コロナ禍の中いかがお過ごしでしょうか。水無月です。
色々大変な昨今、健康には気を付けていきたいところです。今回は映画ドラえもん のび太の新恐竜鑑賞してきました。レイトショーだったこともあり、席もまばらで少し寂しかったですね。
気を取り直して!以下、若干ネタバレありなので注意。
まずはあらすじ
夏、大恐竜展に行ったのび太は毎度のごとく生きた恐竜を発見してみせると豪語。展示の発掘コーナーで卵の化石を発見し、家に持ち帰ります。
タイムふろしきで包んでみると、翌朝、双子の恐竜の赤ちゃんが誕生。「キュー」と「ミュー」と名付けたのび太は2匹を育てます。しかも2匹は宇宙完全大百科にも載っていない新種でした。
2匹を育てるため、ドラえもんの道具「飼育用ジオラマセット」で広大な遊び場を作ったのび太たち。
ジャイアン達に披露した後、2匹を元の時代へ返そうとしますが、間違えてジュラ紀に行ってしまったり、2匹と同じ種族はどこかへ旅立っていたりと前途は多難。
さらに5人を監視する謎の人物たちの影もあり…はたして一行はどうなってしまうのか。
今回のストーリーのテーマは「成長・進化」といったところでしょうか。
予告編でもやってる通り、空を飛べるミューと双子なのに飛ぶことができないキュー。作中何度も何度も練習しますが、ミューのように羽根を広げても飛べずに腕をバタバタさせるばかり…
もちろんクライマックスで飛べるようになるのですが、このキューが飛べるようになるのが物凄く重要な事柄で、なるほどと思いました。
冒頭の細胞が分かれて生命が多様化していくイメージ映像がここに結びつく壮大さにはなかなか唸らされましたね。
謎の人物たちの正体については途中から予想はできたのですが、ある意味いままでになかった展開で、なかなか新鮮でした。
新鮮と言えばタイムマシンに乗り込むシーン、いつもならみんなが一斉に机に入っていく流れですが、今回はタイムマシン側から5人が乗り込んでいく形で描かれていたり、今までになかった描写を取り入れようとしているのは随所に見られましたね。
それと、今回は色々と考証がよりリアルになったのも印象的。
間違ってジュラ紀に行ってしまった際、現代の地球とは空気濃度などの環境が異なるため保護用の探検服を出したり、過去作でも描かれた終盤の大災厄の描写についてもよりリアルに、残酷に描かれます。
他にもドラえもんがのび太に生き物を飼う覚悟を問う描写や、キューがなかなか物を食べなかったり体調を崩すなど育てるシーンもリアルに、細かく描写されていたのも印象的です。購入したペットを捨てる人に対して暗に批判しているようにも感じられました。
成長シーン冒険シーンともにじっくり丁寧に描写されますので、全体的に「濃ゆい」作品になっていると思います。伏線の回収の仕方も良かったです。
そしてスペシャルゲスト。〇〇〇の登場シーンは思わず泣きそうになってしまいました。ゲスト声優はもちろんあの人。短い出演でしたが、昔より上手くなってましたね。
他にも「チンプイ」のエリ様らしき女の子が出てたり、ドラえもんの押し入れに「あの」ドラえもんの写真?が飾られていたりと小ネタも相変わらず。色々探してみるのも面白いです。
映像・音響面はさすがの一言。
登場する恐竜のほとんどはフルCGなのですが、これが本当に美しく、絶妙に2Dぽさもあり、ドラえもんたちと合成されても全然違和感がありませんでした。
冒頭からこの恐竜たちが大音響で登場するので迫力満点の映像に仕上がっています。のび太が恐竜を撫でながら飛行するシーンなんかは巨大感とスピード感、セルアニメと3DCGの融合に数秒ながらすごく印象に残るシーンでした。
前述の大災厄の描写なども圧巻。大画面かつ立体音響での鑑賞をオススメしたいですね。
