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ノエルのひとり言(不登校を乗り越えて)

娘の不登校を乗り越えられたからこそ見えてきたこと、感じたこと。
笑顔の毎日を過ごせますように!

私にできること

2008-03-03 10:11:00 | 不登校
親睦会のなかで、みなさんから、
「ブログ頑張ってくださいね。」と、声をかけていただきました。
こんな拙いブログですのに、ありがたいことです。

実は、去年の暮れあたりから、このまま続けていこうか、
どうしようかと、考えていました。
支援を卒業する時に、思いつきで始めましたが、
1年が過ぎて、そろそろネタ切れになりそうだし。(笑)

おかげさまで、娘は順調で、あまり心配らしい心配もなくて、
ここに書くことも、他愛も無い話が、多くなってきて、
ブログ名の「不登校」に、少し違和感を感じていました。

不登校の看板を下ろそうか。(大袈裟?!)
それとも、ココは、このままにしておいて、
別に、もうひとつ、ブログを立ち上げようかとか。

そんなことを考えながら、年末年始を、忙しく過ごしていたら、
メリーベルさんとかれんさんから、ブログを始められたと連絡をいただき。
私も頑張ろうという気持ちもあったけれど、
逆に、おふたりに、お任せしてしまおうかという思いもあったり。
ちょっと、モヤモヤしていました。

私は、どちらかというと、深く考えることをしないで、
自分の直感に従って、進んでいってしまう傾向があります。

だから、エンカレッジのホームページにたどり着き、
最初の電話をする時には、さすがに、勇気がいりましたが、
先生と、お電話でお話させていただいて、
“ピン”ときてからは、何の迷いもなく、先生を信じて、今に至ります。

けれど、みなさんのお話を聞いて、多くの方は、
一つ一つの事に、深く考え、悩み、
迷われるものだということが、よくわかりました。

あと、テンテンさんから、
「不登校ギミさんが、支援の申し込みを迷われていた時、
 メールとか、されたの?」と、声をかけていただきました。
「いいえ、ブログでのやりとりだけですよ。」と答えると、
「それで、決心されて、いい方向に向かわれたのは、
 すごいと思うし、嬉しいですよね!」と。

その頃の記事を探して、読み返してみました。
(去年の6月14日の、不登校ギミさんの記事と、
 同じ日の、このブログのコメント欄)

その時の記事は、こちら

私のコメントは、こちら

確か、これを書いた後、先生から、思いがけず、お電話をいただいて、
「えっ、私、何かやらかしたかしら?」と思ったら、先生は、
「ノエルさんに、そんな風に思っていただいてたのが、嬉しくて。」
と、わざわざ、伝えてくださったのでした。

私たちが、経験したことや、その時に感じたことを、
ありのまま、書いていくことで、
少しでも、気持ちを軽くしていただけたり、
勇気を出すことができたのなら、こんなに嬉しいことは、ありません。

というわけで、私は、今まで通り、
気ままに、ありのままを綴っていこうと思います。

誰もが、気軽にココを訪れ、
気兼ねなくお話できる場所にできたらいいなと思っています。

今回、支援を受けられた方たちとお話させてもらって、
私が感じたことは、みなさん、とても強いということです。
ひとりの人間としての強さを、どなたからも感じることができました。

不登校という苦しみの中から、ご自分の力で、先生にたどり着き、
それまでの子育ては、方向を間違ってしまっていたけれど、
自分の間違いに気付き、変わる努力をされていること、
さらに良い方向へと、一生懸命、頑張っておられることなどを、
聞かせていただけたのは、とても刺激になりました。

この出会いが、また私を、成長させてくれることでしょう。
(あっ、そのためには、自分の努力が必要ですけどね。)

このような、貴重な場を設けてくださった先生には、
心から、お礼を申し上げたいです。
ありがとうございました!!











