自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

なつたび_2012_5日目_1

★ リアルタイムレポはこの辺りから…
☆ サマリー版はコチラから…
※ シリーズトップはコチラから…

5日目 = 富良野 → 苫前 → 小平 → 北竜 → 札幌
 = (走行距離)400キロ/ (同累計)1,970キロ


朝晩は冷え込むまではいきませんが、快適な気温なのでグッスリと休めます。 従いまして、早起きをすることになりお宿の周りをグルッと散歩することといたします。

クルマの窓ガラスにはうっすらと霜が降りています。 そして、その脇を朝早くからトラクター(?)がドコドコと走り抜けます。



いやはや富良野の畑のど真ん中であります。



季節的には6月末から7月初旬だと花の季節で再考なのですが、お盆だと花の季節も終わり、牧草の刈り取りも結構進んでいるので少しだけ寂しい感じがします。



気持ちよくテクテクと歩き回る中で、本日の日程というのを仮組みしては、再び組み直す脳内シミュレーションを何回か繰り返します。



ほぼほぼ日程も確定させましてお宿に戻り、あらためて一回りしますと屋外でもリラックスできるスペースが楽しげに設定されているのが分かります。



荷物をあらかたまとめた頃に朝食の時間になりまして、同宿の皆様も食堂に三々五々と集まり出します。



朝ゴハンは典型的且つ正しい日本の朝ゴハンであります。 今日の予定などを話題にして楽しくゴハンをいただけるのが、旅人宿の楽しみのひとつです。



すっかり気に入ってしまった宿主サン&スタッフや同宿の皆様に軽く挨拶をして、ワシは早めに出発することにいたします。 我が相棒のベム坊はお向かいの農機具小屋でゆっくりと過ごせたようです。 オイルを追加するタイミングとも思いましたが、意外と減りが少ないのでちょっと先送りすることにして、エンジンを始動させます。 ふむ、8万キロあまりを走っているのに少しのヤレもなく安定したアイドリングを頼もしく感じます。



富良野から美瑛 → 旭川市街と走り抜けて、霧立峠の高速ワインディングを快走! クルマも少ないし実に楽しい時間デス♪
「絶対に無理ですよ!」
などと同宿の非熟練ライダーに断言されたルートをワシのほぼ読み通りの時間で日本海側へと抜けますと、怪しげな標識を発見します。



実は先般のばんだいの裏ツアーで某宿主サンが話題に出された吉村昭の熊嵐という三毛別羆事件を取り上げた本を久々に読んだのに触発されたのです。

その標識からしばし走りまして、苫前町郷土資料館を訪問いたします。



入り口を入ると羆にお出迎えいただきます。



予備知識なしに訪問しても「何これ?」という情景ですが、読後ですと「う~む」と呻ってしまいます。



ソコソコに見所のある資料館でしたし、事件に関するVTRなども観ていたので結構時間を取られてしまいます。 少し戻る感じで足早に海沿いに南下していきます。

ほどなく到着したのは小平の海水浴&食堂エリアで、目指すのはすみれデス♪ 同名のラーメン店もあるのですが、コチラは海鮮中心の店なのにラーメンもあったりするのでお間違いのないようにお願いいたします。

ソコソコの列の最後尾に並んでメニューを手にしていると、店のニイサンが、
「すいません、今日はムラサキウニの入荷がほどんどなくて、バフンウニがメインです。 でもって、うに丼はバフンウニでお願いします。」
などと曰います。 ちなみに、一般にはバフンウニの方が圧倒的に人気ですし、お値段も張るのです。
ちょっとしたやりとに後、バフンウニの丼にムラサキウニをトッピングして、半分だけ炙ってもらうというオーダーに落ち着きました(嬉)



いやはや…なんとも表現できないウニ丼の味です。 大変美味しくいただきました(爆) その昔々、どこぞで読んだ
「小丼に一杯の雲丹を夢中で食べたけれど味を表現することができず、ただ美味しかったという舌と喉の記憶だけが残った…」
という某作家の文章(詳細はいい加減)を思い出すばかりでした。



