のっちはずっと隠していたことがあります。
チビのっちは小学生の途中から養護施設に入所していました。
高校生になって、施設を退所し、自宅へ戻ってきました。
理由や原因は色々ありますが、一言でいうなら、「虐待」ということになると思います。
複雑な事情ではあったけど、チビのっちは「虐待を受けていて、保護された」となると思います。
チビのっちに聞いたら、違うと思います。
「お母さんが病気だったから」
のっちが人に聞かれたら、
「チビのっちが発達障害のグレーゾーン児で、病気のある母親ではちゃんと育児ができなかったから」
と答えるかも知れません。
それでも、ひとくくりにしてしまえば、きっと「虐待」。
その事実に変わりはないでしょう。
別に、「虐待」を無かったことにするつもりはありません。
そんなことがあり、チビのっちが小学生の途中から、このブログはちょっと距離を引いたものになりました。
実際にチビのっちと物理的な距離があったからです。
週末は会ったり(面会)、家に帰ってきたり(外泊)していましたが、いつもチビのっちと一緒にいたわけではなかったので。
施設入所を隠していた理由は、チビのっちの個人情報に配慮したからです。
あまり詳しく書くと、チビのっちの個人が特定されてしまう。
そのことを恐れたからです。
チビのっちはまだ未成年の高校生です。
なので、もうしばらくは詳しくことは書かないつもりです。
いずれは、「その頃」のことを書きたいと思います。
チビのっちがグレーゾーン児で大変だったことをあまり書いていませんでした。
今はそれらのことが嘘のように穏やかなこと。
なぜ、そうなれたのか。
詳しくは書いていませんでした。
法改正があったので、来年の4月に、チビのっちは成人を迎えます。
神戸市では成人式は20歳になる学齢で行われます。
その頃になれば詳しく書けると思います。
大学を卒業してからのほうが無難でしょうか。
最近、のっち家はチビのっちが養護施設に入所していたことが嘘のように落ち着いています。
なので、告白しようと思いました。
正直、最近のこのブログは離婚前後のシンママ家庭の参考になってないと思っていたし、グレーゾーン児を持つご家庭の参考にもなっていなかったと思うので、少しずつ書いていけたら、と思います。
虐待は許されることではありません。
世間に許してもらおうとも思っていません。
私は、ただ、チビのっちの中で一区切りついていたとしたら、生きていけます。
世の中が虐待を許さない流れになっていること。
虐待する親から引き離して、保護する流れになっていること。
でも…
多くの親子関係はそこで断絶することなく続きます。
親子関係調整のその先…
その先をスムーズにすることが
本当の幸せのような気がします。
チビのっちの中では、「虐待」は無かったことになっているかも知れない。
でも、それでも、今やこの先を幸せに生きていけるなら、それも有りかと思います。
のっち家は色々なサポートを受けて、割とスムーズに移行できたような気がします。
チビのっちが今、精神的にとても落ち着いていること。
それがスムーズだった証のように思います。
のっちがのっちなりに頑張って、チビのっちが「虐待」を嘘にして、今があると思います。
チビのっちも頑張りました。
色々な事柄をたくさん我慢して、自分自身を変えて、成長して、今があります。
あのまま二人きりで生きていたら、このようにはなれなかった。
地獄の日々が続いていた。
なので、のっち家にとって「保護」は間違いではありませんでした。
この先の未来が明るいもので、未来が漠然と描けている。
これを幸せと呼ぶと思います。
のっち
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