セルアニメ部分では予告でも見られるように夏を意識してか、さわやかな色使いが印象的。静止しているシーンがほとんどないのでは?というくらいよく動く印象。ギャグシーンで思いっきり崩したりと漫画的な表現も楽しかったです。
気になるだろう部分は「風化しないのか?」という点でしょうか。何が?というはネタバレなので、一応伏せておきますが…
まぁ、ここは「ドラえもんの道具だし…」という解釈しか出来そうにありません。気にしたら負け、ということなんでしょう。
のび太とキューの成長ストーリーという点ではかなり良い出来です。
とにかく描写が丁寧で美しく、さすが50周年記念作という感想でした。
毎度おなじみの来場者プレゼントはいつものプルバック入り人形ではなく、まんがBOOKという小冊子。5つのカラーから一冊が貰えます。自分はドラえもんカラーのブルー版でした。
内容は劇中に登場したキャラクターや恐竜、ひみつ道具の紹介といったパンフレット的な内容とフルカラー版の原作漫画4篇、ドラえもん50周年のあゆみの年表が掲載されています。永久保存版と言っていい内容ですね。
ちなみにブルー版の収録漫画は「恐竜ハンター」「野生ペット小屋」「超リアル・ジオラマ作戦」「ぼくを、ぼくの先生に」の4話でした。超リアル・ジオラマ作戦すごく好きなんですよね。F先生のマニアックさが出てて面白い一篇です。
さて、来年の映画ドラえもんは…!
・巨大な宇宙戦艦に攻撃されながら逃げる小型宇宙船
・土星のような輪のある地球型惑星
というわけで、ほぼ間違いなく「新のび太の宇宙小戦争」で確定のようです!
いや~思わず劇場で飛び上がりそうになってしまいました。最近はオリジナル作品が続いていたので、ここへ来てあの名作のリメイクか…!と、もうワクワクが止まりません。
来年は落ち着いて鑑賞できるよう祈りましょう。
でわでわ
色々大変な昨今、健康には気を付けていきたいところです。今回は映画ドラえもん のび太の新恐竜鑑賞してきました。レイトショーだったこともあり、席もまばらで少し寂しかったですね。
気を取り直して!以下、若干ネタバレありなので注意。
まずはあらすじ
夏、大恐竜展に行ったのび太は毎度のごとく生きた恐竜を発見してみせると豪語。展示の発掘コーナーで卵の化石を発見し、家に持ち帰ります。
タイムふろしきで包んでみると、翌朝、双子の恐竜の赤ちゃんが誕生。「キュー」と「ミュー」と名付けたのび太は2匹を育てます。しかも2匹は宇宙完全大百科にも載っていない新種でした。
2匹を育てるため、ドラえもんの道具「飼育用ジオラマセット」で広大な遊び場を作ったのび太たち。
ジャイアン達に披露した後、2匹を元の時代へ返そうとしますが、間違えてジュラ紀に行ってしまったり、2匹と同じ種族はどこかへ旅立っていたりと前途は多難。
さらに5人を監視する謎の人物たちの影もあり…はたして一行はどうなってしまうのか。
今回のストーリーのテーマは「成長・進化」といったところでしょうか。
予告編でもやってる通り、空を飛べるミューと双子なのに飛ぶことができないキュー。作中何度も何度も練習しますが、ミューのように羽根を広げても飛べずに腕をバタバタさせるばかり…
もちろんクライマックスで飛べるようになるのですが、このキューが飛べるようになるのが物凄く重要な事柄で、なるほどと思いました。
冒頭の細胞が分かれて生命が多様化していくイメージ映像がここに結びつく壮大さにはなかなか唸らされましたね。
謎の人物たちの正体については途中から予想はできたのですが、ある意味いままでになかった展開で、なかなか新鮮でした。
新鮮と言えばタイムマシンに乗り込むシーン、いつもならみんなが一斉に机に入っていく流れですが、今回はタイムマシン側から5人が乗り込んでいく形で描かれていたり、今までになかった描写を取り入れようとしているのは随所に見られましたね。
