011-10-21 08:13:06 | Weblog
昨日、孫娘を連れて商店街の真ん中にあるこども広場に行った。

いかにもやんちゃそうな機敏な動きをする男の子が近寄ってきた。「何歳?」と聞くと「3歳、昔は1歳だった、ほんで2歳になって、ハッピーバースディして3歳になってん」と得意げに話してくれた。

「おばあちゃんだって昔は1歳の時があったのよ」と言ってみればよかった。どんな反応しただろう?

子供ってほんとにおもしろい。

孫娘に「おしっこはどこでするの?」と聞いたら、最近はにっこり笑って大きな声でトイレをを指さしながら、「トイレ!」と言うようになった。でもトイレでしてくれたのはまだ1回きり。

木の箱

2011-10-11 10:06:17 | Weblog
お祭りも終わって静かな季節になった。あちこちの田んぼも刈り入れが済み、稲の切り株ばかり。木々の紅葉も始まろうとしている。

捨てられない物の一つに木の箱がある。お中元でいただいた素麺の箱や紅茶の箱など。いつも2個くらいは仕舞ってある。


ずいぶん前に「婦人之友」の愛読者の会(会員の間では「友の会」といった)で習った一閑張りのやり方でそれらの箱に和紙を貼り、CDケースにしたり、型開きの紅茶の箱は刺繍糸をしまうのに使っている。

今年の素麺の箱はミシン糸入れに変身した。昨年の和紙でできたカレンダーを貼り、柿渋を塗ったらどうにか見れるものになって、有効利用できて満足、満足。

記念の香り

2011-10-03 09:55:45 | Weblog
朝、窓をあけると、中庭の金木犀の香りが建物全体を包み込むかのように匂っている。

緑の小道も9月の末ころまでツクツクホウシが鳴いていたが、そのころから金木犀も咲き始めていた。今年は特に金木犀がどこに行ってもよく咲いている。

12年くらいに前に長男が金木犀の花が咲いているころに東京に引越しした。5年前、長女は金木犀の花の終わる頃に千葉に嫁いだ。

金木犀の香りは私にとって子供たちが自立して旅立った記念の香りである。金木犀の花が咲くといつもあの頃のことを思い出す。