六弦研究所

ギターと歌と絵とお笑いと飯。たまに運動。

ばびったーーーー!!!

2011-01-10 23:03:00 | ノンジャンル
その瞬間ってのは
いきなりくるもんだ。

今日は弟が休み
という事が分かったので
携帯を変えるために
急遽久留米に
帰ったのだが、

用事を終えて、
適当に「帰るか…」と
向かった西鉄の津福駅で
元カノにバッタリ会った

俺が福岡にいた時
5年半付き合っていた人

俺が一番長く
一緒にいた人。

結構 離れたとこから
「あれ?もしかして…」
と気付いた。

近づくと
俺に気付いた彼女は
目を伏せた。

その一瞬では
声を掛けるべきか
掛けないべきか
答えを出せなかった。

気付けば無意識に
声をかけていた。

「お久しぶりです。」

と普通に声を
かけてしまった。

彼女も福岡にいるなら
そのうちに
会うかもしれないとは
思っていたが、
聞けばもう結婚して
今は中国地方にいるとか

たまたま帰った今日、
たまたま久留米の、
しかも津福の友達の所に
来ていたという彼女と
一日何本もある
電車のうちの一本を
同じ津福駅で待つという
有り得ない確率

事実は小説より奇なり

彼女は友達といた。

一人だったらもう少し
伝えたい事はあったが、
親父が死んだ事、
兄貴と弟が結婚した事は
何となく伝えたかった。

家族ぐるみの
付き合いだったので。

まあ、
彼女にとってはもう
どうでもいい事だろうが

早口で
何となくそれは伝えた。

もう彼女は自分の道を
前を向いて
歩いてるのだろう。

直接は聞いてないが
お腹には子供もいるよう
だった。
(超推測(笑)もしくは
 誰か人の話かも)

思ったより何を
話していいか
分からなかった。

言葉を咀嚼した。

でも、
彼女を泣かせてまで
東京に行っておきながら
何もつかめず帰ってきた
俺に、
「まだ歌やってるの?」
という言葉はきつかった

「うん、まあ一応ね」
とは答えたものの
俺のやってる事は
あの頃と何ら変わらない

そして変に離れた所に
座って、久留米駅まで
普通電車に乗り

別れ際にどうしていいか
分からず困った。

久留米で特急に
乗り換える時
特に言葉も交わさず
ホームを別れたが
きっとこれが
今生の別れだろう。

一人になって
やっと緊張が遅れて
やってきた。

というかめちゃめちゃ
ドキドキした。

ただでさえ最近心臓の
調子の悪い俺には
結構な負担だった。

それほど
自分でも気付かぬ程に
突然の再会にめちゃ×2
驚いたんだろう。

さすがに福岡に
向かう電車の中では
30分が一瞬に感じる程
色々と思う物があった。

そして
家に帰り着き、
古い携帯の電話帳を
新しい携帯に移す際
彼女のデータを
削除したのでした。

おしまい。


まあ、
幸せならよし。

俺も負けてられん!

いやー、それにしても
ばびったーーー!!


いきなり会うんだもん!