それと、今回は色々と考証がよりリアルになったのも印象的。
間違ってジュラ紀に行ってしまった際、現代の地球とは空気濃度などの環境が異なるため保護用の探検服を出したり、過去作でも描かれた終盤の大災厄の描写についてもよりリアルに、残酷に描かれます。
他にもドラえもんがのび太に生き物を飼う覚悟を問う描写や、キューがなかなか物を食べなかったり体調を崩すなど育てるシーンもリアルに、細かく描写されていたのも印象的です。購入したペットを捨てる人に対して暗に批判しているようにも感じられました。
成長シーン冒険シーンともにじっくり丁寧に描写されますので、全体的に「濃ゆい」作品になっていると思います。伏線の回収の仕方も良かったです。
そしてスペシャルゲスト。〇〇〇の登場シーンは思わず泣きそうになってしまいました。ゲスト声優はもちろんあの人。短い出演でしたが、昔より上手くなってましたね。
他にも「チンプイ」のエリ様らしき女の子が出てたり、ドラえもんの押し入れに「あの」ドラえもんの写真?が飾られていたりと小ネタも相変わらず。色々探してみるのも面白いです。
映像・音響面はさすがの一言。
登場する恐竜のほとんどはフルCGなのですが、これが本当に美しく、絶妙に2Dぽさもあり、ドラえもんたちと合成されても全然違和感がありませんでした。
冒頭からこの恐竜たちが大音響で登場するので迫力満点の映像に仕上がっています。のび太が恐竜を撫でながら飛行するシーンなんかは巨大感とスピード感、セルアニメと3DCGの融合に数秒ながらすごく印象に残るシーンでした。
前述の大災厄の描写なども圧巻。大画面かつ立体音響での鑑賞をオススメしたいですね。
セルアニメ部分では予告でも見られるように夏を意識してか、さわやかな色使いが印象的。静止しているシーンがほとんどないのでは?というくらいよく動く印象。ギャグシーンで思いっきり崩したりと漫画的な表現も楽しかったです。
気になるだろう部分は「風化しないのか?」という点でしょうか。何が?というはネタバレなので、一応伏せておきますが…
まぁ、ここは「ドラえもんの道具だし…」という解釈しか出来そうにありません。気にしたら負け、ということなんでしょう。
のび太とキューの成長ストーリーという点ではかなり良い出来です。
とにかく描写が丁寧で美しく、さすが50周年記念作という感想でした。
毎度おなじみの来場者プレゼントはいつものプルバック入り人形ではなく、まんがBOOKという小冊子。5つのカラーから一冊が貰えます。自分はドラえもんカラーのブルー版でした。
内容は劇中に登場したキャラクターや恐竜、ひみつ道具の紹介といったパンフレット的な内容とフルカラー版の原作漫画4篇、ドラえもん50周年のあゆみの年表が掲載されています。永久保存版と言っていい内容ですね。
ちなみにブルー版の収録漫画は「恐竜ハンター」「野生ペット小屋」「超リアル・ジオラマ作戦」「ぼくを、ぼくの先生に」の4話でした。超リアル・ジオラマ作戦すごく好きなんですよね。F先生のマニアックさが出てて面白い一篇です。
さて、来年の映画ドラえもんは…!
・巨大な宇宙戦艦に攻撃されながら逃げる小型宇宙船
・土星のような輪のある地球型惑星
というわけで、ほぼ間違いなく「新のび太の宇宙小戦争」で確定のようです!
いや~思わず劇場で飛び上がりそうになってしまいました。最近はオリジナル作品が続いていたので、ここへ来てあの名作のリメイクか…!と、もうワクワクが止まりません。
来年は落ち着いて鑑賞できるよう祈りましょう。
でわでわ
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