悠斗の玩具系駄文日記?

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【ネタバレあり】STAND BY ME ドラえもん 2 感想

2020-11-24 20:08:01 | Weblog
というわけで水無月です。
鑑賞してきましたので、STAND BY ME ドラえもん 2ネタバレ感想いきます!


<あらすじ>
8月7日、誕生日でウキウキののび太だったが家に帰るとママに隠していた0点のテストを見つけられていて大目玉。
いつものようにドラえもんに泣きつき「僕は本当子供じゃないんだ」とまで言い出してしまう。
一方、ドラえもんは道具のメンテナンスのため壁や天井に重力ペンキを塗って天井に座っていた。
のび太は机の引き出しに隠していた他の答案を天井裏に隠すが、物置になっているそこから幼稚園の頃に使っていたクマちゃんの人形を発見する。
クマちゃんを直してくれたおばあちゃんとの思い出に浸り、会いたくなったのび太はドラえもんと共に過去へ。
おばあちゃんはあっさりとのび太が未来から来た本物だと信じ、のび太のお嫁さんが見たいと言う。
のび太はしずかちゃんとの結婚式を見せようとするのだが、念のためタイムテレビで当日の様子を見ると、大人ののび太は式場に来ていなかった…。
ドラえもんとのび太は大人のび太を連れ戻すために未来へ向かうが、予想もしない出来事が発生してしまう。果たして大人のび太はどこへ行ったのか。


<ストーリー面>
今回も前作同様、原作のいくつかの話をベースにしてはいますが、半分以上はオリジナル展開となっており、オリジナル作品と言っていい内容だったと思います。
原作部分の出典は「おばあちゃんのおもいで」「ぼくの生まれた日」「45年後……」の3本。
内、前者2本についてはほぼ原作通りの流れ。後者については登場する大人のび太がしずかちゃんと結婚する直前(本作の設定では25歳)ののび太で、入れかえロープを使って子どもの姿で昔を懐かしむシーンのみを抽出して使った感じですね。

さて、オリジナル部分。大人のび太が逃げ出したわけは、言ってしまうとしずかちゃんが結婚を決めた理由が「のび太をほっておけないから」というものだったため、自身を失くしてしまったから。
公衆トイレに入っていた大人のび太は、偶然のび太たちが過去から来たところに遭遇、タイムマシンで現代へ逃げ出してしまったのでした。
「のび太の結婚前夜」でしずかちゃんも結婚をやめようとしていたので、のび太が不安になってしまうのもむべなるかな。納得できる理由ではあります。
当然、最終的には式場に戻って無事結婚できるのですが、この過程がなかなかに波乱万丈。子供のび太と入れ替わって中学生に因縁をつけられたり、今回使用した入れかえロープが未来デパートから送られてきた試供品で1時間を過ぎると元に戻れなくなる欠陥があって記憶を全て失いかけたり…。

実際に鑑賞してほしいのですが、この中学生との悶着からラストまでの流れはなかなか良かったですね。
ジャイアンとスネ夫との友情が描かれたり、(大人のび太ですが)中学生に立ち向かう男らしい姿を見せたり、式場に戻ったのび太のスピーチ、おばあちゃんの願いを(原作と違って)ちゃんと叶える…と、このあたりは涙腺崩壊ポイントでしょう。
スピーチ中にジャイアンたちがちょっかいをかけて「うるさいよ」と返す微笑ましいやりとりがあったり、のび太の両親がおばあちゃんの存在に気付きそうになるのも良かったなぁ。
今回も泣かせにくるのは分かってたんですが、このあたりはたしかに感動的に仕上がっていましたね。前作の終盤が嘘みたい。

逆に前半の子供のび太が替え玉として式に出たり、中学生に追われるシーンなどが少し間延び気味かなぁと思ったり。序盤から張られる伏線も露骨すぎるかな。
中盤がやや中弛みしやすいというのはあるかもしれません。


<CG・描写>
CGについては前作とほぼ同じ。
ただ、のび太が服を引っ張られる場面でゴムみたいな描写になっていて現実味がないのが気になってしまったかな。

街中のCGについてはかなり良好。
未来世界はチューブロードなどがあって少し未来的すぎる気もしますが、音声認識の自動運転車が実用化されていたり、ジャイアンが受話器が付いたスマホを持ってたりするのは現実世界の延長線上にあるように感じられました。
逆に過去世界はのび太の部屋が現代より綺麗に描写されていたり、時の流れを感じさせる演出は良かったですね。
前作のようにタケコプターで激しく飛び回シーンはないものの、まぁ同じことを2度やってもね、という感じでしょうか。

道具の描写は前作同様、かなり未来的でかっこよかったです。
タイムマシンで移動する時にタイムトンネルが形成されていくのが特に印象に残りました。


<小ネタ>
今回も小ネタ要素はかなり多め。
冒頭から結婚前夜の大人のび太と前作中盤の現代へ帰るのびドラがクロスしたり、前述のメンテナンスしてる場面で前作に登場した道具が出てきたり、終盤のあるシーンで前作の映像が流れたりするので、前作を観ておくとより楽しめるでしょう。
他にも式場に来ないのび太を待つジャイアンたちのシーンで柱の電光掲示板に「国際あやとり選手権」だの「星野スミレディナーショー」だのといった表示が出ていたり。
どこでもドアで大人のび太のいる場所をサーチする場面は観終わってから『のび太の海底鬼岩城』のバギーの位置をサーチしたのを参考にしたのかな?と思うようになりました。
EDは前作のようなNGシーン集ではなくアフターエピソードの形式で、オチは『のび太と竜の騎士』を彷彿とさせてくれます。


<最後に>
前作であまり感動しなかったほうなので、今回も平凡なレベルかな…と思ってましたが、予想よりは悪くなかった。
ボロボロ泣けるような作品でもありませんが、大人のび太の視点に憧憬の念を抱くくらいには楽しめました。
下手に原作を使わずにオリジナルで勝負したほうがいいんじゃないかなぁ。


あ、そうそう。パンフレットは珍しくラストシーンまでネタバレしまくりですので、鑑賞前に読むのはやめましょう(笑)

今回は以上!


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