支援卒業生の親睦会

2008-03-02 02:50:13 | 不登校
今夜も会議があり、晩御飯が遅かった上に、
娘が、2時頃まで起きていたため、
こんな時間になってしまいましたが、
まだ、興奮冷めやらぬ・・・の状態で、パソコンに向かっています。

娘の不登校でお世話になった、エンカレッジの先生から、
支援を卒業された方たちの親睦会のご案内をいただき、
今日、名古屋まで行ってきました。

先生とお会いするのは、1年半ぶりになるのでしょうか。
そして、思いがけず、訪問カウンセラーの先生とも再会でき、
あまりの感激に、悲鳴をあげてしまいました。
(もう、お会いすることもないと、ブログに書いたこと、
 読んでくださってたそうで・・・)
本当に嬉しかったです。

家に帰ってから、思わず、娘に、
「お姉さんに会ったよ。」と、言ってしまいそうな自分が、怖かったです。

参加された方は、以前、先生がまだ、
訪問カウンセラーとして入っていらっしゃった時に、
お世話になられたという、再登校から何年も経った方から、
復学して数ヶ月、今もまだ支援中という方まで。

経緯や今の状態、復学後の問題点など、
どれをとっても、みなさん、それぞれに違って、実に様々です。

今回、そういったお話を、たくさんお聞きできたことは、
私にとって、たいへん実り多いものでした。

人によって、感じ方や考え方が、違うことを、再確認し、
人の話を素直に聞けることが、とっても楽しいと思えます。
このブログに来てくださる方にも、
私の意見を押し付けてはいけないと、思いました。

みなさんと、お話すればするほど、自分の楽天的な、
ものの考え方を、自覚しました。
(まぁ、前から、気付いてはいましたが。)
深く考え、しっかり努力されておられる方たちに影響され、
私も、少しは、考え深い人間になれるでしょうか?

それにしても、これだけ状況が違う、たくさんのクライエントさんに対して、
的確で、きめ細やかな対応をしてくださる先生には、頭が下がりますね。
改めて、この先生とめぐり逢えたことに、感謝です。

参加されたのは、初対面の方ばかりなのに、全くそんな気がしなくて。
ブログを通してお話させていただいてる方とは、
まるで、古くからの友人に、再会したかのような、不思議な感覚。

いつまでも、話は尽きなくて、
でも、あっという間に、時間は過ぎていきました。
名残惜しい気持ちを抑え、「またお会いしましょう。」と約束して、
お別れしました。

もう少し、その余韻を楽しみたいと思います。
なので、詳しいお話、勉強になったことなど、
また、改めて書こうと思っています。
(なんせ、思いつき日記なので、いつになるかはわかりませんけど・・・)

そうそう、明日、いや、もう今日ですね。
2日の日曜日に、びわ湖毎日マラソンが、行われます。
我が家の前が、コースになっていて、テレビでも中継されます。

もしよかったら、「あんなところに住んでいるのだな~。」と、
感じていただけたら、うれしいです。

そういう私ですが、明日は、予定びっちりで、
観戦する余裕があるかは、わかりません・・・


結婚記念日だけど・・・

2008-02-28 09:43:01 | 不登校
こっそりと・・・
実は、今日は、私たち夫婦の結婚記念日です。
今更、お祝いするほどのことでもないですが、
一応、記念日ということで。

確か、去年も書いたけれど、
2月28日は、訪問カウンセラーのお姉さんに、初めて来ていただいた、
私にとっては、結婚記念日より、もっと大切な(?)記念日なのです。

娘も私も、大好きだったお姉さん。
今も、不登校のお子さんたちのために、頑張っておられることでしょう。

娘の、人なつこい性格もありましたが、
さすが、カウンセラーの方の、子どもを知り尽くした接し方で、
娘は、すぐに、お姉さんに懐いて、
来てもらえる日を、心待ちにするようになりました。

お姉さんは、娘と一緒に遊んで、心を開かせながら、
でも、しっかりと、娘の問題点を指摘してくださいました。

娘にとっては、「のんきなお姉さん」が、
実は、とっても繊細で、優しく、心配りのできる方だと、
私は知っています。

もう、お会いすることはないと思いますが、
私には、一生、忘れられない大切な人なのです。


週末の出来事

2008-02-25 09:56:27 | 不登校
週末は、実家へ行っていました。
お正月過ぎに、どうにか都合をつけて、帰省したものの、
その時は、とても慌ただしいもので、
まるで、娘のお年玉をもらいに行ったかのようでした。

