リラックスして吹く。

やっと長いスランプから抜け出せた。

ビートは体の中で感じればよいんだな。身体の何処かでリズムを取れば、筋肉の収縮で身体のどこかが硬くなり、緊張が生まれる。リズムセクションに身体を委ね、そのビートの中に音を並べるだけで十分グルーヴするのだ。勿論、身体の中に強烈なリズム感が必要なのは言うまでも無い。ま、様々な実験の結果、これが理解できたのだけど。

この前の北千住のライブでは、身体中が緊張感を帯び、思うように出来なかったのだが、今日の渋谷でのライブは別人の様に身体が思う通りに動く。気持ちの持ちようだな。音色だってそれだけで随分と変わるもんだ。最近、クラシックを聴きながらロングトーンや基礎練習してるのも効果があるみたいだけど。

少しの間、思い切って仕事を休んで、そういう身体や精神の鍛錬をする修行に出ようと思っている。テクニックには脱力感が不可欠。脱力するには己の身体を知る必要がある。クラシックってそういう合理的な身体の動かせ方を熟知した上で音楽に結びつけるから凄い。僕は、ちょいとヨーロッパ的なアプローチと違う方法でそれを学ぶつもりだ。今年は脱力とテクニックの向上が第一目標。頑張らねば！