実はワシは雲丹を愛しているというほどではないのですが、相当な混雑してりう厨房の中からベストな組み合わせの雲丹が丼の上に乗っかってやってきたとしか思えませんでした(冗) まっ、諸条件が重なり、かなり上等なウニ丼を適価にていただいたということであります(旨)



さてさて、この後は札幌に御用がありますので足早に南下を続けます。 といっても、時間を計りながらの寄り道旅をするのですが、それは「5日目_2」に続きます。

しかし、この後も同じように「そんな時間で走れるわけないでしょうなどと」言われましたが、多少の齢を重ねても風神仕様の走りはイマドキの若いモンが追いすがれないくらい元気なのですよ(爆)

続く…

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

とも2
正解!
> B-1サン

思い出しましたが、CB1100でした。

当然ながら「すみれ」はラーメン屋という理解で大乗です♪ でも、コチラでは繁忙期には供されないという(疑)伝説のウニウニあぶりウニ丼をオーダーください。
B-1
多分
あの宿主さんの話はココだったんですね…
私も行って見たいですね。。。

「すみれ」と聞いてラーメン屋だと思った私はまだまだでしょうか?(汗)
ウニ好きの私にはたまらん映像です。
並んでるみたいですがどれくらい並んだんでしょう??

多分このネイキッドはH社の「CB1100」ではないでしょうか?
とも2
いやいや
> teruサン

一人では行かない方がよいみたいです…だって、資料館の入り口に(本物の)羆出没中って書いてありましたもの…

なかなか「食い出し」にコメできなくてゴメンナサイね(笑)
とも2
ハズレ!
> SS-Kサン

B社のGSではなくて、T社のタイガーですよ(笑)
ちなみにネイキッドは新CB系のナニカでした。

お問い合わせの件ですが…時間感覚は概ね一致しておいますものの、詳細に書くと遵法問題に発展しますのでノーコメントとさせていただきます。
とも2
雲丹
> ハマイカさん

雲丹が美味しいということはさておきまして、ハマイカさんも旅人宿に泊まるのですか?

夕茜宿は外人客も多いようなので、ハマイカさん向きかもしれませんね(奨)
とも2
えっ?
> なかたサン

遵法精神満載のワシを掴まえて「怖い」とは何事ですか(冗)

この秋からは北海道ネタの提供をお願いいたしますね♪
とも2
こらこら
> 特盛りカツカレーさん

三毛別羆事件は相当に悲惨なデキゴトなので、ちょっと違うかなぁ…でも、羆が来たらマジでビビリますよね(爆)

ちなみにメロンはいただきませんでしたし、さだまさしの曲が流れているような場所もパスしまくりです(笑)
teru
http://terusblog.blog3.fc2.com/
うぉ、「三毛別羆事件復元現場」なんてあるんですか!ここ、行きたい…。でも我妻&我娘にものすごく嫌がれそうなので、一人で行ける時にだな…。

情報、ありがとうございました。
SSーK
色々と
喜々たる走り、凄惨な再現場、二種ウニのコラボと楽しまれましたね!
小平町はキャンプ場で水平線への日没を見た思い出の場所(嬉)

農機具小屋にはB社のGS、K社のZZR、不明なネイキッドとありますが、皆どんなペースで走っているのでしょうか?
ところで私の脳内時間は富良野~小平町が3時間、小平町~札幌は2時間半ですが、兄さんはいかに?




ハマイカオリ
ウニ!!!
ウニがめちゃくちゃおいしそうです。
言葉にならないおいしさって一体。。。
あぶってあるのもいい感じですね。

それにしても、旅宿っていいですよね。
なんだか一体感がある気がします。
私も大好きです。
なかた
怖い…
来年の目標が増えました。
それはさておき、とも2さんの走りが怖い…
(*_*)
特盛りカツカレー
Noname
http://rmioh.blog.fc2.com/
こころなしか、クマがナグゴハイネガー!と登場してるように見えるのは気のせいでしょうか?。
富良野といえば各所でさだまさし攻撃を受けるところで有名ですが、メロンの試食は行かれなかったようですね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「旅や食 ~ 北海道」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事