やっと、家のほうが、少し落ち着いたので、
この週末には、ゆっくりさせてもらおうと思ったのです。
母には、申し訳ないけれど、しっかり休養させてもらい、
パワー充電して、夕方、帰ってきました。

そのまま、夜は、会議があって、遅くまで、バタバタと過ごし、
久しぶりに、パソコンを開けたのは、夜中になってからのことです。

明日は、楽しい記事が書けるかな~。
あら、せっかくコメントいただいてたのに、お返事、遅くなっちゃった。
他のみんなの更新、あるかな~。

と、ここで、衝撃を受けました。
私ひとり、なんて、のんきな週末を過ごしていたのでしょう。

メリーベルさんやかれんさんのブログを拝見し、いろいろ考えさせられました。

娘は、今、とても落ち着いています。
でも、それは、決して、娘にとって、生活のすべてが、
順風満帆だから、というわけでは、ありません。

家では、携帯電話や、塾への送迎の件など、不本意なことが、たくさんあります。
それでも、不満を言うことは、ずっと少なくなりました。

学校においては、我慢することだらけですね。
お友達との楽しい出来事もありますが、
気を遣ったり、距離をはかったりしながらの、
女の子同士の複雑な付き合いも、こなしています。

中には、「えっ!」と、私が言葉を失うようなことさえ、あったりします。
それでも、今のところ、自分で、どうにかできているようです。

実家の母に、その話をしたら、(もちろん、娘のいないところで)
「大丈夫なの?」と言われました。
余計な心配かけちゃったかな~と思いながら、
「うん、大丈夫だよ。今の○○なら、自分で、何とかしていけるから。」
と答えました。

今の娘を見ていると、本当に、そう思えるのです。
そして、もし、自分の力だけでは、無理だと言うのなら、
その時には、力を貸そうと思っています。

私が、こんな自信を持てるのは、復学支援の先生に教えていただいて、
親の対応を変えたことで、娘が強くなったと実感できるからです。
そして、その対応を、実践していくのに、
みなさんの励ましがあったからだとも、思っています。

なのに、私は、どうだっただろうと、考えてしまいました。

ここのところ、みなさんのお子さん、それぞれに、
体調不良での欠席を含む問題を、抱えておられるようでした。
でも、私は、大変だろうな~と思いながら、
安易なコメントをしていなかっただろうか?と・・・
怖くて、読み返すこともできませんでしたが。

ネット上で、意見を公表することの、重みを、改めて感じました。
自分で発する言葉に、もっと責任を持たなければと思います。

正直、ちょっと、臆病な気持ちも出ています。
でも、やっぱり、これからも、みなさんと共に、
学んでいきたいという気持ちに、変わりはありませんし、
不登校で苦しんでおられる方の、
少しでも、お力になれたらという想いは、消えていません。

今回の件に関して、私が、今更、何も申し上げることは、ないと思い、
コメントは、入れさせていただきませんでした。
どうぞ、お許しください。

でも、メリーベルさんとかれんさんのブログは、
記事およびコメントまで、じっくり読ませていただきました。
先生のお力で、軌道修正されたことを、ほっとするとともに、
自分自身を見つめなおす機会を与えてくださったことに、感謝します。



娘から母への手紙

2008-02-21 08:23:12 | 不登校
昨夜、探し物をしていたら、変なものを、見つけてしまいました。

娘が、不登校中に、私にあてて、書いた手紙です。
すっかり忘れていましたが、こんなところに、紛れていたんだな~

__________________

   お母さんへ

学校へ行きたくない理由は、
  おなかのこと
  しんどくなったらと思うこと
  給食がいや
くらいだけど、
「明日は、学校行くゾー。」と思っていても、
その日になると、
「やっぱり、いやだな~。」と思うから。
みんなが待っていることは、わかっている!

