北海道新幹線の駅名・信号所名が決定し発表されました。
起点である新青森側から以下の通り
新青森駅
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新中小国信号所:ここから在来線共用区間
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奥津軽いまべつ駅(現:海峡線津軽今別駅、津軽線津軽二股駅隣接)
↓青函トンネル
湯の里知内信号場(場所は2014年3月廃止の旧知内駅)
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木古内駅:ここまで在来線共用区間
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新函館北斗駅(現:渡島大野駅)
題名で微妙としたのは「新函館北斗駅」の事です。
信号所は営業上必要でも一般旅客にとって気にする必要がないので無視するとして、今回開業区間の北海道新幹線で設定された駅名は「奥津軽いまべつ」「木古内」「新函館北斗」の3つとなります。木古内は既存駅名、奥津軽いまべつはほぼ既存駅名ですから特段の問題は無いと感じますが、新函館北斗駅・・・あんたはダメだと思う。
新函館北斗駅は、函館市の陳情である新函館駅と、北斗市にあるから北斗って名前入れてという北斗市の陳情を単純にくっつけただけで、何のセンスもない名前だと思います。地名合体させるだけなら、百歩譲って函館+北斗で函館北斗駅にすれば良いんですよ。それを新なんてつけるからゴロがよくない。そもそも、日本を代表する鉄道である新幹線の駅名です。しかも、しばらくの間は終着駅として様々な場所で目にする機会が多いと思われる駅名です。それなのに、路線バスや地下鉄等の域内輸送を主とした交通機関にありがちな名前を付けてしまうのはどうかと思います。地域エゴを元に決定するのではなく、利用者にとってのわかりやすさや、知名度を元に決定して欲しかったです。
というか、この駅開業直後には新函館としか呼ばれなくなるのが予想されますね。駅のある北斗市の言い分は分かりますが、知名度を考慮すると全国的に知名度がある函館市(函館圏)に対し、北斗市なんてほぼ知名度無し(函館圏の一部でしかない)に等しいわけですから、いくら陳情されても無理矢理入れる必要は無いと思うんですよね。函館駅にしてしまうと既存駅や周辺、観光客への配慮に欠けますから、既存の新設新幹線駅でよくある新函館駅で問題なかったと思います。
新函館北斗駅の立地について書きますと、函館駅から函館本線を北上し17.9km地点にあります。現在は非電化区間ですが、新幹線開業に向け電化工事中で、新幹線開業と同時に函館駅との間にシャトル列車が運行される予定になっています。乗換は新幹線1番線と在来線1番・2番線が同一平面で乗り換えられるように配慮されますので、新青森駅での新在乗換よりは楽になると思われます。
東京駅から新函館北斗駅までの平均所要時間は4時間ほどでしょうか。新幹線と飛行機のシェア分岐点が4時間とされていますが、乗換を考えると空路利用の方が便利な場合も少なく無さそうな気がします。函館空港は比較的立地がよい空港というのも新幹線には不利かもしれません。もっとも、利用客の中で多数をしめるであろう観光客、特に団体ツアーは到着地からバス観光がほとんどでしょうから、立地はそれほど問題視されないかもしれませんね。逆に市内にしか用事がない用務客にとっては立地は重要だと思いますが。
北海道新幹線開業は2015年度末予定です。
以上、合成駅名は安易であまり好きになれない人の主張でしたw
”奥津軽いまべつ”は”いわて沼宮内””安中榛名”との乗降客数争いが見物(笑)
たしかに名前がいけてないです
都内まで路線がない状態の東北新幹線大宮に新東京大宮駅とつける感じでしょうか。東京への最寄駅ですが都内ではありません。しかし、全国的な知名度や立地を考えれば東京という感じです。もっとも、最近合併して出来た北斗市と旧大宮市(現さいたま市)の全国的な知名度など比べるまでもないわけですが(笑)
今後、「津」くらい短い駅は出ないものでしょうか。
函館と北斗で「函斗」でいいですよ、もう。
昔からある駅と違って、地域の利権(エゴ)を通さざるを得ないのが新駅ですからね。分かりやすければよいと思いますが、むやみやたらと長かったり、意味不明な合成、複合駅は分かりにくい要因になっていると思います。というより、市町村合併で付いた新しい名前の大半は、今までの地名を踏襲しないのでワケが分からない状況になっていて、それが駅名にまで波及してしまったという感じもしなくはないです。
新函館北斗は基本的に新函館って呼ばれると思うので、気にする必要は無いと思います。そう呼ばれても問題が起きないための”新”でしょうから(笑)