___________________


これを読んだ時、涙が出ました。
でも、これだけわかっているのに、
何で、学校に行けないんだろうという思いが、
強かったことを覚えています。

周りは、犯人探しをしたがります。
誰かにいじめられたの?
先生のせい?
などと、納得できる理由を求めます。

そんな中で書かれた娘の手紙。
あの頃の、娘の正直な気持ちだったのだと、
今なら、はっきりわかります。

ちょうど2年前の、2月21日は、
先生に、初めてお会いした日です。

初回のカウンセリングを受けるため、
主人と2人で、お会いしに出かけました。

あの日から、私の子育ては、再スタートを切ったのです。


心の傷

2008-02-15 10:20:50 | 不登校
今日も、寒い1日となりそうですね。
この寒さ、いったい、いつまで続くのでしょう。

娘は、小学校の時のことを思い出しては、話すことが、よくあります。

昨日のバレンタインには、「去年のバレンタインデーは、○○だった。」とか、
今年は、雪が多くて、小学校のスキー教室、無事に行けたと聞いて、
「去年は、雪なくて、中止だったし~。」などなど。

とにかく、何かにつけ、以前のことを思い出したり、
比較して、話してくるんです。

特に、6年生のクラスが良かったのか、
(単に、いちばん最近のことだからかもしれないけれど。)
6年の時の先生や、お友達の話が、出てきます。

娘は、6年生の5月に復学したので、
そのクラスには、途中からの参加(?)でした。
温かく迎えてくださった、担任の先生やクラスメイトには、
本当に感謝しています。

娘自身は、そのあたり、どう思っているのでしょうか?

見ている限り、自分が不登校だったってこと、
すっかり忘れているように、感じられます。
でも、昔のことを、よく記憶している娘が、
本当に、すべて忘れてしまったとも、考えられず。

娘の中では、過去のこととして、上手く消化されているのでしょうか。

娘さんが不登校を経験された方とお話していて、
「もうずっと昔のこと、それに今は充実した毎日を送っている。
 それでも、ふっと、そのことが、心の傷というか、
 コンプレックスになっているのかと、感じる時がある。
 特に、壁にぶちあたった時なんかはね。」
と、おっしゃっていて。
私も、どう返したらいいのか、わかりませんでした。

どんなに辛くても、本人が、そのことをしっかり受け止め、
自分の力で、乗り越えていくしかないのでしょうね。




他人の目

2008-01-20 02:26:13 | 不登校
お寺では、12月から2月にかけての、
寒さの厳しい時期(あと、7~8月という暑い時)に、
たくさんの行事が、集中してあります。

というわけで、今はとっても忙しい。
お参りの人が、おみえになるし、
接待や食事の準備のお手伝いをしてくださる方など、
家の中を、他人さんが、大勢出入りするわけで・・・

この前も、平日に大きな行事があって、
下校してきた制服姿の娘を見つけられたおばあちゃん、
「お嬢ちゃん、大きくならはったね~。」と。
(友達を一緒に連れてきてたので、どっちが娘か、
 わかっておられたのかは、疑問ですが・・・)

娘は、不登校だったころ、
学校へ行かないこと以外は、わりと普通にしていました。
けれど、よその人が出入りするときには、
自分の部屋から、一切出てきませんでした。
息を殺して、身を潜めるように・・・

学校があるはずの時間に、家にいることを、
人に知られたくなかったのでしょうね。
そういう私だって、娘が不登校だってこと、
隠しているわけではなかったけれど、
話題にしてほしくは、なかったですから。

あの頃、娘は、どんな気持ちで、
毎日を過ごしていたのだろうかと、
今でも、時々考えたりします。

同じ季節になると、余計に・・・ですかね~。








冬休み

2007-12-22 11:03:15 | 不登校
子どもたちにとって、イベント目白押しの、
楽しい楽しい冬休みが、やってきました。

中学に入ってから、ここまで、休まず登校できたこと、
(体調不良は、何度かあったけど。)
本当に嬉しく思います。
いろいろ不安も抱えていただけに、
ほっとしたというのが、本音かな。

2年前のことを考えると、
今の、この穏やかな気持ちが、いかに幸せであるか、
しみじみと、浸っております。

不登校の状態で冬休みを迎える・・・

しばらく学校のことを考えなくて済むという安堵。
3学期には登校できるんじゃないかという期待。
そして、このまま学校には戻れないかもしれないという不安。

何とも表現しがたい、複雑な心境でしたね。


昨日、娘は、現在、不登校中のお友達を誘って、
終業式の後、遊びに出かけました。

ブログの記事にしたあとも、何度か声をかけ、
会ったり、電話でしゃべったりしてたようですが、
2学期は、週に2日ほどの放課後登校を続けたものの、
みんなのいる時間に、学校へ行くことはできず、
あまり変化はみられなかったようです。

その彼女も、しばらくは、開放感が味わえるかな?
楽しい冬休みを過ごして、3学期には・・・
と、祈っていますが、なかなか難しいですよね。

すべての人が、幸せなクリスマスやお正月を過ごせますように!

復学支援

2007-12-11 18:13:45 | 不登校
小5の2学期に、不登校になった娘。

先生と初めてお会いしたのが、2月のことでした。

主人とともに、初回のカウンセリングを受け、
すぐに、復学支援をお願いすることを決めました。

そして、6年生の5月に再登校。

わずか3ヶ月で、娘は、学校へ戻ることができ、
中学生になった今、以前より、ずっと逞しくなった娘の姿がみられます。

先生とお話させていただく時、いつも感じるのは、
不登校に対して、ご自分の考え方や手法に、
強い自信を持っておられること。

たくさんの不登校のお子さんと接し、
再登校へと導かれてきた経験から、
生まれてくるものなのでしょうね。

それにしても、たった数ヶ月で、
あれほど学校へ行けなかった子どもたちが、
再登校を果たし、継続登校できるって、
すごいことだと思いませんか?

今現在も、不登校で悩み、苦しんでおられる方が、
たくさんいらっしゃいます。
(実際、私も、直接お話聞かせていただいた方が、数名います。)
私もそうだったけれど、みなさん、どうしていいのか、わからず、
迷っていらっしゃるんですよね。
その方たちに、こういう方法もあるんだよ、ってこと、
選択肢のひとつとして、伝えることができたらな~と思うんですけどね。

不登校といっても、事情はさまざま。
何より、親御さんの考え方も、いろいろです。
私自身は、復学支援をお願いしたこと、
本当に良かったと思っています。
けれど、誰もが、その考え方を、
すんなり、受け入れられるわけでは、ないのでしょうね。

なかなか難しいです。

いずれにしても、不登校で悩んでおられる方が、
少しでも、減ることを、願ってやみません。




代わりに答えないこと

2007-11-28 15:43:07 | 不登校
娘が不登校になる以前、確か4年生の頃だったと思います。
お腹の調子が悪くなったんだったか、はっきりとは覚えていないのですが、
とにかく、体調を崩し、けれど、かかりつけの小児科がお休みで、
近所の内科で診てもらった時のことです。

診察室に入り、お医者様が、症状を聞かれたのですが、
娘は、もじもじとして、何も答えず、私の顔を見るので、
代わりに、答えようとすると、
先生は、「お母さんには、聞いてませんよ。」とおっしゃって、
娘に向かって、「自分のことだから、自分で言えるでしょ?」と。
娘は、びっくりして、でも、頼りないながらも、どうにか症状を伝えていました。

あとで、娘は、「あの先生、怖いから、もう嫌だ。」と言って、
それ以来、その病院には行っていません。

学校へ行き難くなってからも、何度となく病院にかかりましたが、
いつも診察室へは、一緒に入り、
私が、代わって答えることが多かったです。

それが、不登校支援を受け始め、少し経った頃、
定期的に通っていた心療内科で、
娘は、ひとりでいいと言ったのです。

家族療法の効果ですね。

それまでは、私が側にいて、答えてしまっていたから、
娘は、自分で返事をする必要がなかったし、
それによって、ますます自分では答えられずに、
母親を頼るようになってしまっていたんですよね。

・・・と、娘と実母の話を聞きながら、
そんなことを、思い出していました。

もし、娘が不登校にならなくて、
私が、あのままの子育てをしていたら・・・
と、時々考えることがありますが、
想像しただけで、恐ろしいことです。